光陰
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 中高生の頃は小遣いがなく、アンプ製作雑誌を眺めているばかりでした。  就職してから本格的に始め、以後断続的に続けて現在に至ります。  今までに、ハード関係は終わりだなと思った時が数回あり…

マイルーム

勝手気ままな城
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持ち家(戸建) / 書斎兼用 / オーディオルーム / ~14畳 / 防音あり / スクリーンなし / ~2ch
リスニング席からの全景 (カーテンは、中央部分とSP周辺部とは背後が違っていて、前者は定在波抑止のために吸音材が積み上げてあり、後者は空間となっています。SP周辺のわずかな面積でもかなり有無で変わりま…
所有製品
  • スピーカーシステム
    FOSTEX RS-N2
  • SACDプレーヤー/トランスポート
    ACCUPHASE DP-950
  • DAコンバーター
    ACCUPHASE DC-950
  • パワーアンプ
    ACCUPHASE A-47
  • セットステレオ
    DENON RCD-CX1

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日記

ネットワークの調整

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2018年03月13日

2年強かかったネットワークの調整がようやく終結したと感じているので、その最終形態を記録しておこうと日記にしました。

事の始まりは、それまで使用していたSP(音研制作の大型3WAYホーンシステム)に限界を感じた事と小型SPに変えて気楽に音楽を楽しみたいと思ってフォステクスの業務用モニターSPであるRS-N2を購入したことです。

このRS-N2、実際に聞いてみると音研SPに比べ全体のバランスが非常に良いとは思いましたが、解像度はいまいちと感じました。もう一つ気になった点は内部配線にフォステクス開発のAGCケーブルが全面的に使用されていて、明らかにそのケーブルのクセを感じるのです。(断っておきますが、AGCケーブルは非常に優れた製品なのですが、私にはその性能の限界を感じると言う事で、問題のある製品というわけではありません。)

そこで、内部配線をASUKA工業の(非売品でしたが)ケーブルに交換したところ、かなりの音質向上がありました。この改造をしたことでRS-N2を改造する事への心理的ハードルが一気に下がりネットワークの改造へと突き進む事になります。

RS-N2のオリジナルの系統図です。
(回路CADなど持っていませんので)

最初に行った改造は、その時所有していたアキュのA-65を活用するため、3WAYの完全LCネットワーク化でしたが、見事に失敗しました。失敗の原因は部品代をけちったからに他なりません。

その後も紆余曲折がありましたが、次のような構成に落ち着きました。


・デバイディングネットワークは日本オーディオ製で、主要な抵抗はビシェイのVARに交換し、A-47の背面に直づけしてその出力とA-47の入力端を最短の8cm程度に押さえています。
これの電源は、フィデリックスのオーディオ用三端子レギュレーターを使用した自作品です。
・L、CはDuelund Coherent Audio の製品を使用しました。高かったです。
・配線材はASUKAのケーブルを使用しました。
・各カットオフ周波数は、オリジナルを踏襲しました。

各カットオフ周波数を変えないと言う事は、L、Cの値を変えないと言う事ですから、それではいったい何の調整に苦労したのか?

ずばり、抵抗(RA、RB、RC)なのです。(もう一つの要因として、私自身正しい音の判断が出来るようになるまで時間がかかつたと言うことがあります。[微細な音の変化を聞き分けられる能力と言うことで])

抵抗は、いろいろ試した結果、タクマンのセメント抵抗が一番素直な音だと判断し、(今になって考えると、そうであったかは疑わしい。他の抵抗の方が良かった可能性がある。)調整を繰り返しましたが、なにをやっても思うような音にならないのです。

やった!どんぴしゃの音になった。と喜んでも、一晩おいて次の日に聞いてみると「なんだこりゃ」。あるいは、いろいろ試聴に使った複数のCD以外の別のCDを聞いてみると「聞けた物では無いな」となる。

私だけかもしれませんが、試聴で正常な判断が出来るのは、その日初めて聞く10分程度だけです。30分もすればどんな音でも慣れてしまいます。でも、そのうち疲れてきますけどね(私が超高解像度の音を求めている関係上その手の音になってしまうのです)。

そういう訳で、最終的な音の判断は翌日以降の初めて聞く音がどうかで決めるようになりました。

話は横道にそれてしまいましたが、どうやっても求めるような音にならないため、どうやら抵抗の音色に問題があるのでは無いかと疑い始めましたが、それでは他に良い抵抗があるかどうかと言うことになります。

ムンドルフの抵抗が比較的高価格ではないのでどうかと思いましたが、レビュー等を読むと、やはりカラーが有るようで試してみる気にはなれませんでした。最後に登場するのが世界的に評価が高いDuelund Coherent Audioの抵抗ですが、精度が悪い・経年変化が大きい・端子が折れやすい・価格がベラボー(1個7千円)でこれも却下。

MJ誌でB&WのSPのシリーズ記事が連載されていたのですが、いよいよ802・800D3になりましたので目を通してみると、ネットワークの抵抗にはメタルフィルム抵抗使用とあります。

メタルフィルム抵抗とは金属皮膜抵抗の事だと思うのですが、表現的にはパワーフィルム抵抗と呼ぶべきでは無いのかなと思っています。

802・800で使用されている抵抗は、ドイツのメーカー品で販売店等見当たりません。どうにか探し当てたのはCaddock メタルフィルム抵抗器 MP930シリーズ でRSコンポーネンツとカナダのパーツコネクションで取り扱っていました。精度も±1パーセントですから申し分有りません。


この抵抗の音質は、私的には「文句の付けようが無い」と表現しておきます。集計してみましたら、これまでのすべての抵抗の購入費が20万円を越えておりました。ハハハ・・・ふぅぅ


最後に抵抗RA,RB,RCの大小による振る舞いについて書いてみたいと思います。

RA,RBについては、減衰レベルとインピーダンス整合を考えればその値はバチッと決まってしまうのですが、インピーダンス整合を無視すれば、次のような効果があります。
・RAの大小によるF特の変化

全体が上下に変化する。

・ RBの大小によるF特の変化

クロス付近のレベルに変化は無く、高域方向に向けて変化がある。

・RCの大小によるF特の変化

小さくしていくと、クロス付近のレベルが低下していく。


私のシステムの場合、RCの効果は音質向上に決定的に効きました。なぜなら、耳にいちばん敏感な帯域だったからです。RA,RBについてももちろん活用しました。(ここは、0.1Ω単位で調整しました。)

以上、整然としている話のように書きましたが、実際は行きつ・戻りつの連続で、細かくは書ききれません。

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  1. 光陰さん、こんばんは

    ネットワークとの格闘お疲れ様でした。
    高額なパーツに眩暈がしそうですね。
    細かく調整していくと膨大な量の部品で溢れてしまいますし
    新品のスピーカーならその間にユニットのエージングも進み音が変化してしまいますよね。

    ツィーターの保護目的で?スピーカーネットワークはツィーターのハイパスとスコーカーのローパスだけで、
    コイルやコンデンサが凄い事になるスコーカーとウーファーのネットワークは上流のデバイダで行うという事でしょうか。

    byテナガザル at2018-03-14 18:24

  2. テナガザルさん レスありがとうございます。

    私自身はオールマルチアンプ方式がベストと考えております。

    今の構成は、良質のアンプおよびケーブルの増を考えた場合よりは安価になると思ったに過ぎません。

    ただ、今の構成で、RA,RB,RCの調整によりF特を微細に制御することが可能だったので当たりだったと思っております。

    これがオールマルチアンプ式だったとしたら、トーンコントロールあるいはグラフィックイコライザーが必要になります。

    私は、アキュのDG-58でも音質的にダメ出ししたいので、もう方法が無いのです。

    あまりにも特殊な事情でテナガザルさんの参考にはならなかったかもしれませんね。
    テナガザルさんの調整が成功するよう祈っております。

    by光陰 at2018-03-15 04:04

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