Orisuke
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バブル世代の趣味人です。 オーディオと写真、山登りは趣味の3本柱で30年くらい下手の横好きをやっています。

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D58ESのニアフィールドリスニング?
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借家(戸建) / 専用室 / オーディオルーム / ~10畳 / 防音なし / スクリーン~100型 / ~4ch
単身赴任をいいことに、一軒家の貸家の一室を念願のオーディオルームにしました。しかも、「ど」のつく田舎なので音は出し放題。ただ、D-58にはちょっと狭いかな・・・・。巨大なヘッドホンの中にいるような、巨…
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日記

UDP205、来たっ!

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2017年07月30日

4年ほど前に、我が家で絶対の信頼を置いて10年以上使っていた某国産高級SACDプレーヤーのオーバーホール中に、リリーフ投入したBDP-95というわずか1/4の値段のペナペナの外国製ユニバーサルプレーヤーがあっさりと定位置を奪い取るという衝撃的な下克上事件が発生しました。それは、まさに国産機で固めた我が家への黒船到来でした。以後、OPPOのプレーヤーに心酔しBDP-105JP、105DJPLimitedとアップグレードを繰り返して来ました。

さて、4世代目にしてES9018SからES9038Proへ心臓部の大幅パワーアップ。8ch、32DAC処理能力4倍増という化け物はどういう音を出すのか?予定よりも半月早く入荷した我が205は、下取りされていく105Limitedと入れ替わりで本日到着です。

映像関係のレビューはすでに複数の方々がなさっていますし、我が家は音専門で使いますので、オーディオプレーヤーとしてレビューします。


サイズ的には105Limitedと大差なし。けれど、高級感は少しアップ!

まず外観ですが、UDP205の筐体はBDP105DJPLimited比で進歩した点と後退した点が相半ばします。内部構造はドライブ取り付け部などに進化が見られる反面、天板、底盤、脚にプロダクションモデルとチューンドモデルの差が出ています。脚は105DJPLimitedの高価なタオック製グラデーション鋳鉄までは奢れず、金属製ではあるものの品質はいまいち。防振ゴムが貼ってあるのもいただけません。細いネジが下側にのぞいているので外すのは簡単そうです。205では底盤も二重にはなっているので95や105ノーマルよりは遥かに良いですが、105Limitedの二重底の強度は別格。この辺りは値段を考えれば仕方ないところなので使いこなしでカバーする必要があります。



底板と脚はこんな感じ。105JPに先祖返りした感じですが、一応二重底+金属脚ではあります。

天板もビデオ回路の放熱対策として放熱孔の多数あいたパンチングメタルですが、ダンプしてあり鳴きはありません。WifiのアンテナがUSB外付けからやっと内臓になったことやリモコンにバックライトがついたことは隠れた嬉しい点です。Netflix などへのアクセス機能が削られたのも、個人的にはスッキリして良かった。面構えもシンプルで、鬱陶しかった前面の金色文字もほとんど消滅。本物感というか最強ユニバーサルプレーヤーとしての凄みが出てきました。


天板は穴が増えた?映像系回路からの放熱対策ですね。

これまで歴代OPPOプレーヤーを使ってきた我が家の環境にそのまま組み込んで試聴しました。電源周りはPSAudioPower Plantに自作5.5sq電源ケーブル(アコリバ)、脚はタオックTITE35Sで4点リジット支持、出力はアナログバランス出力(音専門で聞く場合は必要条件だと思います)、天板には錘の代わりに鉄の固まりのようなヤマハC2aを乗せて防振。長岡バックロードを大音量で鳴らすためのコチコチのカチカチ、高剛性無共振セッティングです。なお、ビデオ回路を切ってオーディオ専用機として使う場合は放熱は特に大きいわけではないので、天板に他の機材をスタックしても問題ありませんが、4K画像を見る場合は念のため避けた方が良さそうです。第一段階のエージングは最低6時間くらいは必要のようで、鳴らし始めはやや眠い音ですが現在進行形でグングン本領を発揮していきます。12時間でだいぶ落ち着いた感じになりました。

CD再生では、中高域にエッジを利かせ低域は量をやや絞ってローエンドまでソリッドに伸ばす高コントラストな音づくり(あくまで、我が家でリジットにした場合の音)であった105Limitedに対し、全く同一のセッティングで導入初日の205は中高域をやや絞って刺激的な成分を抑え、低域は相対的に持ち上げ超低域はロールオフさせた耳になじみの良いアナログレコード的な帯域バランスで対照的に聴こえます。アコースティック系に親和性のあるゆったり聴ける低重心の音で、今まで感じなかったプレミアム感すらあります。リジットなセッティングにしても鋭さやキツさが一切出てこないのは、エージング不足に加えて、基盤のフローティングなど振動対策が念入りに行われていることの証でしょう。スピード感やハードさを求める向きには、電源周りのチューニングとアンプ選択が重要になりそうです。

驚くべきは、音の質感の高さとS/Nの良さ。絵に例えれば線画+透明水彩の様に輪郭線の中に色が乗っていた105に対し、205は写真の様な無輪郭の音像が静寂の中から立ち上がります。これこそがこのプレーヤー最大の美点でしょう。特に、弦楽四重奏やチェンバロの質感の良さは歴代OPPO断トツのトップ。大編成のオーケストラも良いです。ただし、超優秀録音版でのジャズベース搔き鳴らしやピアノの左手の破壊的なエネルギーの様なものだけは105Limitedが上手。

高音がホールの中で減衰していく様子や弦の音の溶け合いは非常に美しく聞き惚れます。強調感の少ないスムーズな音なので音楽の流れが良く、全体としては、個々の音を聞かせる凄み重視の「オーディオマニア向け」の音というよりも、音楽に没入するための音づくりであり、値段が一桁違う高級機が持つ音の説得力の領域に入りこんだ感じもします。音がキツくて聴く気にならないCDが大幅に減り、いくらでも気分良く音楽が聴けてしまう音。SACDや24/192などのハイレゾファイルを再生すると、もう少しエグい音や汚い音も出てきて、よりリアリティが増すと共にオーディオオタク的満足度もアップします。

これからエージングでまた変わっていくでしょうが、まずは、オーディオ専用機としても105Limitedの枠を超えるモデルチェンジを果たしてくれた事を喜びたいと思います。

追伸:NASからWifi経由のネットワーク再生のクオリティは劇的に向上しています。

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レス一覧

  1. Orisukeさん

    205の「導入しました」日記が多数寄せられる様になりましたね (^_-)

    私、気がついていなかったのですが・・ 天板がスリットだらけになったんですね (@_@) oppoは95で止まった私。 アレにはスリットが無かった?記憶が。 確かファンだけだった様な。 205はファンが無くなったのかな?

    これは映像処理に多くの熱を発するかなのでしょうか? そう言えば、ウチのAVプリもプリとは思えないほどの発熱量! これも映像処理絡みなんですかね。


    しかし初めて知りました。 国産某高級モデルをあっさりBDPー95にし、105の二台を経て205とは・・ oppoがとってもお気に入りなんですね。 確かに数少ないユニバーサルモデルですから、様々なソフトを所有する身としては(Orisukeさんがそうかは存じてません)有り難い存在です。 また最近では(と言っても95以降)DACに気を配り、躯体や電源などの強化を図り更なる上を目指す辺りも共感を呼ぶ(=人気があり、売れる)原因ですね。

    私なんぞはUHDの映像視聴環境が整わないと触手は反応しないのですが、例え整ったとしても他社に期待は出来そうにアリマセンから(笑) oppoに落ち着いてしまうのでしょうかね。 好敵手(ライバル)がいないと言う事は寂しいことですね。


    お楽しみください (^○^) 来年には日本特別仕様モデルに買い替えですかね。

    byアコスの住人 at2017-07-31 07:25

  2. おめでとうございます。ようやくですね。
    結局おいくらで購入されましたか?

    bysinnkai at2017-07-31 09:29

  3. アコスの住人さん

    BDP-95はファンの音が結構うるさくて、オーディオファンには不評だったので、105からは筐体を大型化してファンレスになっています。天板や定番のスリットは205が一番多くて、上と下は穴だらけですね。SACDやハイレゾをいくら鳴らしてもほとんど熱くなりませんが、4Kやっておられる方は「熱い」と仰います。

    このシリーズは、音楽専用で使ってもディスクプレーヤー、USB-DAC、ネットワークプレーヤーと超多機能ですし、SACDマルチもやる気があれば出来ますから、楽しいですよ。

    パイオニアには、是非、もう一度対抗機を出して頂きたいですね。多分、この205がさらに発展するにはライバルが必要です。

    Oppo Japanは「Limitedは出す予定無し」と言ってはいますが、2年後には出ると思います。筐体だけでなく、オペアンプなどにも手を入れてES9038のポテンシャルをフルに引き出すような本社によるモデチェンかも知れません。

    byOrisuke at2017-07-31 10:27

  4. sinnkaiさん

    はい、ようやく来ましたよ。楽しいですね。昨日は12時間聴き通しでした(笑)。

    値段は、21マン円ちょっと、でした。

    しかし、店で聴くのと自宅のシステムで聴くのは大違いで、この機材に関しては家で自分のシステムに入れないと実力が全く分からないですね。値段からは想像出来ない音です。ビジュアルのコーナーだけで無くピュア・オーディオのコーナーにも積極的にデモ機を入れるべきではないかと以前から思っていますが、どの店もやりませんね(笑)。

    byOrisuke at2017-07-31 10:38

  5. Orisukeさん

    私と同じロットだったようですね。
    店まで近いので私は取りに行ってしまいましたが。

    byふかひれ at2017-07-31 11:46

  6. ふかひれさん

    わたしも、ふかひれさんの日記を拝見して、同じことを考えましたよ。

    ふかひれさんと私の日記、かたや究極のAV、かたや長岡教のコスパオーディオで、同じ機械のレビューとは思えないくらい幅が広いですねー。ユーザー層の広さこそ、UDP205の懐の深さを象徴しているのかもしれません。

    byOrisuke at2017-07-31 12:11

  7. Orisukeさん、

    205導入おめでとうございます。
    レポート、興味深く拝見しました。
    特に105JPLとのアナログ出力比較は非常に参考になります。
    105JPLオーナーの私にとっては危険な香りが漂っている感じですが…

    某販売店によると205は2ロット目も既にすべて予約済みでキャンセル待ちの状態だとか。かなりの人気のようですね。

    もはやマルチchハイレゾファイル再生DACとしてはほとんど孤高の存在なのでHDR対応ということもあって近い将来私もこれに行くことになりそうな予感が…(笑)

    byK&K at2017-07-31 20:02

  8. K&Kさん

    はい、とっても危険ですよー(笑)

    我が家の105JPLは、セッティングがやや特殊だったこともあり、標準的な音とは大分違っていたかも知れません。Fレンジ、Dレンジは目一杯拡大しましたが反面高域が強くなり、ケーブルやスーパーウーファーで強引にバランスを取っていた部分もあります。205はセッティングによるバランス変化が少なくなり、ハードなセッティングは音の安定性など全面的にプラス方向に出ているみたいです。

    205になって音の方向が、スーパーアナログやオープンリールのような良い意味でのアナログの特徴を意識して調整されているのかなと感じています。オペアンプの選択もコストの制限で大変なのでしょうが、大分頑張ったんでしょうね。従来とは違った方向の音ですので最初ビックリしますが、はまりますね、この音は。お陰で徹夜で聴いてしまい、凄く眠いです。

    お待ち致しております!(笑)

    byOrisuke at2017-07-31 20:20

  9. そうでしたか?
    価格交渉難しかったようで少し残念ですね。

    昔、105djpをトランスポートで使いdac64mk2とcecのdacにさしておりました。
    なんとも言えない広い音場は癖になりました。
    中々この感覚は安価なモデルでは難しいと感じました。

    今回の205もそのような傾向はありますが試しておりません。

    音楽の質的な傾向はやはりBDP、lx88よりマシという感じに聞こえます

    bysinnkai at2017-07-31 20:55

  10. sinnkaiさん

    価格交渉は、あちらは強気でしたねー。
    105JPLが80000円ということで、正味13万ちょっと。105JPLも一時的に中古市場に大量に出てきているので、下取り相場が下がるかもと言っていました。

    105JPはトラポとしても良かったですね。ただ、我が家ではPCを繋いでDACにしたり、ネットワークプレーヤーにしたりすると音の迫力や解像感が一段下がってしまうところもありました。205はHDMIだけでなく、この辺も手を入れた可能性があります。とりあえず、ネットワーク再生は良くなっていると感じました。

    トータルの音質は、105では出そうとしても出なかった音が楽々出ているので、絶対的なグレードとして205が上なのは間違えないと思います。DACの処理能力に余裕がある感じのきめ細かい音がしますね。

    あとは、使いこなしとエージングで好みのバランスに持っていくということになりますが、現状でもDisk次第でかなり「やばい」音が出ていますので、しばらくこれで様子を見ようかな(笑)。

    byOrisuke at2017-07-31 21:20

  11. Orisukeさん、

     初めまして。

      私も、205導入しました。当初、値段が落ち着いてからと思っていたのですが、視聴会で音を聞いて決めてしまいました。
      最初からなかなか良い音が出ていて、ポテンシャルの高さを感じます。

      既にご存知の方も多いかと思いますが、205に使用されいているES9038PROには、プリセットフィルターが7つあり、メニューの設定 → セットアップ → オーディオ出力設定の フィルタ特性で選べます。
      まだ鳴らし始めたばかりで試せていないのですが、下のリンクにインパルス応答の波形が出ていて、色々好みで選べそうです。

    http://www.easyaudiokit.com/bekkan/es9038pro/es9038pro3.html

      お気に入りに登録させていただきました。
      よろしくお願いします。

    byYokkun at2017-08-01 00:01

  12. Yokkunさん

    はじめまして

    このプリセットフィルター、面白がっていろいろいじってみたのですが「何となく変わるのはわかるんだけれど、じゃ、どこが変わったのって聞かれると困る」というレベルの変わり方なので、音の煮つめの際の最後の最後に隠し味に使う感じかなぁ、と思っています。

    このインパルス応答の画像は凄く分かりやすいですね。
    これが聞き分けられたらなぁと思いますが、多分、ブラインドでテストされたら全滅だろうなぁ。

    お気に入り登録させて頂きますね。これからもよろしくお願いします。

    byOrisuke at2017-08-01 00:18

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