StereoHall
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生演奏感触への挑戦者  クラシック音楽を愛好する後期高齢者です。オーディオ業界とは関係のないアマチュアの技術者です。ここ四半世紀はオーケストラの生演奏感触をマイルームで得ようと独自の研究を重ね、…

マイルーム

HSSシステム
HSSシステム
持ち家(マンション) / リビング兼用 / オーディオルーム / ~10畳 / 防音あり / スクリーンなし / 8ch以上
 StereoHallはHSSにより3D音場を再生するシステムです。音源は2ch音源であれば何でも構いません。キーデバイスとなるのはサブスピーカー用の効果音作成装置です。これには穴澤健明氏が開発した残…
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日記

VRホールが切り拓く新たな音の世界

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2017年02月14日

VRホールとは、HSSによる3D音場再生で実現した仮想現実ホールです。クラシック音楽にて、生演奏感触を得ることを目的にしています。VRホール完成から3カ月余を経て、新たに判明したことを含めてその魅力を報告します。

私が命名したVRホールとは、眼前に演奏者が居る感触を得られる響きのことで、オーディオの本道だと思っています。そのための手段が3D音場再生です。

昨年、BM-1と言う残響分離制御ユニットが登場したことにより、遂にVRホールは完成の域に達しました。4年ぶりに来訪されたラジオ技術のライターの方は、「前回の音とはすっかり変わっている。これなら、もうわざわざ演奏会に行く必要はないね」と感想を述べられました。

私は「これはオーディオ革命だ!」と叫んでいますが、VRホールが実現して初めてわかったこともあり、それを含めて、主な特長を述べます。

1.演奏のエネルギー感の増加
2.聴感上のダイナミックレンジの拡張
3.演奏楽器の実在感

“1”は今般初めて気づいたことです。音を言葉で説明するのは困難ですが、事例で説明します。

98年に録音された鬼太鼓座の「怒濤万里」というCDがあります。その第1曲「鼕々(とうとう)」では太鼓×4と津軽三味線×1の協演が楽しめます。ここで問題にするのが大太鼓の響きです。2chで聴くと「ドーン、ドーン」と聴こえますが、VRホールで聴くと「ドスーン、ドスーン」のように聴こえます。俗にいう腹に響く音です。和太鼓の音を実際に耳にされた方は多いと思いますが、まさに腹に響く音で、それが再現されます。

まるで“空気砲”を打ちこまれた感じで、音響エネルギーが体内に飛び込んできます。早打ち連打による響きは地鳴りのような感触さえ引き起こします。凄い!!

メインチャンネルを止めると、サブスピーカーがかすかに鳴っているのがわかります。口径が7.5cmのサブスピーカーですから、大太鼓の低音が出るはずもないのですが、この僅かな残響の響きが、大太鼓にあれほどのエネルギー感を与えるのですから、3D音場の不思議としか言いようがありません。

このエネルギー感の向上は、必然的に“2”の聴感上のダイナミックレンジの拡張を引き起こします。上例は太鼓だけの音ですが、オーケストラのトゥッティーでは、さらに迫力が増し圧倒的な響きになります。

常々、生演奏を聴いていて、このエネルギー感は絶対的な大音量によるもので、家庭でその感触を得ることは、とても無理な話だと思っていました。しかしVRホールでは、生演奏より遥かに小さな音量であるにもかかわらず、大迫力を感じるのです。あの生演奏の醍醐味は単なる絶対音量だけではなく、3次元空間全体の響きで感じ取っていることがわかりました。

因みに、サブスピーカーを止めてみると、通常の2ch再生音になり、あの迫力はどこかに消え失せてしまいます。そこで2ch再生時と、VRホール再生時の最大音量を測ってみたら、当然ながらその値は同じでした。

次は微小音のケースです。2chでは聴き取りにくい微かな音も、VRホール環境下では、はっきりと聴き取れるために、ダイナミックレンジが低い方に向かっても拡張していることがわかります。

“3”の実在感は、ステージ空間そのものです。高い天井に響きわたる感触が、まさにVRホールの感触であることがわかります。2chではどんなに頑張っても到達することのできない音の世界です。加えて精細な音像がまさに生演奏の感触を呼び起こしてくれます。

先日、チェコ国立交響楽団のコンサートマスターを努めていたJ氏が、ご夫人とピアニストの3人で来訪されましたが、「演奏会に行っても、こんな良席のチケットはなかなか手に入らない。チケットが手に入っても1万円程度はするだろうから、半額の5千円程度で、この席を売り出したら?」という冗談が出るほどの大感激でした。

また、近接録音の例として、かつて話題になったマニタス・デ・プラータのフラメンコギターを再生したところ「アッ、そこにギターがある!」と、2~3m先を指さして、騒ぎになりました。広大なホール空間から一転してすぐ目の前に、目の醒めるような鮮やかなギター音像が現れたので、驚かれたようです。

BM-1はまだ試作段階で商品化されていないと知ると、「メーカーの人にこの音を聴いて貰えば、すぐに引き受けるところが出るのでは?」「自分もそう思うが、音は持ち運べないので、ここに来て貰うしかない。しかし素人の研究など誰も信用しないから、ここに足を運ぼうと言う人がいないのが実情だ」と答えました。

ピアニスト氏は、オーディオには全く疎いのですが、翌日次のような感想を寄せられました。
「オーケストラのメンバーが視覚的に見えてくるような立体感に圧倒された」
「太鼓の音もその場に居るように地響きみたいに伝わって来た」
来訪時には、私はそのような解説はしていなかったのでこの感想には驚きました。私がオーディオ研究家として認識している感触と同じだったからです。

J氏ご夫妻からは、帰り道の話として「本当にホールにいるみたい、いやホール以上に素晴らしい音だった」との感激会話を伝えて来られました。

しかし、本コミュの皆様からは、試聴依頼は1件もありませんから、メーカー同様に「お前の研究など信用出来るか」と思っておられるに違いありません。皆様が持っておられるオーディオの常識に対して、あまりにも画期的な成果ですから、俄に信じろと言っても、それは無理だとは思いますが・・・。

しかし、クラシック音楽を心から愛する方の中には、「ダメモトで、一度足を運んでみるか!」と思い立たれる方が一人くらい出て来るのではないかと期待しています。50余年にわたるオーディオの世界で、誰も耳にしたことのなかった「新しい音の世界」を体験してみようと言う方はおられませんか?

一人でも多くの方が、このVRホールの音を体験し、声を上げれば、やがてはメーカーの耳にも届き、オーディオの革新にもつながると思います。5年かかるか、10年かかるかはわかりませんが、何れはトップエンドオーディオの条件として、3D音場再生が常識となる時代が来るでしょう。先陣を切って、VRホールを体験してみたいと言う方はおられませんか?併せてCDの音がいかに美しい音であるかも体験出来ますよ。

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  1. StereoHallさん、初めまして。

    オーディオを趣味に持つと、コンサートホールで聴くサウンドを再生したくなりますよね。ミネルヴァさんのところでの書き込みも拝見しました。生とオーディオの両輪で楽しまれているのですね。

    そのような流れの中で、苦心して開発されたVRホール(3D音場再生)が功を奏したときの感動は計り知れないものがあったであろうことがよく伝わってきました。

    このコンサートホールで聴くようなサウンドの再生は、コアなオーディオ・マニアと呼ばれるような方々はそれぞれの方法で挑戦されています。マルチサラウンドでやられている方しかり、ステレオでやられている方しかりです。ステレオでも左右の音波を綺麗に交わらせて、部屋上に音波を回すとコンサートホールのような3D音場が再生されるんですね。拙宅は部屋が狭いので、ステレオで室内音響マジックを使って3D音場の再生に挑戦しています。

    目的は同じでも、いろいろなやり方があり、皆さん苦心されて3D音場再生を実施されています。このような挑戦をするとき、上手くいったときのえもいわれぬような感動は、そうそうには味わうことが出来ないものだと感じています。私自身、音楽から受ける感動を遥かに超える感動を何度も味わってきましたので、StereoHallさんの感動がひしひしと伝わって来ました。

    byヒジヤン at2017-02-15 20:56

  2. ヒジヤンさん  こんばんは

    レス、有難うございます。
    クラシック音楽の愛好者であれば、大なり小なりコンサートホールの音を望んでおられると思います。

    私も当初は、残響でぐるりと囲まれている所から始めましたが、音楽を聴く最終目的は感動を得ることを考えると、このやり方は少し的を外れていることがわかりました。

    そこで、いろいろやっているうちに、最も強い感動が得られるのは、目の前にステージを登場させるのがベストだとわかりました。そのためには、目の前に立体的な空間を出現させる必要があります。このために8ch再生となりましたが、後方の音はあまり重要ではありません。

    あるスピーカーメーカーの方は、私の立体的な音場は「前方の二つの補助スピーカーが効いている」と、見抜かれました。さすがです。

    HSSの最大の特長は、前方のサブスピーカーにあります。他の方式では同様の効果を出すのは無理だと思っているのですが、確認したことはありません。

    ヒジヤンさんがご指摘のように、他の方式で生演奏さながらの感触を得ておられる方をご存じであれば、是非試聴させていただきたいので、ご紹介ください。

    音は聴かなくてはわかりませんから、聴かずして論評するのは失礼です。3D音場が他の方式で実現できているのであれば、私の3D音場と同じなのか、あるいはどう違うのか、この耳で確かめさせていただき、今後の研究の参考にさせていただきたいのです。

    byStereoHall at2017-02-15 23:58

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