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オーディオに興味を持ってからいつの間にか35年。 波はありましたが、細々と続けています。 この趣味って奥が深くて本当に面白いですね。 <現有システム> CDプレイヤー:PRIMARE CD…

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オープンバッフル2wayプロジェクト⑥(ウーハー到着)

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2020年02月03日

皆様こんばんは。

長期間滞っていた当プロジェクトですが、ネットワークプレイヤーやDACを新調したり、業務多忙にて本腰を入れられなかったりして、なかなか手を付けられませんでした。

最近ようやく再開の目処がつきましたので、少しずつ記事を綴っていきたいと思います。今回は連載第6回目ですが、誰も内容は覚えていらっしゃらない筈ですので、とりあえずは下記さえ目を通して頂けると助かります。

オープンバッフル2WAYプロジェクト②(ウーハーの選定)

「安く、簡単に作れて、良い音のするオープンバッフルスピーカー」というのがこのシステムのコンセプトです。
現時点では80%程度の完成度といったところでしょうか。音質については、方式そのものが持つ長所もあれば、宿命的な短所もあります。ただ結果的には、コストを上回るものができたとは思っています。

当プロジェクトの最も大きな強みは、通常のスピーカーと比べた時の、製作難易度の圧倒的な低さです。もう、これは小学生の夏休み工作レベルです。

コストはペアで5~6万円。ちょっとした電源ケーブルよりも安価な位なので、絶対的ハイクオリティを目指す方などは歯牙にもかけないと予想します。
しかし、当スピーカーはあくまでコンパクトオープンバッフル方式におけるスターターキットの位置づけです。各パーツのグレードを適切に上げていけば、恐らく音も比例して良くなります。

もし、それを試す心意気のある方がいらっしゃるのならば、当記事がほんの少しでも参考になればと思います。

まず、ウーハーにはGRS社の15PF-8を採用することに決めました。GRS社の社名はGreat Replacement Speakersから来ていますから、“昔のスピーカーの壊れたユニットを低コストで交換すること”を目的に各ユニットを開発していることが分かります。中国製ということも手伝って、各ユニットは極めて安価です。

15PF-8も世界中の15インチウーハーの中で、最廉価ではないかと思われるような製品で、かのParts Expressでは、現在約32ドルとなっています。

繰り返します。32ドルです。

(ちなみにGRS 15PF-8は、日本の販売店で購入すると、32ドルのユニットが80ドルくらいになってしまうので、“日本販売店はボッタクリか”と思われるでしょう。しかし、これは不備製品をチェンジするための保険と考えた方が良く、実際私は恩恵にあずかったので、一切後悔はしていません。)

さて、32ドルのウーハーに一体何ができるというのでしょうか。

<GRS 15PF-8のスペック>
fS 29 Hz
QES 1.92
QMS 5.09
QTS 1.39
VAS 265.9 litres
RE 7.21 Ω
LE 1.14 mH
Xmax ± 4 mm

さて、実物が到着しました(見にくくて申し訳ありません。ユニットを取り外すのが億劫だったので)。
まず、驚いたのは、マグネットの大きさです。


実測すると、マグネット径は145mmでした。一本1万円以下のユニットで、これ以上のマグネットサイズを持つものはほとんど存在しないと言って良いです。
ルックスは合格点。薄っぺらな鉄板プレスフレームに関しては我慢と妥協が必要ですが、正面から見た時には、ペーパーダイヤフラムに施されたコーティングのお陰で、意外な高級感があります。

ただ、PA用ユニットのご多分に漏れず、フランジについているクッションが美しくないので、取り付けはやはりリアマウントがお勧めです。



早速、周波数特性の実測です。測定システムは愛用のREW+minidsp UMIK-1です。マイクをリスニングポジション(スピーカーから約180cm)に設置し、Rchのみで測定しています。手持ちのバッフル(740mm×432mm×18mm。松集成材)に取り付け、コイルなし、3.3mH、10mH、13.3mH(10mH+3.3mH)を比較しています。スピーカーの設置は後壁が約90㎝、側壁が約30cm離れています。



大きなインダクタンスにも拘わらず、フラットに近くなるのははオープンバッフルによる最低域減衰とインピーダンス補正回路を入れていないことによるものです。お世辞にも滑らかな特性ではないですが、想定内というか、むしろ期待を遥かに上回る特性でした。
55Hzと180Hzのディップは部屋の定在波です。オープンバッフルは定在波が立ちにくい方式と言われますが、決して全く立たないわけではありません。

15インチウーハーに比して、小さな1枚の板に取り付けただけにも拘わらず、30Hzのレベルが十分に確保されていることがお分かりだと思います。低Fsと高Qtsのウーハーがパッシブ型オープンバッフルシステムに適していると言われる所以です。

20Hz付近のレベルが異常に高いですが、さすがにこれは出ていません。環境雑音をマイクが拾ってしまっているだけです。近隣からクレームをもらわないためには、測定音圧を絞るしかなく、これは仕方がないですね。

次回は、バッフルの両脇にウイングを加えた場合の効果を報告します。

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