ゲオルグ
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Musical Fidelity A1とHarbethのスピーカーのマッチングに魅せられて、オーディオに深入りすることになりました。日記の頻繁な更新には自信がありませんが、少しずつ製品コメントもアップ…

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3つの部屋に各セットをこしらえてます。
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3つの部屋に以下のセットをこしらえてます。  〔自室:和室8畳〕  ★セット1 HARBETH HL-K6(スピーカー) MUSICAL FIDELITY F22(真空管プリアンプ) M…
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日記

宵桜にピアノ:ケンプとプレスラー

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2018年03月25日

このかた胃の調子があまり芳しくなく、
せっかちに早食いをしてしまうと、もたれたり痛んだりと
やはりもう若くはないので、暴飲暴食は慎まないといけませんね。。。
幸い潰瘍というほどではなく安心しましたが
医者で薬を処方されて服用すると、これがまたよく効いてしまいます。。。
そんな折、昨日、焼き肉屋に久々に行きまして
たらふく美味しい焼き肉をたいらげたのですが
現金なもので、上等の肉は胃にもたれないのです。。。笑

そんな何度聞いても、どんなにあびるように聞いても
滋養となり、もたれない音楽。。。のお話になるか?
このところ毎晩のように聞いているピアノソロ作品をご紹介します。

まず最初はメナヘム・プレスラーの最新作
『月の光~ドビュッシー、ラヴェル、フォーレ:作品集』 です。
http://tower.jp/article/feature_item/2018/02/01/1102



どんぐりさんの日記に触発されて、購入して以来、ずっと聞き続けています。
ボザール・トリオ(1955年結成)を解散後、
2008年からソリストとして活動を始め
なんだか「レジェンド」的存在のピアニストとして
リスペクトされることの多いプレスラー翁。
正直申し上げると、ボザール・トリオの時代の音楽は
存じ上げませんでした。。。汗

独特の「間」と「響き」を持つピアノだと思います。
なかには古いと感じられる方もおられるかもしれません。
テクニックをどういう観点でとらえるかでしょうが
超絶。。。もいいと思いますし、私も好きです。
精巧っていうのも必要なんだと思います。
でも今作のプレスラーは、そういう次元で聞けない感じがしています。
表現したいコアがご本人のなかではっきりしており
語弊がありますが、それ以外は頓着していない風情が感じられるのです。。。
聞き手に届けるべきものをしっかり届けてくれているので
それに身を任せようというふうに、なんだかこちらもなってしまうのです。
ちょっと不思議な感覚の音楽体験です。。。

続いては、ケンプの自身によるピアノアレンジの作品等が聞ける
『主よ、人の望みの喜びよ~ケンプ バッハを弾く
+平均律クラヴィーア曲集抜粋<タワーレコード限定>』
http://tower.jp/item/3932066/

これもパグ太郎さんの日記のレスにて教えていただいたものです。
このタワレコの再発盤は、3枚のLPを2枚組のCDに収録したもので
ここでとりあげたいのは特に
『主よ、人の望みの喜びよ~ケンプ バッハを弾く』(1975)です。



バッハのコラールを主にして、ヘンデルを1曲、グルックを2曲
ケンプ自身のアレンジによるピアノ演奏を聞かせてくれています。
平明なんだけれど、味わい深いというのでしょうか。。。
さんざんバッハと対話しつくした一人の音楽家が
ありがたくも遺言のように我々に残してくれた作品
という気がしています。
ケンプ翁がどういう経緯で、この作品を手掛けたのか
調べられなかったのですが、おそらくいつものように
遠い目をしながらピアノに向かい、坦々と弾いている姿が
想像されます。

一気に春めいて、今晩はお花見という方もいらしたでしょう。
私などはこの季節の急激な移り変わりに体も心もついていけなくて
なんだか昼間は気が急いてしまい、バタバタ落ち着かない心地で
暮らしています。
夜になると少し自分を顧みてみたい気になって
この2作品を聞いているように思います。
そんな心境の方?にはぜひおすすめしたい作品です。。。

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レス一覧

  1. ゲオルグさん

    今晩は。季節の変わり目は、心身共々ついていくのが大変ですね。特に、今年は寒暖差が大きすぎて。

    そういう時にケンプのバッハは心穏やかにしてくれる作品ですね。そしてプレスラーの新録音も。二人とも技巧とは別次元で表現している演奏家だということは仰る通りだと感じています。丁度、私もプレスラーの日記書いていた所で、この演奏に心惹かれるのは何故だろうかと考えていました。

    byパグ太郎 at2018-03-26 01:04

  2. ゲオルグさんおはようございます。

    お歳は存じ上げませんが私よりお若いと思います。ご自愛くださいね。私は40代のころストレスが原因で吐血した経験があります。幸い薬で全快しました。焦げた肉は危険ですよ!

    毎晩のように安らぎを与えてくれる演奏とは素晴らしいですね。
    94歳の師からもたらされる音楽はもはや悟りの境地でしょうね。
    私はケンプと言うとベートーベンが好きです。
    ”これがベートーベンだ”とのごとくの力強い演奏には驚きます。ベートーベンのピアノ協奏曲をポリーニ、ツィマーマンと比べると面白いです。私はツィマーマンが最も好きです。
    ベートーベンの強い情熱とその反面の音楽に寄り添う孤独な心情が感じられ私の最も好きな演奏となっています。

    byどんぐり at2018-03-26 09:02

  3. ゲオルグさん

    テーマを重ねてしまいゴメンナサイ。こちらにレスで書けるボリュームでなかったので、日記にしてしまいました。

    「宵桜」というのは純和風の美意識で、桜の華やかさと、宵闇の二つの側面を並置して、合わせて美しいと感じる心だと思います。そういう意味で、「もののあわれ」と通じる言葉だったので、この記事を拝読して、書きかけ日記と通じる所があり、大変嬉しかったです。そのことだけお伝えしたいばかりでの再レス、ご容赦下さい。

    byパグ太郎 at2018-03-26 19:30

  4. パグ太郎さん

    レスありがとうございます!

    パグ太郎さんのレビューも拝見して、自分の考えを煮詰めていくことができました。

    「世の中に絶えて桜のなかりせば…」という有名な歌を引いてくるのはちょっとためらわれますが、ざわざわした春のこのころは嫌いではありません。この歌もそうなのかもしれませんが、心乱れることを愉しむ態度というよりは、それがスーッと収まっていくときの感覚を愉しむ態度と言ったほうがいいのだと思っています。プレスラーのドビュッシーも、ケンプのバッハも、そういう境地に誘ってくれるので、とびきり素晴らしいと思えたのかな~なんて今考えているところです。

    でもこういう力は、やはり一朝一夕には身につかないものなのだろうとも思いますので、ディシプリンなどという言葉を引っ張り出してきました。ジャズピアニストのアーマッド・ジャマルについて前に日記に書いたことがあって、そのときのことを思い出したのですね。

    「間」について書いています。「余白の美」を心得ている我々には、優れた「間」は、音が鳴っているときよりも、むしろ素晴らしいと感じられるのだということ、演者同士のインタープレイ上だけでなく、聞き手とのインタープレイのようなものを許容する余裕に魅了されたことなどを書いていたのですが、それは「侘びさび」と通底しているところがあるのかもしれません。

    byゲオルグ at2018-03-26 23:16

  5. どんぐりさん

    レスありがとうございます!

    ストレスはこわいですよね。私も医者に「まあ、ストレスでしょう」っていわれましたが、キチキチせずにのんびり過ごそうかな~なんて思っています。

    どんぐりさんのプレスラーのご紹介がなければ、この日記が書けていたかどうか。。。感謝しています。
    そのときのレスで、どんぐりさんがおっしゃっていたショパンの演奏の力強さのお話を今思い出しています。あのスケール感もあってのドビュッシーっていう感じもありますよね。

    ケンプのベートーヴェンも力強いですよね。でもツィマーマンが最も好きとおっしゃる。。。そうなんですよね~。うまいものな~やっぱり。。。でもあえてケンプの魅力を語ってみるっていうのも一興かと、なぜかそういうことを最近しきりに考えるようになりました。。。

    byゲオルグ at2018-03-26 23:36

  6. ゲオルグさん

    ケンプの魅力について遅レス失礼します。

    私がポリーニやツィマーマンを聴くようになったのは最近です。
    音楽家でもある娘から「これ聴いてごらん」とプレゼントされたのがツィマーマン/バーンスタイン・VPOベートーヴェンピアノ協奏曲全集435467-2 これを聴いてツィマーマンに嵌ってしまいました。しかし同じツィマーマンのラフマニノフの1,2番では全く音楽が楽しめません。小澤征爾/ボストン響との相性がうまくないのではと思いました。
    ライトナーとケンプの相性はとても良いようですね。これぞ正統派の演奏!という感じです。

    今でもベートーベンの後期ピアノソナタや小曲集はケンプ版が多いです。

    byどんぐり at2018-03-29 14:19

  7. どんぐりさん

    おはようございます。
    再レスありがとうございます!

    >ライトナーとケンプの相性はとても良いようですね。これぞ正統派の演奏!という感じです。
    >今でもベートーベンの後期ピアノソナタや小曲集はケンプ版が多いです。

    そうなのですか。私はほとんどケンプのコンチェルトの演奏を聞いたことがなくて、ピアノソナタばっかりでした。。。汗
    昨夜、某所でライトナーとケンプのコンチェルトの演奏をすこし聞いてまいりまして、とてもいいな~と思い、DL版(CD1枚分ぐらいのお値打ち品でした。。。)ですが、14枚組のDGのコンチェルト全集を入手しました。これからしばらく聞きこめる音楽ができて愉しみです!

    ピアノソナタも良いですけれど、コンチェルトのケンプは、より躍動し、より深く浸透してくるピアノかな~と一聴して感じました。
    素敵なガイダンスをいただいて感謝しております。ありがとうございました!

    byゲオルグ at2018-03-30 07:27

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