パグ太郎
パグ太郎
クラシック中心に聴いています。オーディオは手段と考えてはいるものの、気がつくと手段の魔力に取り付かれてしまうことも多く、日々修行をしております。

マイルーム

パグ太郎の部屋
パグ太郎の部屋
持ち家(戸建) / リビング兼用 / その他 / 16畳~ / 防音あり / スクリーンなし / ~2ch
Phileweb登録後1年、気が付くとスピーカー導入していました(2018/6)。所有製品はHRS130ですが、製品DBに登録がないので、一番近いもので代替しています。 10数年愛用したアン…
所有製品
  • スピーカーシステム
    GERMAN PHYSIKS HRS120 Carbon
  • プリメインアンプ
    OCTAVE V110SE
  • ハードラック
    QUADRASPIRE QAVM
  • RCA/BNCオーディオケーブル
    KIMBER KABLE KS-1020
  • 電源ケーブル

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日記

失われた時を求めてはいませんが、新システムで思い出のピアノを再発見

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2017年06月21日

今回、導入したV110SEとD-08uで昔からのCDコレクションを楽しんでいます。オーケストラ・声楽・弦楽器など皆、大きく変ったのですが、中でも変化が激しかったのがピアノでした。音色とタッチの細かい差が明確になったし、レンジが広がったのが効いているのだと思います。例えば、プロコフィエフのバレエ組曲「シンデレラ」を異才プレトニョフがピアノ二重奏に編曲にしたこのCD。プレトニョフがこの編曲版を捧げたアルゲリッチとの素晴らしい演奏ですが、オーディオ的にも、「丁々発止」という言葉はこの二人のためにあるのではないかと思わせるピアノの多彩なタッチと音色の洪水(お勧めは2曲目の「いさかい」)を楽しんだり、9曲目「フィナーレ」では悪乗りとも思えるダイナミックレンジで演奏される真夜中の鐘の12弾、そして魔法が解けていく極彩色のファンタジックな情景が、混濁もせず左右2台のピアノとして再現できるかどうかなど、聴き所満載です。

もう一つピアノ二重奏で再発見したのが、こちら。これもアルゲリッチと彼女が才能を見出したレスチェンコとの協演で、プロコフィエフの古典交響曲の編曲が楽しめます(因みに編曲者は寺嶋陸也)。こちらには、40数年前に聴いたあるピアノの音色が再現されていることに、今回始めて気がついたという、超個人的・どうでもよいお話がついています。当時、高校生だった私は通学途中の駅前の電気屋さんの店頭から聞こえてきたピアノの音にひきつけられてしまったという経験をしたことがあります。曲はショパンか何かで演奏自体は平凡なものだったのですが、その音色はこれまで聴いたことの無い様な、まろやかで優しい、少し甘みを帯びたものだったのです。当時はシステムコンポ(死語ですね)全盛期で、街の小さな電気屋にも1セットか2セット、コンポが展示されていたりしました。こんな音色を出せるのは、どこのメーカのセットなんだろうと思い、店に入り尋ねたところ、店主の親父さんからは、これはステレオではなくて、ウチの音大に通っている娘が2階でレッスンをしている音だと、自慢げに告げられたのです。それ以上突っ込むことも出来ずに退散した私は、その後、何度か電気屋の前で、はっきり言って平凡な演奏ではあっても、妙にひきつけられる音色を耳にし、さらに、実際に弾き手のお姉さんがピアノの楽譜を抱えて店から出てくるところを見かけたこともありました。

その後、すっかりそのことは記憶のかなたに忘れ去っていたのですが、今回、このSACDを聴き直してみて、このピアノの録音が、普通以上に独特の柔らかさと、華やいだ、ほのかな甘みとを強調していることに初めて気がつきました。 その音色はアルゲリッチ大姉御にも、その愛弟子のレスチェンコ嬢にもキャラ違いで似合わないと思わず笑ってしまったのですが、それと同時に、この音色どこかで聞いたことがあるという思いが浮かび、そこから引きずられるように大昔の記憶が蘇ってきたという次第です。あの音大生のお姉さまが今どうしているかは知る由もありませんが、店に飛び込んでも見つけられなかったあの音色を出せる「コンポ」を、こうやって手にしているのは感慨深いものではあります。お粗末様でございました。

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  1. バグ太郎さん、

    初めまして。

    アルゲリッチとプレトニョフのシンデレラは私の好きなCD(私のはSACDマルチ盤ですが)なので、思わず反応してしまいました。

    アルゲリッチの2台のピアノでのCDは他にもラビノヴィチと共演したラフマニノフやデュカスのモノを持っていますが、どれも演奏、ピアノの音とも素晴らしいです。

    レスチェンコとのプロコフィエフは持っていませんので、早速買い物リストに登録しましたが…
    「その音色はアルゲリッチ大姉御にも、その愛弟子のレスチェンコ嬢にもキャラ違いで似合わない」ですか?(笑)
    使用したピアノのせいでしょうか?

    byK&K at2017-06-22 13:04

  2. バグ太郎さん こんにちは

    毎回、よいCDのご紹介ありがとうございます。前回のコジェナーは思わずポチリとしてしまいました。一緒にポチったドボルザークやマルティヌーなどのお国もののCDはすぐに届きましたが、肝心の「フレンチ・アリア」はなかなか届きません(笑)。

    オーディオの音というのはバランスなので、時と場合によっては立派で高価のものよりもシスコンの音のほうが良いと感じることがありますね。大きなスピーカーを小さな部屋に持ち込んで聴くよりも、小さめのスピーカーのほうが音が良く音楽も楽しいと感じます。

    生音と再生音とは、はっきりと区別できると思います。いつぞや、ニュージーランドの田舎町で微かに聞こえてきた音を「生演奏に違いない」と私が言ったところ、誰も信じてくれません。ようやく音の出元を見つけたら地元のラジオ局の平屋の小さなスタジオでバンドが演奏していました。道に面した上方の窓が空いていたのです。

    バグ太郎さんも、今となっては、きっと生のピアノと再生のピアノとは、例え遠くから聞いても演奏の良し悪しにかかわらず区別できると思います。

    部屋の外に漏れてくる再生音にはっとさせられる。そういうオーディオを目指し、少しでもそれに近づけるように日々精進を重ねオーディオ磨きをしております。

    byベルウッド at2017-06-22 14:47

  3. K&Kさん

    初めまして。レス有難うございます。
    マイルーム拝見しました。グランドピアノのある音楽室とは羨ましい限りです。

    プロコフィエフのCDは録音のせいだと思っていました。
    シンデレラはあの煌びやかな世界を魔法の様に見せてくれる、お気に入りの一枚です。ユーモラスですが豪華な黒金のジャケットイラスト(どう見ても演者二人ですよね)も含めて楽しんでいます。

    byパグ太郎 at2017-06-22 19:02

  4. ベルウッドさん

    初めまして。レス有難うございます。
    日記拝見しました。ミュンヘン良いですね、おまけにハルテロスのエリーザベトの生なんて。

    仰せの通り、ピアノの生と録音を聞き分けられないんて、自らの恥を晒すような逸話でしたね。赤面の至りです。これからも駄耳ぶりをさらけ出す戯言を書き連ねるかと思いますがご容赦下さい。

    byパグ太郎 at2017-06-22 19:23

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