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Musical Fidelity A1とHarbethのスピーカーのマッチングに魅せられて、オーディオに深入りすることになりました。日記の頻繁な更新には自信がありませんが、少しずつ製品コメントもアップ…

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日記

ピリオド楽器の浸透力:ファウスト+フライブルク・バロック「シューベルト八重奏曲」によせて

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2018年05月26日

ピリオド(古)楽器演奏っていうと、
私は「温故知新」という四字熟語を思い起こします。
一種の歴史主義なのでしょうけど
後半の「知新」が大事だっていうことはわかっているのに
まるで古都の街を散策するかのように
古いいわれの楽器のリストをながめ
モダン楽器にはない音色を愉しみ
「へ~昔はこんな感じだったんだ~」とまあ
私などそこでおしまいになってしまいます。。。
これでは「知新」のかけらもうかがえないですよね。汗

でもそんな私でさえ、これは「知新」なんじゃないかと感じた演奏の中に
フライブルク・バロック・オーケストラ(以下FBと略す)の
最近聞いたものがありました。
昨年ちょこっとレビューも書いています。
http://community.phileweb.com/mypage/entry/4053/20171001/57153/

届いたばかりのシューベルトの八重奏曲
http://www.eclassical.com/harmonia-mundi/schubert-oktett.html

メンバーは
「スリーピングビューティー」を奏でるイザベル・ファウスト
弦楽奏者はすべてFBやオーストラリア室内管のメンバー、
管楽器もFBでおなじみの
コッポラ(クラリネット)、ズヴァールト(ホルン)、ザフラ(バスーン)
といった、ピリオド楽器の最前線で活躍する奏者たち。とのこと



一聴してわかるのは
ひとつひとつの楽器の音の明瞭さです。
これは録音によるところもあるかとは思いますが
意図的にそう演奏されていると私には感じられました。
これはFBの他の演奏、たとえば同じシューベルトのシンフォニーでも
同様の傾向はうかがわれます。
でもアンサンブルがばらける印象がなく
むしろ強度が増しているというか
楽曲の骨太さがより感じられるようになっていて
オーケストラの小型版ではなく
八重奏曲なんである!という主張が伝わってくる演奏です。

また同じ八重奏でも
メンデルスゾーンの弦楽四重奏×2のような編成でない
この楽曲は弦と管楽器のからみのおもしろさがあると思うのですが
他の演奏よりもバランスとして管の音が大きめなような気がします。
たとえば90年代のベルリン・フィル八重奏団や
同じピリオド楽器編成による
ビルスマを中心としたアンサンブル、ラルキブデッリとくらべても
まだ大きめに感じられます。
管楽器が後ろに引っ込んで、弦楽器の音のなかに埋もれる感じは
ほとんどない印象です。
どの楽器も基本的に同じくらいの浸透力をもって
聞き手に伝わってくるのです。

またこういう合奏のなかから聞こえてくる
「スリーピングビューティー」は
個人的にはいちばん愉しめます。。。
終章の最後の溌溂ぶりを聞いていると
ファウストご本人もこういう演奏が好きなんじゃないかな~
と思わせるぐらいです。

とにかくここのところ
毎日このアルバムを通して聞くのが
日課となっている私なのでした。。。笑

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レス一覧

  1. ゲオルグさん

    ピリオド楽器でのシューベルト、面白そうですね。ピリオド楽器での演奏は、音色だけではなく、音程(音律)もピッチもモダン楽器とは違うので独特の感興がありますね。特にホルンは自然倍音になるのでハーモニーに浸透力のようなものを感じます。

    ところでファウストは、スリーピングビューティを使用しているのですか?彼女はモダンとピリオドでは別の楽器を持ち替えていて、ピリオド演奏では17世紀チロルの製作者ヤコブ・シュタイナーの楽器を使います。このアンサンブルではどちらだったのでしょう。

    byベルウッド at2018-05-26 19:42

  2. ベルウッドさん
    こんばんは

    レスありがとうございます!

    >特にホルンは自然倍音になるのでハーモニーに浸透力のようなものを感じます。

    なるほど、それでこの演奏でもホルンが素晴らしいと思わされたのか~。たしかピリオド楽器のホルンは演奏が難しいんですよね。でも上手に演奏できれば、ああいう良い響きが得られるってことなんですね。

    >ファウストは、スリーピングビューティを使用しているのですか?

    アルバムのクレジットを確認してきましたが、スリーピングビューティでした。それにフライブルクとの過去のアルバムでの共演(メンデルスゾーン・シューマン)では、いずれもスリーピングビューティでした。モダン・ヴァイオリンですものね。そうでした。。。
    でもそういう意味での違和感みたいなものは、私は感じませんでした。むしろそれを感じさせない演奏に、けっこう毎日感動しておるといった次第です。。。

    byゲオルグ at2018-05-26 22:31

  3. ゲオルグさん

    ありがとうございます。そうするとピッチはどうしているのかな。ピリオドとモダンのハイブリッドというのも楽しそうですね。

    byベルウッド at2018-05-27 08:59

  4. ベルウッドさん

    再レスありがとうございます!

    >ピッチはどうしているのかな。

    90年代のベルリン・フィル八重奏団とラルキブデッリとの聞き比べをしてきました。フライブルクはピッチがラルキブデッリより高いんじゃないかと感じました。。。ベルリン・フィル寄りという気がします。このへんは耳の良い方に追試験していただけるとありがたいです。汗

    仮にそうだとすると、スリーピングビューティにピッチを合わせているのかな~。ピリオド楽器をモダンチューニングするって一般的なのでしょうか?響きがちがうのはピッチのせいもあるってことなのかな~
    まったく気づいておりませんでした。。。

    byゲオルグ at2018-05-27 10:17

  5. 今日は。すっかり出遅れてしまいました。

    私もファウスト・シューベルトの組み合わせとあらばと、デフォルトで予約していて、ここの所、繰り返し聞いています。管楽器の参加した室内楽は、どこかお祭り的な賑やかさと、アマチュア的な長閑さが混在した、一種独特の楽しさがある所が好きですが、シューベルトのこの曲は、そういう雰囲気が盛りだくさん(特に最終楽章とか)の典型例ですね。

    ファウストも、何時もストイックさは抑え気味にして、純粋にアンサンブルを楽しんでいる様子で、彼女の別の側面を見た気がしました。

    もう一つ、この曲の好きな演奏が、ムローヴァなんですが、こちらも彼女らしくなく(?)、情緒たっぷりで甘め。この曲は、そういう効果があるのかもしれないと思ったりしています。

    ファウストは、スリーピング・ビューティにガット弦張って演奏することもあるので、今回もそうなんだと思います。

    byパグ太郎 at2018-05-27 15:33

  6. パグ太郎さん
    こんばんは

    レスありがとうございます!
    出遅れなんてとんでもないです。いろいろな方にこの演奏の魅力を語っていただけるのは、とても嬉しいです。

    >管楽器の参加した室内楽は、どこかお祭り的な賑やかさと、アマチュア的な長閑さが混在した、一種独特の楽しさがある所が好きです

    そうなんですよね。お祭り感はあるし、でも小鳥がさえずっている朝のさわやかさも感じられるところがあるし、「ディヴェルティメント」とは銘打たれていないけれど、確かに愉しいムードが充満してますものね。

    >この曲の好きな演奏が、ムローヴァなんですが、こちらも彼女らしくなく(?)、情緒たっぷりで甘め。

    某所で聞いてきました。ゆったりとしたテンポでのんびりして聞いてしまいました。。。バッハの独奏のときの様子とはちょっと違うようですね。でも個人的に、彼女の弾くバッハは、甘くはないですが、何と言いますか、情緒的に引きずられるところがあって、私はファウストの職人芸的なうまさより魅力を感じることが多いです。

    byゲオルグ at2018-05-27 19:03

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