Orisuke
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バブル世代の趣味人です。 オーディオと写真、山登りは趣味の3本柱で30年くらい下手の横好きをやっています。

マイルーム

D58ESのニアフィールドリスニング?
D58ESのニアフィールドリスニング?
借家(戸建) / 専用室 / オーディオルーム / ~10畳 / 防音なし / スクリーン~100型 / ~4ch
単身赴任をいいことに、一軒家の貸家の一室を念願のオーディオルームにしました。しかも、「ど」のつく田舎なので音は出し放題。ただ、D-58にはちょっと狭いかな・・・・。巨大なヘッドホンの中にいるような、巨…
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日記

最近の新譜から

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2018年04月27日

新年度の多忙に加えて、メータ/イスラエル・フィルの公演キャンセル、OPPOの撤退とガックリするような話題ばかりで日記を書く気力も失われ気味。元気なのは文春砲ばかり、というのは一体どういう世の中じゃい!と、文句の一つも言いたくなりますが・・・



in Watercolors (ひとひらの水彩)
松原智美(クラシック・アコーディオン)

2017年9月 エブノ泉の森小ホール
5.6MHz DSD (24/192 Editing) HQCD
P:小伏和宏
WAON Records

以前の日記で紹介した、日本のクラシックアコーディオンの第一人者、御喜美江(http://community.phileweb.com/mypage/entry/4063/20170321/55121/)のお弟子さんにあたる松原智美。フランスの作曲家、セヴラック(1872-1921)の「休暇の日々から(第1集)」をメインに据え、メラルティン、モーツァルト、シベリウス、細川俊夫、グリーグの小品で固める意欲的なプログラム。松原の手の内に入ったレパートリーから「懐かしさ」をテーマとして組んだもの。

細川の曲を除けば非常に聴きやすい曲で、休日の午後に紅茶でも飲みながらリビングに流しておきたい、心地よい音楽です。柔らかいアコーディオンの音色とコロコロ転がるような節回しに御喜とは違った松原の個性や人柄が見えて魅力的。テクニック的には恐らく凄まじいものなのだろうけれど、出てくる音を聴いている限りでは大変さを全く感じさせません。オーディオ的には、細川俊夫の「メロディア」が聴き応え抜群。低音から超高音までアコーディオン一挺で創り出される音の小宇宙のようであり、実に面白い。

音は御喜の「平均律」をも上回る超優秀録音。PureT Recordsの毛利忠晴氏が技術的な部分を担当しており、無指向AB式DCマイクロフォンというものを使用。適度に引き気味にセッティングして、直接音のシャープさとホールの良質な間接音をバランス良く取り込んだ録音は秀逸。CDなのにCD臭が全くしないリアルかつナチュラルな音。中低音のボディ感はこれまでのアコーディオン録音に聴かれなかったもの。近年の国内録音でもトップクラスの音だろうと思う。高能率フルレンジSPには格好のソース。

このDiskの「バックロー度」★★★★★



A Tribute to Prokofiev

想い出 Op.4-1
前奏曲ハ長調 Op.12-7
風刺(サルカズム) Op.17
束の間の幻影 Op.22
子供のための音楽Op.65
冬の妖精(「シンデレラ」からの10の小品 Op.97より)
愛を込めて(「シンデレラ」からの6つの小品 Op.102より)

ウラディミール・フェルツマン(Pf)

2017年4月、ワイアストン・レイズ、UK
P & RE: Adrian Farmer
NIMBUS ALLIANCE  CD-R

近年、ニンバスからバッハ、ショパン、シューベルトをはじめピアニストの王道とも言えるレパートリーを続々と出しているフェルツマン。音の強さと深みの両立、テクニックの切れなど、ギレリスを彷彿とさせる現代のロシア系ピアニストNo.1、と個人的には思っています。

この人のプロコフィエフには、冷徹さ、屈折性、子供のような無邪気さが同居します。まさに、作曲者そのもののイメージであり、聴き応え満点。一曲当たり僅か数分の小品から、プロコフィエフのオリジナリティが立ち上る様は見事。最近のプロコ弾きによく見られるエキセントリックな弾き方とは真逆のアプローチで、テンポは遅めで噛みしめるように弾いているのに曲の本質がストレートに表現されてくる不思議さ。この人は本当に、プロコの音楽が血肉のようになっているのだと思います。

ニンバスのパッケージメディアはCD-Rなので、再生出来るプレーヤーは限定されますが音質は良好。巧妙なマイクセッティングでピアノのシャープな打撃音と胴鳴りを上手く捉えています。音の線はやや細身なものの、プロコフィエフの独特の屈折感が音のイメージと重なり好印象。

このDiskの「バックロー度」★★★★

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レス一覧

  1. orisukeさん

    CDのご紹介、首を長くしてお待ちしておりました!

    偶然ですが、ここ数週間プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲 にハマっておりまして、硬軟取り混ぜて色々聴いておりました。タイムリーな記事有り難うございます。フェルツマンとプロコフィエフ は組み合わせとしては全く想定外でしたが、配信でチェックした所、良いですね。

    無邪気、冷徹、屈折の同居というのは言い得て妙です。この不思議な感覚をどう言葉にしたものか、悩んでおりました。

    所で、商品番号NI6361もCDーRなのでしょうか? 某所ではaudio CDの表記がありまして。

    byパグ太郎 at2018-04-27 20:40

  2. パグ太郎さん

    こんにちは
    最近のフェルツマン、髭も髪も真っ白になって、ダンディーなオジサンと化していますね。

    演奏も「大人っ」という感じで、良いですね。引き出しが多いのにとっちらからず、設計がしっかりしているのに即興性もあるという、背反したものが同居する深い音楽だと思います。はまりそうな予感(笑)。

    ニンバスは、タワレコのHPで確認する限り全部CD-Rとの表記があります。しかし、実際の商品を手に取ると普通のCDにしか見えず、メーカーも「CD」としか表示していませんし、UDP205に入れてもCDの表示しか出ません。少なくとも、CD-Rに音楽ファイルをコピーした物ではなく、通常の音楽CDの形になっていますので取扱はあまり気にしなくても良いのかもしれませんね。

    byOrisuke at2018-04-28 12:18

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