Orisuke
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バブル世代の趣味人です。 オーディオと写真、山登りは趣味の3本柱で30年くらい下手の横好きをやっています。

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D58ESのニアフィールドリスニング?
D58ESのニアフィールドリスニング?
借家(戸建) / 専用室 / オーディオルーム / ~10畳 / 防音なし / スクリーン~100型 / ~4ch
単身赴任をいいことに、一軒家の貸家の一室を念願のオーディオルームにしました。しかも、「ど」のつく田舎なので音は出し放題。ただ、D-58にはちょっと狭いかな・・・・。巨大なヘッドホンの中にいるような、巨…
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日記

外盤A級セレクションのCD化(2)

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2016年04月25日

長岡先生の外盤A級セレクションのなかでCD化されたものについては、これまでも折に触れて紹介してきました。気がつくと結構な数になっていますが、それでもアナログ盤で選定の1割程度であり、また、それら全てのCD化が成功であったとは言えません。今回は、メジャーどころで未紹介のものを・・・。


モーツァルト交響曲全集
ホグウッド指揮・AAM 1978年−1985年
聖ジュード教会、キングズウェイ・ホールほか

以前のエントリーで、青いコゴミさんとやりとりしていた時に「オワゾリール」というレーベル名が登場しました。「そういえばデジタルになってから買っていなかったなー」と、オワゾリールの代名詞とも言える本全集を注文。

説明の必要が無いくらいの有名盤であり、録音も良かったために長岡先生が外盤A級に認定。アナログ時代はLP3枚ないし4枚のセットが7回に分けて発売されていましたが、高かったので貧乏学生の私はその中からシングルカットのように発売される抜粋盤だけを数枚買って終わりでした。本全集は19枚組で、何と5400円!天国のホグウッドが泣き出しそうです。

イタリア国内盤の輸入なのでライナーノートも英語無し。私はMozart con grazia(森下未知世氏のHP)などモーツァルト楽曲の解説ページを参照しながら聴いています。まあ、これは意外に楽しい。勘弁して欲しいのは、手抜きの極致とも言えるジャケ印刷。いくら何でも真っ白に文字だけというのは、ジャケットの絵画の美しさで定評のあったオワゾリールとは思えない(怒)。7000円でも良いから、当時のジャケを復刻して欲しいものです。

LP時代の音質は、高域の高い解像度と散乱するようなきらびやかな広い音場による爽快感が特徴的である反面、通奏低音が薄口でやや分解が悪く、長く聴いていると飽きる音質だったと記憶しています。ホグウッドの指揮も速めのインテンポで一貫しており金太郎飴的に聞こえる部分もありました。まるで、スーパードライの飲み過ぎでモルツやエビスを注文してしまうかの如く、ホグウッドの次にベームやクーベリックに手が伸びたものです。

本セットは、アナログ時代の良いところを残して、さらに低音の解像度やダイナミックレンジ、音像の明確さなどを大幅に改善してあり、総じて良好な復刻がなされています。ホールや録音環境もバラエティに富んでいるので、一概には言えませんが、1970年代のアナログ録音と1980年代のデジタル初期の差があまり大きく出ないことも美点。現代でも充分通用する音です。

意識的に比べればアナ/デジの差はあります。例えば、ハフナーの第一稿はアナログ録音、第二稿はデジタル録音。長岡先生によればレコーダー以外はほぼ同じ環境で録音されているようですが、低音の太さと帯域バランスでデジタル、中高音の解像度と木目細やかさでアナログ優位。全曲聴いたわけではありませんが、今のところ、録音・演奏面のベストバランスは第29番。アナログ録音で、低音から高音まで繊細に切れ込む爽快な音。音場はスピーカーの外側に広く展開し、音像も明瞭に定位します。古楽オケゆえ、DレンジとFレンジは程々。バックロードのみならず、フルレンジのバスレフやスコーカーの守備範囲が広い3wayでも快適に鳴らせるでしょう。

LP時代に感じることの出来なかった音の彫りの深さや、微妙なテンポの揺らぎを感じることも出来て、「本当はこんなに雄弁だったホグウッド。誤解してすまん」と懺悔。同じことを感じるリスナーの方も多いかも知れません。LPで全部買ってしまったベテランにも敢えてお勧めしたいと思います。

このDiskの「バックロー度」★★★★

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  1. おおーー!、これ安いんですね。
    私は8年前くらいにCDの全集買っていて¥9800
    でした。絵画のジャケット。それでも激安なんだけど。

    透明で明快なんだけど、たしかにちょっと飽きるような
    感じはありました。一説によると、わざと素っ気なく演奏
    していたんじゃないかと?。もともとオペラがはじまる前に
    お客さんを飽きさせないように生演奏でBGM流してたのが
    交響曲のはじまりだったから、だそうですが。

    LPはvol.7以外は買いましたよ。

    by青いコゴミ at2016-04-29 13:52

  2. 青いコゴミさん

    これ、驚異的に安いですよねぇ。

    けれど、私も9800円の絵画ジャケットの方が欲しかったです(涙)。ボックス開封して、真っ白なジャケットが出てきたときに、怒りを覚えましたから。「デッカさん、ホグウッドさんに謝りなさい!」と。

    LPのvol.7の部分は、初期のケッフェル番号無しや偽作も含めた落ち穂拾いでしたよね。このセットでは17枚目以降だと思います。この部分、初めて聴くものばかりで意外に楽しめました。「しかし、なんぼ天才でも8才や9才であの曲を書くか−?」「父ちゃんが書いてるわ、これ」と、うちの10才の娘のシュールな粘土細工を見ながら思ったりもして(笑)。こどもの夏休みの宿題を親がやってしまったんじゃないのかなー、と。

    byOrisuke at2016-04-29 14:41

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