日記
N-70Aの高音質化DIY(目指せAE超え)
2018年01月14日
DAC基盤の電解コンデンサに面実装フィルムコンデンサをパラで付けるというDIYを実行してしまいました。
パイオニア製ネットワークプレーヤーのN-70Aは真面目に作られており、10万円台の価格帯の機種なのにフルバランス出力になっており、BTL接続を可能にしてくれているので私のシステムでとても重宝しています。
音質も素直で、何も付け足していない感じが好感持てますが、更に上の音質を目指したいし、後継機種のAE型(N-70AE)にも勝ちたい!
という訳で、見つけた幾つかの改良ポイントの中から今回は電解コンデンサの部分をピックアップしました。
これ↓はデジタル基盤です。

使われているコンデンサは面実装のOS-CONですので、これはイジりません。
そしてこっち↓がアナログ基盤です。

何でこんなにも?って感じの電解コンデンサが密生しています。
電解コンデンサというのはパワー(量)が稼げるけど解像度が高くなくて、物によって音がかなり変わるらしいです。
N-70Aの電解コンデンサは残念ながら汎用品と汎用品からチョット低ESRに振った物を混ぜて使用していますので改善の余地が大きくあります。
私には宝の山に見えました。
で、やろうとした事が下記2点です。
①コンデンサ自体をオーディオグレードの高級品に変更する。
②電解コンデンサの限界を超えた解像度を取得する為にフィルムコンデンサをパラる。
①のコンデンサ交換について
ニチコンMUSEのKZとかを使おうとしたのですが、デカすぎて取り付けスペースが足りないので、盤の表裏を使って何とか取り付けられそうなのを買いました。

さあ交換だ!
という時点になってビビりました。
メチャクチャバランスが悪くなったらどうしよう。
それより何より壊したらどうしよう。
・・・。
・・・。
・・・止めとこう。
②のフィルムコンデンサのパラ接続について
ネット情報によりPanasonicのECHUシリーズの面実装フィルムコンデンサが
高品位でかなり高解像度、電解コンデンサにパラると凄く良いとの事でしたので
これは実行しました。
アナログ基盤の裏側です。

右側にあるのがECHUの0.1μFと0.01μFです。
※データシートはメーカーホームページを参照下さい。
表面には半田付けが出来ないので、裏面のコンデンサの足の間に半田付けしました。
コンデンサは40個位有るのですが、DAC周辺には裏面にも面実装の抵抗とかが付いており、焼き壊すのが怖くなったので比較的安全な部分の20箇所にパラりました。
なんだかんだで2時間くらい格闘しました。(ふうっ)

相変わらず下手くそです。。。
それでもやっちゃうのが馬鹿(エライ)ですよね?
組み立てて、一晩静かな音量でエージングしました。
翌日(昼)待ってました!の視聴。
前の音との正確な比較は出来ないですが、とても良くなったのは間違いないです。
人の声の繊細な喉のかすれ音や、倍音の表現が格段に良くなったようです。
空気の立体感も少し増したように感じます。
狭い部屋の壁を超えて横幅5m、高さ3m、前後4mの立体の中でホログラミックに音像が遊ぶようになりました。
何を聴いても世界に包まれて気持ち良いです。
私にはコレでもう十分かな。。。
と言いながら、将来像を想像したりもしています。
レス一覧
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「おい、そこまで準備してやめちゃうのかよ!」と
途中で突っ込みいれちゃいました(笑
私にはもちろんそんな冒険できませんけどね!
byHermitage at2018-01-14 14:02
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CENYAさんこんにちは。
それにしても汎用品レベルのコンデンサー達ですね。
それを変えたら確かに音が良くなると思います。
ロックレンジアジャストの話をしていた時に『クロック載せ換えちゃえば?』と思っていたのですが、先にアナログ出力とは少々意外でした。
NASとN-70A共に同じ高性能なクロックに換装すれば、192/24をレベル1でも大丈夫かも?
byニッキー at2018-01-14 14:19
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Hermitageさん、こんにちは。
実行しても音が良くなる確証がない割にリスクが大き過ぎましたよ。
って事に直前に気が付きました。(泣)
CENYAのやってみたら壊しましたシリーズも面白いかもしれませんね。
面白くないわ!
byCENYA at2018-01-14 14:20
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ニッキーさん、こんにちは。
クロックは恒温槽入りの凄いやつとか妄想しましたが、N-70Aのデジタル基盤に引っ付いている超小さいクロック達を見たらとても人の手で交換できるようには思えませんでした。
無理や。
言わずもがなですがすが、今回の改造によってロックレンジアジャストは進展しませんでした。
話は変わりますが、32bit化の機能は良い感じですね。
byCENYA at2018-01-14 14:32
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CENYAさん、
こんにちは。
がんばりましたねぇ。
PPSの面実装キャパシタとはいいモノ見つけましたね。
特性的にもポリプロピレンを若干上回るくらい良さそうですし、リード線がないのでインダクタンスも少ないのではないかと思います。
部品代は結構したかもしれませんが、怪しげなアクセサリーを使うよりは少ない費用で確実な結果が得られたのではないかと思います。
メーカー品の改造はリスクが伴うので、誰にでもできるものではありません。CENYAさんの思いきりに敬意を表します。
私も昔はやったことがありますが、最近はガレージメーカー製のものに手を加えるくらいでおとなしくしています。
その先のステップのチャンデバは悩みどころですが、考えることが多いということは楽しみも多いと思います。
byK&K at2018-01-14 14:53
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K&Kさん、こんにちは。
N-70Aは改造のベースと勉強機材として中古で安価に買ったので、何でもやりますよ。
そう、当初は何でもやろうと思っていたのですが、想定以上にN-70Aが良い奴だったので壊さない範囲でカスタマイズしていくようにしました。
今回の部品代は2,000円位なのですが、私の苦労賃が30,000円はかかっていますので、価格的にはAEを超えました。
たぶん音も(なんつって)。
未来像の一つを提示したのですが全ユニットのBTL駆動は外せませんので、このシステムにどの様にチャンデバを導入することが出来るかかがポイントになります。
byCENYA at2018-01-14 15:12
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CENYAさん、こんなのありまっせ(笑)
FIDELIX Purerythem-2 (ピュアリズム-2)
フェデリックス
http://www.fidelix.jp/technology/jitter3.html
海神無線株式会社
http://www.kaijin-musen.jp/124_5093.html
あ、私は責任とらないのでそこんところよろしく。
byニッキー at2018-01-14 15:20
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ニッキ―さん、面白いですね~。
物理的に可能だったら挑戦したいところですが、なんせ既設のクロック達が5mm位の面実装なので外す段階でお手上げです。
その後どこにどう繋ぐのかもさっぱり分かりませんよ。
やれる範囲でコツコツとやるしかないですね。
しかしニッキーさんが年末に来て頂いた以降で、ネットワークの変更と今回の改造を実施して良い感じに進化しましたよ!
byCENYA at2018-01-14 15:39
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CENYAさん
ついにやりましたか!
此処までやると 半田吸い取り機が欲しくなりますね。
最近では安くなって2万円位でAMAZONでも買えます。
やり過ぎて基板を痛めないように・・・
byhelicats at2018-01-14 17:31
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helicatsさん、こんばんは。
基盤を痛めないようにと今回の為に温度調節機能付きの半田ゴテを新調したのですが、そのキットの中に吸い取り機が入っていました。
バネでシュポッとなるやつです。
コテ先も5つくらい付いてAmazonで2,000円しなかったナンチャッテ物でしたから温度調整が出来ているのやら何やらで、やっぱり基盤を焼損させそうで怖くなり中止しました。
基盤をいじる為には信頼性の高い道具と腕が必要ですね。
この分野に踏み込むには時期尚早でした。
今よりも確実に高性能なUSBDACかI2SDAC基盤をを入手したら、壊れても良いと覚悟を決めて改めて挑戦すると思います。
しかし基盤の部品交換ができたら出来たで、オペアンプ、電源IC、クロックの交換等やる事が増えすぎてどうにもならんですね。
ノイズ対策のアクセサリーとかと違っていずれもスペックで理論的に性能差がはっきり分かるものなので、手を出さない訳にはいかんですもん。
byCENYA at2018-01-14 18:13
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CENYAさん
アナログ基板の電源コンデンサーの容量を大きくするとよいかもしれません。たぶん緑のコンデンサーです。たとえば2200μFくらいに。
オペアンプはソケット式になっていますか、なっていなければソケット式に変更するとオペアンプの交換が容易になります。
基板上の部品交換にははんだ吸取器が活躍します、サンハヤトのはんだシュッ太郎がおすすめです。安価品は先がすぐに摩耗します。
byマイペース at2018-01-14 19:15
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マイペースさん、こんばんは。
はんだシュッ太郎良いですね〜、知らんかったです。
紹介ありがとうございます。
緑の電源コンデンサの容量は確認してみます!
オリジナルが中途半端な容量なのですが、オペアンプ周りのコンデンサの容量はちょっと大きくしても問題ないでしょうか?
オペアンプはソケットじゃないです。
ソケットに変更する技術を持ってないのですが、出来たら差し替え差し替えで楽しそうですね。
byCENYA at2018-01-14 20:03
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CENYAさん
オペアンプ周りはデカップリングコンデンサーですので容量は多少大きくしても問題ないと思います。それより低ESR品がよいと思います。東信のケミコンが安くてよいです、高級品は銀色です。たしかラックスマンのDACに使われていたと記憶しています。千石電商にあります。
オペアンプのソケットは秋月電子で安く売っています。一度ソケットにしてしまえば、その後の交換が楽です。ソケット化は難しくないと思います。
改造は自己責任になりますので少しづつがおすすめです。
byマイペース at2018-01-14 21:05
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マイペースさん
東信のケミコンですね、日記にアップしている写真の左の2個がそれですね。
銀ギラ銀にさり気なく無い感じがGOODかも。
やっぱり交換してきたくなってきましたよ。
低ESRが良いという事は、今回の(超?)低ESRの積層メタライズドPPSコンデンサのパラは理に適っている改造のようですね。
オペアンプはやるとしたらコンデンサの後ですね。
byCENYA at2018-01-14 21:26
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CENYAさん、こんばんは。
うふふ、楽しそうな事やってますねぇ!実は私も・・・ゴホンッ!それはまた今度(°▽°)
私はECHUは未体験ですが、ECQE2はパラで使ってます。ので感想も似たような感じでウンウン頷いちゃいました。
全部出なくとも、回路と睨めっこしてココ!って所は電解コンも換えちゃいましょ(^∇^)
私もハブとターンテーブルの電解は東信UTSJに換えてあります。
静けさと抜けの良い音と、日ケミに比べて背が低くて使い易いと言うメリットもあります。
コンデンサーだけでなく、電源部のダイオードもSic-SBDにしたら・・・と煽っておきましょう( ´Д`)y━・~~
しかし、面白いオモチャを手にしちゃいましたね!
私も行っちゃいましょうか(^∇^)
byおいけ at2018-01-14 22:37
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おいけさん、こんばんは。
ECQE2をチップ化したものがECHUかな?かな?
電解コンデンサの交換ですが1番目のハードルは隣接しているコンデンサの設置可能径が6φだったり8φだったりと小さい事です。
ちょっと良いコンデンサになると10φ以上の径になっちゃうんですよね。
そうすると表に一個、裏に一個という感じになってカッコ悪い。。。
「良い音を出すシステムは美しい」
という私の基本理念に反するのですよ。(シンメトリー大好き)
そして裏につけるとこの次にやろうとしているGND強化の邪魔になりそうなのも嫌なところです。
どうしたもんだか。
>しかし、面白いオモチャを手にしちゃいましたね!
ほんとに。
きっかけはAirplayしたいから位の事だったのですが、
こんなに発展性のある機械をチョイスしてしまうとは、
「さすが俺」的な気持ちです。
それにしてもウェルフロートバラバラ殺人事件は衝撃でした。
次回作も楽しみにしています、行っちゃえ行っちゃえ!
byCENYA at2018-01-14 23:11
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CENYAさんこんばんは
楽しそうなことをされていますね。
へー、この電解コン毎回付け替えて聴き比べるのかなー、自分はこんなに何度も基盤に付け直せないなー…って思ったら、まさかのやらない!(笑)
今後の活動楽しみです!
byテナガザル at2018-01-14 23:32
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テナガザルさん、こんばんは。
いやー、ウケを狙った訳ではないのですが実力不足で残念でした。
皆様のおかげで出来ることが少しずつ増えてきました、今後もご教示よろしくお願い致します!
話は変わりますがCW-250Aの2個使いはどんな感じですか?
私もやりたいと思っています。
byCENYA at2018-01-14 23:51
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