Orisuke
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バブル世代の趣味人です。 オーディオと写真、山登りは趣味の3本柱で30年くらい下手の横好きをやっています。

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D58ESのニアフィールドリスニング?
D58ESのニアフィールドリスニング?
借家(戸建) / 専用室 / オーディオルーム / ~10畳 / 防音なし / スクリーン~100型 / ~4ch
単身赴任をいいことに、一軒家の貸家の一室を念願のオーディオルームにしました。しかも、「ど」のつく田舎なので音は出し放題。ただ、D-58にはちょっと狭いかな・・・・。巨大なヘッドホンの中にいるような、巨…
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日記

FE-208solをどう捉えるか?

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2017年09月12日

「そろそろ来ているかな?」と変な予感があり、FostexのHPを開いてみたら、やっぱり来ていました。FE-208sol! 値段35,000円(1本)で限定300本の発売。このご時世に採算度外視の激安で売り切れ必至です。



写真を見ると、センター部はラッパ型サブコーンで、コルゲーションエッジ、巨大フェライト二枚重ねのド迫力。FostexのBH用超強力ユニットの本家筋の出自。原点回帰の設計であることは明らかです。

FE208solは、技術的には前作FE203En-Sのマグネットを二枚重ねにした発展型であると同時に6N-FE208SSのESコーンによるリメイクとも言える機種になっています。M0は14.3g、Q0は0.15と超オーバーダンピング。能率は公称96dBの表示になっていますが、裸状態のF特は1kHz〜10kHzで105dBをキープし低域は200Hz以下でだら下がり、高域は1kHzから上で急激にレベルが落ちツーイーター必須。6N-FE208SSによく似ていますが、より山谷の少ない特性に見えます。低域をバスレフや密閉で持ち上げるのは恐らく不可能でバックロードか共鳴管以外には設計のしようがありません。

今回はメーカー純正のツーイーターT90A-superに加えて、完成品の専用箱もあるという念の入りようで、バックロードSPの音の世界を広く普及しようという意図がハッキリ分かります。100万円出して海外製のブックシェルフ型2wayを買う代わりに、この専用箱とツーイーターも含めて買っても約半額。浮いたお金でダンピングファクターの高いデジタルアンプとUDP-205を買えば、市販品では絶対に出ない強烈な音のするハイ・コストパフォーマンスオーディオシステムが約100万円で完成するわけです。

6N-FE168SS、FE203En-Sを使ってきた経験から、初めて大型バックロードの世界にトライされる方々に、またとないチャンスとして是非お薦めしたいです。音が現段階で聞けているわけではないですが、ほかの口径のsolシリーズ同様、従来比でより癖のない素直な音になっていることは予想出来ます。箱は、Fostex設計例のほかに長岡氏のD-7mkIIやD-55、D-57でも合いそう(ユニットの奥行きだけはサブバッフルなどで調整必要と思われます)。これらを自作すれば、シナ・アピトンやロシアン・バーチなど高級材をプレカットしてもらっても10万円強であがるでしょう。

ただ、これは私自身にとっては、結構微妙な代物になるかも知れません。現在私は長岡箱の最終型D58ESにFE208ES-Rを組み合わせて使っているので、ユニットを換装してもホーンロードがかからない、または中高域の表現性が大幅に変わってしまう可能性が捨てきれないからです。

確かに、208ES-RはFostexユニット群のなかで、本家筋ではなく分家の異端児ではありました。アルニコマグネット、純マグネシウムセンターキャップなど金に糸目をつけない豪華仕様で、D58ESのホーンを駆動するのに特化したかの様な作り込みは、もはや自作向け汎用ユニットの域を超えて進化の袋小路に嵌まり込んだ感もありました。ただ、愛用者はいまだに多く、販売終了から10年を経てユニット死亡の恐怖と戦っているマニアが数百人は存在するはずです。

この哀れな教徒達をFostexは殉教させるのか、救済するのか、それとも、このFE208solがメシアそのものなのか?買うべきか、買わざるべきか、そこが問題です。

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