日記
ブルレイオーディオ盤を買ってみた、又はマランツ大修理の巻
2010年10月11日
DVDオーディオはまるで普及しなかったけど、それでも一時は国内メーカーの一部がそれなりに力を入れていたので、今でも中古市場やらヤフオクやらに出回る程度には存在してますよね。でも、ブルレイオーディオなんていう盤を買って持っている人は、相当希少な存在に違いないですな。ノルウェイの2LレーベルがSACDとの2枚組で細々とリリースしているのが全てかと思いますが、神保町のディスクユニオンで中古盤が売られていたので、試しに買ってみました。トロンハイム・ソロイスツが演奏したものです。
さて、拙宅で使っているブルーレイのプレイヤーはマランツのUD8004です。これに早速ブルーレイの方の盤を入れてみたところ.....インジケーターにPLAYという文字が出たまま、固まってしまうのです(=_=)。このプレイヤー、音質面では非常に満足しているものの、使い勝手は最悪だし、動作はとろいし、ときどき不安定な挙動を見せる困った機械なのですが、それにしても全く音が出ない。しかも、固まってしばらくはトレイを開けて盤を取り出すことも出来なくなってしまうのですね。
まずは、この盤に問題があることを疑わねばなりません。でも、これを古いDIGAのブルーレイレコーダーにかけてみると、ちゃんとメニューが表示されるのですな。つまり、おかしいのはUD8004の方であると。
何れにしても、DIGAでも何でもまずは音を出してみたい。ということで、聴いてみることにしました。
ところで、UD8004は自分で音声をデコードして、アンプとアナログ接続することがメーカーからも推奨されていますので、そのようにしていました。が、古いDIGAにはマルチのアナログ音声出力なんて気の利いたものは有りませんから、必然的にHDMIでの接続となります。メニュー画面から選べるマルチCh音声は4種類。リニアPCM (192kHz)、Dolby True HD (192kHz)、DTS HD Master Audio(192kHz)と、普通のDolby Digitalです。まずはリニアPCM....音が出ない(=_=)。AVアンプにはマランツのAV8003を使っているのですが、これのマニュアルを見るとデジタル接続では96kHzしか受け取ることが出来ないみたいです。う~む。気を取り直してDolby True HD....これも音が出ない(=_=)。マニュアルにはビットレートの記載は無かったですが、これがひょっとして有名なAKIRA障害?^^; それで最後の砦DTS HDを試してみたところ、今度はちゃんと音が出ました(^^)。おお、これはすげ~HiFiだ(笑)。SACDとは全く異なるはっきりくっきりサウンド(^。^)ではないですか。これは確かに存在意義が有りますねえ。
いろいろ試行錯誤してみた次の日、早速マランツのサービスセンターに電話してみたところ、やっぱりUD8004はどこかおかしそうだ、という話になり、AV8003共々サービスセンター送りとなってしまいました(^^ゞ。う~む。
で、戻ってきた両機種に添付されていた修理明細書を見ると、AV8003はソフトウェア不具合のためマイコン用ソフトウェアを更新し、どうもUD8004の方はLANケーブル経由でのファームウェアアップデートに失敗?していたらしく、それでどこかが壊れたとかで、メイン基板交換となった模様です(@_@)。いやはや、うっかりアップデートも恐ろしくておちおち出来ないですなあ(^^ゞ。
マランツの名誉のために付け加えると(?)、戻ってきた機械ではちゃんとブルレイオーディオ盤はかかりましたよ(^^)。UD8004でアナログ接続して聴くと、やはりDIGAよりは遙かに品位が高いですねえ。これに懲りずに、また2Lレーベルのブルレイオーディオ盤を購入してみたいと思います。
という訳で、引っ越しに伴うシステムの大変更に先立って、図らずもアンプとプレイヤーのメンテが出来てしまいました(苦笑)。
レス一覧
-
はじめまして。
>引っ越しに伴うシステムの大変更に先立って、図らずもアンプとプレイヤーのメンテが出来てしまいました(苦笑)。
不具合が原因だったとはいえ、アンプとブルーレイのメンテができたとは、運がいいのか
悪いのか、ちょっと微妙ですね。引越しした直後でトラブルを起こすよりはマシですが。
私も以前カメラのレンズで内臓メモリの交換を依頼したところ(シグマやトキナーの
キャノン用レンズの中には、内臓メモリを交換しないと使えないものがある)、絞り
機構に爆弾を抱えていたことが発覚した経験があります。
ちなみに私も今ヤマハのCDR-HD1300をオーバーホールに出しています(発売から8年を機に)。
by8050A at2010-10-11 19:50
-
こんばんは。
メンテが出来てしまったのは、嬉しい誤算ですね。
ブルーレイオーディオについて、現状は力を入れている
国内の音楽レーベルが見当たらない気がします。
残念ながら、当面は普及しそうにないですね。
byひな at2010-10-11 20:43
-
GEA01171さんへ
あれ 「ブルレイオーディオ」って言うんですね。 1枚のディスクに テンコ盛りの アレですよね。 (合っているかな?) ディスクの 音声規格を目一杯使っている奴!!
確かに、ハード泣かせな ソフトですよね。 規格には載ってはいるものの、 ハード側は「大人の都合?」で未対応だったりするんだよね。
しかし UD8004は まだまだ新目(アタラシメ)の製品ですよね。 そして・・・ アップデイトに「失敗」とか言われちゃうと・・・ 困りますね (-_-メ) 好き好んで、失敗した訳じゃないのに <`~´> mrantzのBDPバージョンアップは、「**がいけないからVer.upです」とか、内容の具体名を上げてのVer.upなので、好感は持っていたのに・・・ ネット経由でのVer.upは「自己責任で」ってこう言う事なんですね。
・・・で、AV8003は ソフトウェアの不具合って、これって不良って事ですよね。 逆に言うと、このソフト掛けないと 発覚しなかったと言う事なのかな? <`~´>
それでも、流石! 世界の松下さん 無難にこなしますねェ~~
まァ- 結果的にオーライ!の様ですから 良かったのですが・・・ 新居には 完璧な体制で モデル達が並びそうですね \(^o^)/
byアコスの住人 at2010-10-11 21:23
-
GEA01171さん、はじめまして。
>ノルウェイの2Lレーベル
ここのディスクは録音が良いですね。
拙宅にも10枚くらいありますが、半数がブルーレイオーディオ盤です。
UD8004ならSACDもかかりますから比較してみると楽しいですよ。
ブルーレイのリニア192とSACDのDSD、どちらもマルチですが出る音の傾向が完全に違いますし。
DXD録音のようですので、ブルーレイオーディオのリニアPCMで鳴らす方がレーベルの意図した音のように思いますが、DSD変換されたSACDの響き成分が多い解放感のある音も捨てがたいです。
新居お引っ越し後が楽しみですね。
byfuku at2010-10-12 08:00
-
8050Aさん、はじめまして(^^)。そうなんです、確かに引っ越し前にメンテが出来たのは不幸中の幸いって感じですね^^;。これで、あとはメンテフリーで行ってくれると良いのですが。。。。
byGEA01171 at2010-10-13 05:33
-
ひなさん、はじめまして(^^)。
DVDオーディオもそうでしたけど、やっぱり操作のためにモニターが必要だっていうのが、致命的に普通のオーディオファンに受け入れられないんでしょうね。さらに、エクストンがSACDのマルチチャンネル収録を止めちゃったことなんかからも、日本のオーディオファンの大多数が2chでしか聴いていないということを示しているんでしょうからねえ(;_;)。ブルーレイ(画像入り)は既にCDよりも音が良かったりするんだから、オーディオセットの中にビジュアル系を入れたくないとか言っている時代ではないと思うんですけど。DVDオーディオと違って、ブルーレイオーディオは全てのブルーレイプレイヤーでかかる筈なので、むしろあの頃のDVDオーディオより導入障壁は低いはずなのですが。。。。。(=_=)
byGEA01171 at2010-10-13 05:39
-
アコスさん、いつも有り難うございます(^^)。
あ、誤解の無いように言っておきますと、今回の修理はタダでやってくれました。その点は偉かった>マランツ^^;
「Akira」のBDで192kHzをかけようとすると、受け付けないAVアンプがあるという話は前に読んだような気がするのですが、自分の持っている機種もそうだったとは、幸か不幸かDolby 192kHzが収録された盤を持っていなくて、確認できずにいたのでした。実際のところ、オーディオ専用ブルーレイでもなければ、192kHzの音声が入っているやつって、すごくレアなんですかね?
byGEA01171 at2010-10-13 08:20
-
fukuさん、はじめまして。
そうなんです、SACDとブルレイオーディオを聴き比べると、本当にキャラクターが違うんで驚きますよね(@_@)。あとオドロキなのは、fukuさんが2Lレーベルの2枚組シリーズをそんなにお持ちな事^^;。今回小生が購入したのは5.1chでしたけど、7.1chのものも有るみたいなので、この次はそれを探して購入してみたいと思っているところです。今後ともよろしく〜。m(__)m
byGEA01171 at2010-10-14 05:45
-
こんばんは。私はブルーレイにも頑張って欲しい
のですが、ハイエンドのオーディオファンの方々
からは、支持が少ない気がします。
先日、銀座の山野楽器のクラシックのフロアへ
行ったところ、CDと DVD(オペラ等)で大部分
を占めていました。
SACDは少しだけありますが、ブルーレイの陳列
は 10枚程度でした。
クラシック音楽の場合、2Lレーベルを除くと、
192kHzの音声が入っているブルーレイdisk は、
恐らく無いと思います。例えば NHK CLASSICAL
の作品は 最高でも96kHz です。
私は 音楽業界で仕事する人間ではないので、
全くの推測に過ぎませんが、192kHzや 96kHzの
ブルーレイは、未だ 製作コスト等が高いのかも
しれません。
個人的には、CDアルバムと同等か、それよりも
低価格で 販売してくれれば、普及する可能性が
あると思います。
byひな at2010-10-14 23:45
レスを書く