パグ太郎
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クラシック中心に聴いています。オーディオは手段と考えてはいるものの、気がつくと手段の魔力に取り付かれてしまうことも多く、日々修行をしております。

マイルーム

パグ太郎の部屋
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持ち家(戸建) / リビング兼用 / その他 / 16畳~ / 防音あり / スクリーンなし / ~2ch
10数年愛用したアンプが逝ってしまったので、久々の機器更新をしました。
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  • プリメインアンプ
    OCTAVE V110SE
  • ハードラック
    QUADRASPIRE QAVM
  • RCA/BNCオーディオケーブル
    KIMBER KABLE KS-1020
  • 電源ケーブル
  • 電源ケーブル
    KIMBER KABLE PK-10Gold

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日記

Genmi邸再訪問 2Wayシステムの聖地は未踏の新次元へ

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2017年10月29日

スピーカーケーブルをラダーケーブルに、Octave V70SEの真空管の総入れ替えをされたGenmiさんより、お誘いを受け、またまた、直前の日程決定ではありましたが、急遽お邪魔して参りました。

私のPhileWeb登録直後に、Genmiさんからお声がけを頂き、人生初のオーディオお宅訪問をさせて頂いてから、まだ3ヶ月も経っていません。その後、自分でも訳のわからぬままに多くの方々との交流を拡げさせていただきましたが、その端緒を作って頂いた大恩人のお宅への早々の再訪問となります。

前回訪問時、805とは思えぬ勇壮な低域と何処までも伸びる高域に、本当に驚かされました。今回は、その高域・低域は変らず、いや、その質感が更にレベルアップしているにも関わらず、それが特別に目立つ要素ではなくなっており、それよりも中域の厚みが増していることに先ず耳が行きました。結果として、Genmiさんのお得意の女性ボーカリストの音楽的表現がより豊かになり、さらに実体感を持って聴き手に迫ってきます。(声質とその使い分けで魅了する美しいディーバ達)

ダイアナ・クラールとブライアン・アダムズの似た者同士のハスキーヴォイスのデュエット、これを綺麗に二つの声として声質の差、表情の差を明確に描き分けることで、見事にそのハーモニーを表現し切っています。
また、好録音の合唱曲では、ほんの微かな合唱のズレも全て赤裸々にしてしまう再生力で、合唱団にはとっては怖いシステムだと思わせる程でありました。

これらは、声の再現力を支配する中域の質感と、高い解像度がなければ出来ないことだと思います。前者はラダーケーブル導入より実現し、後者は前段の真空管のグレードアップにより実現し、更に全ての音が前面に迫ってくるエネルギー感は出力管の強化が貢献しているというのがGenmiさんの説明でした。これだけの声の質感と表情の描き分けが出来ているのを聴くと、オペラの重唱のCDを持ってくれば良かったと思いました。

聴かせて頂いた新たなGenmi邸のシステムの質感から、当方が何時も聴いているCDがどのような鳴り方をするのか、殆ど同一機器で構成されている拙宅のシステムではありますが、それとは大きく異なることは、ここまでの再生でも予測できました。が、実際に聞かせていただいて、予想が当たっている音源と、予想外の結果となった音源に大きく分かれたのには驚きました。

ブレンデルのピアノの響きの質感と粒立ち、ファウストのヴァイオリンとメルニコフのピアノの掛け合いの細やかな表情と押し出し、シュワルツコップのソプラノとフィッシャー=ディースカウのバリトンの描き分け。それらのレベルの高さは、このシステムであればこう鳴らしてくれるはずという想定の通り、いや、それを大きく超える素晴らしいものでした。これはやはり、凄い。

その一方で、独唱ソプラノや、協奏曲のソロ楽器だけでなく、伴奏オーケストラの個々の楽器も、全て同じレベルの高い解像度と実体感を持って、聴き手に向かって一気に迫ってくる、その解像度・表現力が、私の嗜好からすると過剰と思える音源もありました。まるで何処を見てもピントが合っているスーパーリアリズムの絵をみるようなバランスとでも言ったらいいのでしょうか、それは、同じく絵画の比喩でいえば、印象派のような溶け合う色面で空気感を再現したいという当方の目指す所とは全く異なる感覚をもたらしたのです。恐らく、ソースによるこの差異は、システム側の音源に対する適応性によるというよりも、「この演奏はこう再現したい」という聴き手側のイメージの差による所が大きいと思いました。そして、それがここまで明確になるのは、今回の強化によって実現した、解像度の高さや、中域の厚み、そして全体のパワーアップが、如何に強力なものであるのかの証拠なのかもしれません。上流から下流まで機器はは殆ど同じなのに、どうしてこれほど出音が違うのか、オーディオの難しさ、不思議さだと二人で妙に納得し合ってしまいました。

前回お邪魔した時点で既に、『2WAYの聖地』として他を寄せ付けないレンジの広さとエネルギーを誇っていたGenmi邸システムは、今回の強化により更に未踏の別次元に突入したという印象を持ちました。この進化は基本的なセッティング、ルームチューニングの基盤があって初めて実現できることではありますが、ケーブル・真空管の選択で、これだけの変化・制御が可能ということを教えていただき、貴重で楽しい体験となりました。今回も突然の訪問に対応頂いたGenmiさん、本当に有難うございました。

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レス一覧

  1. パグ太郎さん、こんにちは。早速日記をアップして頂きありがとうございます。

    今回も急な展開でのオフ会となりましたが、これもご近所さんだからなせる技ですね(笑)

    日記に書いて頂いた通り、ラダーケーブルへの変更と真空管を総入替した音を聴いて頂きたいというのが今回のオフ会の趣旨でした。これらの変更は、先日パグ太郎さんの音を聴かせて頂き、今井美樹の声の質感や表現力に感動したことがキッカケでそれが大きな原動力となっています。

    私の日記にも書きましたが、まずスピーカーケーブルをラダー型に変えたことで今までハレーションのように飛んでしまって見えなかった音や細かい表現が聴き取れるようになりました。次に前段の真空管を変えてみると、以前の音がいかにアバウトな音がだったかということに気付かされました。出力管を変えるとそこには未知の世界がありました。まるで、全体的にパステル調の音色が色彩豊かなフルカラーになったかのようで、結果的にひとつひとつの楽器の音や声の表情をより忠実に再現するようになった気がしていました。

    今回パグ太郎さんからも同様なコメントを頂戴し、サウンドの良し悪しは別として、私の感覚が正しかったことが分かって本当によかったです。クッキリハッキリ、そしてシャープな音はまさに自分が目指す方向ではあるのですが、今回の変化は自分自身にとっても想像以上に大きくまだ消化できていないので、果たしてこれでよいのかどうかしばらく聴き込む時間が必要そうです (^^;;

    オーディオって奥が深いですね(笑)

    近隣のよしみで今後ともまたよろしくお願い致します。今回もありがとうございました。

    bygenmi at2017-10-29 12:18

  2. パグ太郎さんこんにちは。

    genmi邸の再訪問早いですね。
    genmi邸のオーディオは『常に前進あるのみ』ですので、
    マイペースな私はどんどん置いてかれております。(汗)

    再生機がCDPのみでアンプはプリメインのみと言う潔さの
    『聖地』もいいですが、
    拙宅の色々な機材がてんこ盛り(笑)な『魔界』
    の再訪問もよろしくお願いします。
    ストレスレスチェアーと心地よい音楽でパグ太郎さんを骨抜きにして差し上げますよ。

    そう言えば、しばらくgenmiさんとの相互交流もしていなかったなあ。

    byニッキー at2017-10-29 12:52

  3. genmiさん

    昨日は大変刺激的な機会を頂戴して、有難うございました。

    色々な意味で驚かされることの多いオフ会でした。一番驚いたのは、レスにも書いて頂いたことにも通じますが、genmiさんが現況を把握して、それを意図した方向に制御しておられる、そのレベルの高さだったかもしれません。まず何が問題・課題かが明確に認識するのも難しいですし、どこをどう変えれば、どういう結果が期待できるかを想定することは更に難しい。今回も、私は再生音をどう感じるかという、感想を述べるばかりで、何故そうなるのかはさっぱりでした(苦笑)。

    そういう根拠と提言のない感想でも、少しはお役に立てたのであれば、嬉しいのですが・・・。また、よろしくお願い致します。

    byパグ太郎 at2017-10-29 13:30

  4. ニッキーさん

    拙宅のオフ会が切っ掛けになって、今回の変更になったというお話でしたので、一体どういうことなのか、聴かないわけにはいかないということで、短い間隔でしたがお邪魔させて頂きました。

    前回の魔界訪問は、魔法使いの師匠筋の凄腕に圧倒されてなんだか良く判りませんでしたので、今度は自分専用の寝落ち音源持参して、新しい椅子で熟睡させて頂きに伺いますね。

    byパグ太郎 at2017-10-29 13:40

  5. genmiさん

    追加情報です。

    私が頭を抱えることになった、コジェナーのバッハアリア集ですが、
    ベルウッドさん情報によりますと、「多少、甘めの再生のほうが心地よく聴ける」音源のようです。昨日の主旨からいうと、持ち出してはいけない不適切なソースだったのかもしれません。

    ここまで来ると、「私にとっては謎」としか言い様がありませんね。

    byパグ太郎 at2017-10-29 13:51

  6. パグ太郎さん、追加情報ありがとうございます。

    一応4年間に渡ってこのシステムと格闘してきましたので、どこをどうすればどうなるかということを何となく想像することはできます。今回はそれが見事に的中するどころか、想像を越えてさらに先の世界に足を踏み入れてしまったような感覚でして、右往左往している子供のようにまだ落ち着きません。

    多少甘めな方が心地よく聴けるソフトがあるというのは同感で、4Kテレビで毛先の一本一本を見てしまう状態に似ていると思うのですが、音の解像度や分解能が上がると本来気にしなくてもよいところが気になって意識がそこに集中してしまうということがあります。まさにそれで、女性ボーカルなんて聴くとリアルな口元の湿り具合やブレス音ばかり気になって今は一点凝視状態です (^_^;)

    聴いていれば慣れてくるものなのかどうかは現在まったく分かりません(笑)

    bygenmi at2017-10-29 14:52

  7. こんばんは

    「スーパーリアリズムの絵」
    8月にお邪魔させて頂いた時の印象を振り返り、なるほどと思いました。
    その時もかなり完成されたサウンドだなあと感じてましたが、更なる進化がとても興味深いです。

    それにしても沿線の方々の活況ぶりがとても楽しそうです。
    そういえば「中央線にはまだまだ隠れユーザーさんがきっと多くいるのでしょうね」とコメントしていた日記がありました。自分の拙い日記で大変恐縮ですが・・
    http://community.phileweb.com/mypage/entry/3344/20160418/50975/
    ここからのgenmiサウンドの変貌ぶりが凄まじいですね。

    byにら at2017-10-29 17:36

  8. パグ太郎さん、

    レポート、興味深く拝見しました。

    genmiさんのところが新次元といえるまでにさらなる進化しているというのはすごいことだと思います。前回うかがった時の状態が素晴らしかったのでそれを超えるというのは…。
    やはり定期的な聖地巡礼が必要のようですね。

    パグ太郎さんが頭を抱えた「コジェナーのバッハアリア集」というのは興味をそそられます。怖いもの見たさ(聴きたさ?)でちょっと聴いてみたいです。

    byK&K at2017-10-29 20:37

  9. にらさん

    レス有難うございます。805は歴史も長いので、きっとまだまだ多くのユーザが居ると思いますね。

    2016年4月の日記拝見しました。吉祥寺の子連れ飲みと、皆さんのコメント読んで爆笑してしまいました(失礼)。次回、中央線ツアーの際は、お声がけください。

    byパグ太郎 at2017-10-29 21:57

  10. K&Kさん

    レス有難うございます。

    ご本人が「想像を越えてさらに先の世界に足を踏み入れてしまった」と仰っておられる進化です。他家様のシステムの変化を経験すること自体が初めての私には、びっくりでした。

    コジェナーのバッハ アリア集は素晴らしい作品ですので、是非、お試しください(それそのものは特に怖くはありませんので)。

    byパグ太郎 at2017-10-29 22:21

  11. パグ太郎さん、こんばんは。

    中央線沿線めぐり、楽しそうです(笑)
    私も行ってみたいですねぇ。

    合唱は私も好きなジャンルなのですが、再生の難しさはトップクラスですね。
    オフ会の際に、プログラムに入れることは多いですけれども、持ち込みの音源はドキドキします(汗)
    いや、拙宅でどのように鳴るのか興味は人一倍なのですけれども。

    これからも探訪記をよろしくお願いいたします。

    byfuku at2017-10-29 22:34

  12. fukuさん

    レス有難うございます。

    合唱曲は解像と融合のバランスが難しいソースですよね。おまけに人間の耳の感度は楽器より声に高いのでごまかし効かないですし。

    genmi邸は究極の解像型で、ソース側の破綻をそのまま突きつけてくるという意味で合唱曲にとっては怖いシステムでした。

    オーナーがオーディオに何を求めるのかによって出てくる音が全く異なってくるので、探訪記は書くのがすごく難しいですね。

    byパグ太郎 at2017-10-29 23:50

  13. パグ太郎さん

    genmi邸は、また、新たな前進をしたようですね。音の方向性がぶれないので単なる変化ではなく、着実に進歩を重ねているということでしょう。ご自分の方向性とその手段を手の内に入れているので、他人からすればラディカルとも感じるかもしれないですね。genmiさんと私の音はよく似ていると言われますし、自分もそう思っています。


    >絵画の比喩でいえば、印象派のような溶け合う色面で空気感を再現したいという当方の目指す所とは全く異なる感覚をもたらした


    音のスピードや透明度、解像度が上がってくると、聴感上の音量が上がってしまい、また、一方で、歪みや潰れが減少すると大きめの音量でも気づかずにそのまま聴いてしまう傾向があると思います。

    音量は、絵画を遠くから見たり近くから見たりすることと似ています。ゴッホを遠くから見て色彩のハーモニーや形象のリズム、描かれたもののストーリーを見るのか、近くから見てタッチの質感や画家の生々しい感情の痕跡、渾身の技巧を見ようとするのか。それもまた見る側の選択と裁量でもあるわけです。

    コジェナーのバッハは、音量をかなり下げた方がパグ太郎さんの求めているものになったのではないかと思います。私自身、以前に比べるとどんどん音量を絞っています。特に周囲が静かな夜に聴く場合はそうです。genmi邸のリスニングルームは遮音がよいので、そういう傾向が強いと推察します。

    byベルウッド at2017-10-30 00:04

  14. ベルウッドさん

    貴日記への当方レスへのご回答とセットになったコメント有難うございます(またまた同じ題材が並行になってしまいました)。

    成る程、音量を下げてみれば良かったのですね。ゴッホの喩えは良く判りました。有難うございます。ゴッホの絵に限って言うと、黒い壁で薄暗い室内でスポット照明を受けて浮かび上がるように輝いているゴッホを離れてみる上野の松方コレクションの展示方法が好きです。が、一方でチューブからひねり出したばかりの絵の具を、そのまま盛りつけて濡れて反射している様な彼のタッチを目の鼻の先で見るのも好きです。絵画の場合は、寄ったり離れたり、こちらで出来るから両方楽しめますね。

    byパグ太郎 at2017-10-30 09:22

  15. パグ太郎さん、こんにちは。

    この短い期間に2回目のご訪問ですか。音を良くしようとするgenmiさんの行動力にも凄い物がございますね。SPケーブルも時間と共に馴染んで来ますので、定点観測もしばらく時間が経ってから行いますとまた印象が変わって来るかもしれませんね。

    私も絵画も大好きです。先日は上野の美術館2つを周りました。明日は大阪の美術館に行って来ます。旅行先でも美術館巡りがメインで、教会のオルガンを聴くことも多いですが、もっとコンサートホール巡りがしたいですね。音楽と絵画は共通する所も多い気がしています。

    genmi邸には、K&Kさんとまた定点観測に行かなくてはなりませんね。もちろん、2次会付きですが。(笑)

    byHarubaru at2017-10-30 10:45

  16. Harubaruさん

    レス有難うございます。本当に、私のようなオーディオ素人の感想まで真摯に聴取しようという、あの姿勢が凄いと思います。

    >音楽と絵画は共通する

    はい、私も頭の中で行ったり来たりしています。

    K&Kさんとのgenmi邸定点観測の際には、お時間許すようであれば、お立ち寄りください。(中央線沿線は一々寄っていると各駅停車の旅になってきりがないかもしれませんが)

    byパグ太郎 at2017-10-30 12:17

  17. パグ太郎さん、こんにちは。再レス失礼します。

    中域においてソフトと音量によっては少し飽和気味になるところが感じられたので、先日のオフ会からルームチューニングを行ってみました。

    具体的には、左右の壁に垂れ下がっていたシルクを上部の固定部分はそのままにして、スカラホールのように波ができるように天井にピンで固定してみました。ちょうど二本のスピーカーのバッフル面上部からリスニングポイントに向かって取り付けられています。

    これが激変とまではいきませんが、音がまろやかになったと言いますか、音の粒子が空間を満たす感じになりましてとても好印象なんです。高域の鋭さが後退した反面、主張が減ったので、もしかしたらコジェナーのバッハの印象が少し変わったかもしれません。

    コジェナーのバッハは持っておらず確認できないので、次回ご来訪時にまた確認して頂けたら幸いです。

    bygenmi at2017-10-30 15:55

  18. genmiさん 今晩は。

    少しでも気になることがあれば、即行動という情熱と拘りには感服いたします。こうでないと、あのコントロール力は得られないのですね。

    今度、お邪魔する時、どういう鳴り方をするか、楽しみが増えました!

    byパグ太郎 at2017-10-30 23:59

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