Orisuke
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バブル世代の趣味人です。 オーディオと写真、山登りは趣味の3本柱で30年くらい下手の横好きをやっています。

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D58ESのニアフィールドリスニング?
D58ESのニアフィールドリスニング?
借家(戸建) / 専用室 / オーディオルーム / ~10畳 / 防音なし / スクリーン~100型 / ~4ch
単身赴任をいいことに、一軒家の貸家の一室を念願のオーディオルームにしました。しかも、「ど」のつく田舎なので音は出し放題。ただ、D-58にはちょっと狭いかな・・・・。巨大なヘッドホンの中にいるような、巨…
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日記

最近の新譜から

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2018年06月18日

ワールドカップも始まり、眠れない日々が続きますねー。久々の休日、サッカーの試合の合間に新譜を聴いています。今月は、豊作です(嬉)。


プロコフィエフ ピアノソナタ
ラヴェル 夜のガスパール
シベリウス 13のピアノ小品(抜粋)
バルトーク ピアノソナタ

リカ・ビビレイシュビリ(Pf)
Kupferhaus, プラネック(ドイツ) 2017年録音
P & E: Robert F. Schneider
Farao classics(B108099)

東欧系の若手女流演奏家が席巻するクラシック界に、またも登場、という感じの舌を咬みそうな名前。今回は、「ビビレイシュビリ」というジョージア(グルジア)出身ミュンヘン在住のピアニスト(1988年生まれ)のデビューアルバム。現在、ザルツブルク・モーツァルテウムで大学院生をしているらしい。両端をプロコフィエフとバルトークのソナタで固め、真ん中にラヴェルとシベリウスというヘビー級のプログラムは充実感あり。抜群のテクニックと、スケールの大きな曲の捉え方、東欧系ならではの力強い打鍵など魅力あるピアニスト。バルトークやプロコフィエフの複雑怪奇な響きが見事に分解されて綺麗に提示されるのに妙な快感を感じる。

録音はオンマイクで大きめの音像。ピアノの反射板の共鳴音を避けてハンマーにフォーカスしたマイク配置で、左手の動きが明快。分解能が高く、Fレンジ、DレンジともCDとしてはかなり広く取られ、これで中低音の厚みが加われば最高。24/96のファイル再生ならもっと良いのかも。大型BHでの鳴りが良いソフト。

このDiskの「バックロー度」★★★★


Duex
プーランク ヴァイオリン・ソナタ
ドホナーニ コッペリアからのワルツ
バルトーク ヴァイオリン・ソナタ
ラヴェル  ツィガーヌ

コパチンスカヤ(Vn)、レシチェンコ(Pf)
MC2、グルノーブル、2017年録音
P & E: Peter Laenger
Alpha 387

若手演奏家の中でも「ブチ切れ度」の高さで独走状態のコパチンスカヤ。聴くたびに「そ、そこまでやるかぁ」という赤裸々な表現は、若かりし日のクレーメルが可愛く見えるくらいエキセントリック。この盤は、そうした彼女の個性と曲の特性が見事にマッチした名盤。「コパチン節」は冒頭のプーランクから炸裂。もともと激しい曲調なので、まるで彼女のために書かれたオリジナル曲のように響き説得力大。最後のツィガーヌは、別の曲を聴いているくらい独自性の高い表現。コパチンと堂々と渡り合うピアノのレシチェンコもかなりの「剛の者」と見た。この二人、面白過ぎです。「東欧もの+フレンチ」というのは女流若手と相性が良いのだろうか?今回紹介の二枚はどちらもこのパターンで、テクニックと情念が同居した凄い演奏になっている。

録音はコパチンスカヤの乾いたヴァイオリンの響きをしっかりと捉えているが、ピアノの方は響きが多めで分解能はさほど高くない。Dレンジはほどほど、音像も左にVn、センター後方に大きめのピアノと普通だが、中高音にアルファらしい「スッピンの美しさ」がありフルレンジSPに好適な録音。録音現場の写真によると、録音場所のMC2はスタジオでは無く小規模のコンサートホール。ヴァイオリンとピアノに1組ずつペアマイクをあてがい、これにアンビエンスを付加している5chのシンプルな構成。ピアノは反射板の響きを多めに取り込むように高めの位置にセット。録音手法と出てくる音の関係が分かりやすい。

このDiskの「バックロー度」★★★


ビクトリア:聖週間のための音楽(テネブレ・レスポンソリウム)
スティレ・アンティコ

All Hallows' Church, Gospel Oak, 2017年録音
E: Brad Michel
仏 Harmonia mundi (HMM902272)

ア・カペラの驚異的な美しさに圧倒された「レクイエム」の作曲者、トマス・ルイジ・デ・ビクトリア(http://community.phileweb.com/mypage/entry/4063/20161220/54046/)。フランスHarmonia mundiから新譜が出てきたので、音の良さも期待して購入。これは、レクイエムに負けず劣らず美しい。スティレ・アンティコは初めて聴いたが、一人一人のテクニックが非常に高い合唱団。女声が特に見事。

最近、個人的にはいまいちだったBrad Michelによる録音。今回は、外盤A級の常連であった仏HMの面目躍如で、素晴らしい音質。個々の歌手の定位はピンポイントで音像は極小。声は直接音とエコーの分離が明瞭で、ホールトーンはそれなりに多く入っているが直接音を濁らせることは一切ない。メインマイクとアンビエントの使い分けが巧みなのだろう。声は自然で硬質さが無い。音場は横に広く、高さはそこそこ。音場感の良い小口径フルレンジに特にお薦めのソフト。

このDiskの「バックロー度」★★★★★

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レス一覧

  1. Orisukeさん

    今晩は。また、**シュビリの登場ですね。ネットでチェックしました。重い打鍵とスピードと精緻さの全てが共存していて、尚且つこの爽快感。即、ポチリました。ご紹介有難うございます。この国の女性奏者は皆、こうなんでしょうかね。

    コパチンスカヤ・レスチェンコはお好みだろうと思っていました。当方は、流石にシンドクなって癒し系のフランスお嬢様デュオに逃げてしまったのは日記に書いた通りです。

    どちらのケースでもフランスと東欧は不思議なつながりを感じるのは、全く同感です。

    byパグ太郎 at2018-06-18 19:40

  2. パグ太郎さん
    こんにちは
    ビビレイシュビリ、これから期待しちゃいますね。
    テクニックは物凄いのにそれをひけらかさず、ひたすら曲の構造を正確に表現する方向に集中しているように感じました。女ギレリスになって欲しい(^^)。ジャケット写真はかなりケバいので、誤解が生じそうですね。

    コパチンさんは、まあ、いつものアレですので・・・(汗)。わたしも、元気なときでないと、聞き通せません。今回は、個人的には気に入りました。

    byOrisuke at2018-06-19 12:16

  3. Orisukeさん、はじめまして。

    いつもソフト紹介楽しみにしております。
    今回の最後にご紹介のスティレ・アンティコを聴きながらコメント書いております。
    録音だけでなく合唱も曲も良いですね!
    今日はapple musicからmanにair playというプアな環境ですが、それでも十分な程の録音です。
    今度ショップに行ったら購入しようと思います。

    今後も色々なソフトの紹介楽しみにしています。では。

    bykanata at2018-06-22 00:06

  4. kanataさん

    はじめまして
    気に入って頂けて良かったです。
    ビクトリアの曲は、レクイエムもそうなのですが、ポリフォニーの効果を表現を派手にするために使うよりも、もっぱら深みを持たせる方向に使っているように思います(作曲年代を考えると凄いですね)。これに上手いコーラスと上手い録音が合わさると、得も言われぬ感動的な音になって、聴きながらトリップしそうになります。

    オーディオの試聴記、楽しく読ませて頂いています。これからも宜しくお願いします。

    byOrisuke at2018-06-22 02:06

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