日記
2007年06月10日
電源のこと
今日は電源ケーブルについて書こうと思います。
オーディオを始めた頃、AURAのアンプに付いてきた電源ケーブルを変えて見たことがあります。それもオーディオ用の高いケーブルでなく、ホームセンターで見つけたキャブタイヤコードでした。ただし電流容量が30A。そうしたらいきなりトランペットの響きが変わりました。強いアタックや音の伸びが俄然良くなったのです。天井が消えて、青空が現れたかのようでした。
なぜこんなことが起こるのか色々考えました。原理の分からないアクセサリーが嫌いな私としては、やはり理屈が必要と感じましたので。
私なりの結論は、アタック音など急激なパワーを必要とする場面では、それなりに急速なパワー供給が必要ななるというものです。商業電圧は100Vと決まっているので、パワー増加に対応するには電流しかありません。アンプに大きな容量のコンデンサーが搭載されているのも、この電流を賄うためです。尤も電気工学の数式上は電源インピーダンスの低減という形で表されますが。
従って容量の大きな電源ケーブルは電圧降下を引き起こすことなくスムーズに瞬間的な大電流を流せるため、音の伸びを良くする効果をもたらすと考えます。この考えに沿っていけば、ケーブル構造に拘るよりいかに大きな電流を瞬間的に供給できるかがケーブル選びの第一要素となります。高いケーブルに30Aのキャプタイヤコードが勝った理由はこれでしょう。
勿論ケーブルにはこれ以外にも留意すべき点があり、その最たるものが耐ノイズ性能です。網シールド、銅箔シールド、ツイストなどなど。特にツイストには電流の行きと帰りで電磁界を打ち消す働きがあり、電源インピーダンスを安定させる効果があると同時に外部からのノイズが対処しやすいコモンモードとなるため、耐ノイズ性も向上ます。弱点はインダクタンス成分が増えてしまうこと。シールドについてはノイズそのものを遮りGNDとショートして打ち消してしまうことが狙いです。こちらの弱点は電力が伝送されるケーブル周囲の空間を狭めてしまい、電源インピーダンスが増えてしまうこと。
とてつもなく値段の張る電源ケーブルもありますが、実験として30Aの安いケーブルとの比較をされてはいかがでしょうか? 高いケーブルが勝っていれば、それこそ投資の甲斐があったと再認識できますし、安いケーブルが勝てば無駄な投資を控えることが出来るというものです。
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金属学的に意見を述べましょう。
まず、PCOCC、単結晶、クライオ処理、これが本当に良いのかどうか?
逆に、変な癖をつけていないか?
意外に、専門店で勧めるのは普通の銅を使った物です。
ただのOFC(無酸素銅)です。
あとのポイントはそれに付随した絶縁物質、巻き方でしょう。
いーぐるさんの場合は上記の意見の通りと思います。
当時は電源ケープルには注目されていない時代でしたから、
ケーブルの断面積が大きく寄与したものと思います。
by板原信彦 at2007-06-10 20:34
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板原様
レスありがとうございます。専門的な見地をお持ちの方からのレスは本当にためになりますね。
さてPCOCCや単結晶が本当に音質に効くのか。真剣に考えてみると原理的には金属粒界で電気的な変化が生まれるかにかかっているように思います。でもそのような説はあっても、証拠を持っての説明はされていません。古河電工のカタログにもはっきりとした説明は無かったように思います。
ましてやクライオ処理についてもなぜ効くのか、明快な証拠は示されていないようですね。ともかく試して見るしかないのかも知れません。ただご指摘の通り、断面積の違いは電気的に効くのは照明されています。下手に凝った構造よりは断面積を増やすことが重要なのでしょう。
この点は電力伝送で実証された技術が参考になるものと思います。もう一度大学時代のテキストでも読み直すことにしましょうか。
byい~ぐる at2007-06-10 22:28
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