パグ太郎
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クラシック中心に聴いています。オーディオは手段と考えてはいるものの、気がつくと手段の魔力に取り付かれてしまうことも多く、日々修行をしております。

マイルーム

パグ太郎の部屋
パグ太郎の部屋
持ち家(戸建) / リビング兼用 / その他 / 16畳~ / 防音あり / スクリーンなし / ~2ch
Phileweb登録後1年、気が付くとスピーカー導入していました(2018/6)。所有製品はHRS130ですが、製品DBに登録がないので、一番近いもので代替しています。 10数年愛用したアン…
所有製品
  • スピーカーシステム
    GERMAN PHYSIKS HRS120 Carbon
  • プリメインアンプ
    OCTAVE V110SE
  • ハードラック
    QUADRASPIRE QAVM
  • RCA/BNCオーディオケーブル
    KIMBER KABLE KS-1020
  • 電源ケーブル

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日記

GRF邸オフ会 便乗記:DG作品回顧&アナログのエネルギー

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2018年04月15日

先日、B&W800D3を導入され、その導入の記録と、それに先立つB&W工場見学記を大いに楽しませていただいた、のびーさんがロンドンから一時帰国され、ご近所のGRF邸にいらっしゃるということで、お声掛け頂き、仕事帰りにお寄りする形で便乗させて頂きました。

「仕事帰りの便乗」といいつつ、宿題テーマがありました。一つは、最近の当方記事で取上げたドイツ・グラモフォン(DG)のピアノ録音をまとめて買われて、当たりはずれが多かったということでしたので、お詫びを兼ねた確認。もう一つは、最近、GRFさんが最近、改めて集中しておられるご様子の、GRFとアナログのシステムを初めて聴かせていただくこと。

遅い時間の到着になり、先に始められていたのびーさんをご紹介いただいた後、「駆けつけの一曲」となりましたのは、フォン・オッターが室内楽と協演したコルンゴルドの『マリエッタの唄』。CD再生システムはメインのトロバドールとT-80です。何時聴いても、この空間表現、そして声のリアルさは感動ものです。

ここから、怒涛の新旧DG作品の鑑賞会となりました。
(イエローレーベルの新旧作品)

最初はネルソンズ指揮ゲバントハウス響のローエングリーン序曲とブルックナーの4番(ゲバントハウスの絃が透明感と厚みを両立させて響いているのが新鮮。早速、注文しましたが、拙宅で再現できるのか怪しいところ)。アルゲリッチとババヤンのプロコフィエフはお気に召さずだったとのことで、ババヤンの弟子トリフォノフのショパンの協奏曲とリストの超絶技巧(前者はババヤン師匠のプレトニュフ指揮を含めたエキセントリックさにびっくり、逆に後者はしっかりとした構成と響きの切れ味で、このピアニストが際物で無いことを証明)。プロコフィエフでのお口直しとしてお勧めしたのが、バティアシビリのこれでしたが、しっかりとカバーして既にお持ちで挽回とはならず。でも、のびーさんにはお褒め頂き一安心。

さらに、ケンプのリスト(やはり良い)、アバドのカルメン(大学2年の語学授業で一年かけて、毎週みっちり聴き続けたこの78年の録音が、こんなに良かったのかと再認識)、コジェナーのモーツァルト・アリア集(この演奏、割と癖があるのですが、このシステムで聴くと説得感が出るのが不思議)等々、DGの代表的録音が続きます。アナログ・GRFに移る前にDGシリーズのトリにかけていただいたのがプレスラーのドビュッシー。この録音、これまで聴いてきた全てが霞んでしまうほど、音楽そのものの力を感じます。

第二部は、数日かがりで調整された、メインシステムをあっさりと脇によけて、始まったのがGRFで聴くアナログ。ここからはテーマが、がらっと変って、70年代の昭和歌謡。越路吹雪(サン・トワ・マミ)、森山良子(セフィニ)、藤圭子(アカシアの雨がやむとき)、クールファイブ(長崎は今日も雨だった)、森進一(曲名失念)・・・・。小学生の頃、リアルタイムでラジオから流れていた唄声が、これほどの厚みのある、情感あふれる歌心のこもったものであることは、その年頃の子供には分かるはずもありません。

でも、それは聴き手の問題だけでなく、やはり、調節尽くされたGRFのスピーカーとアナログプレイヤの組み合わせ、その使いこなしの技があって、始めてこの表現がなし得るということが直ぐに分かりました。新旧のカートリッジの差、そしてその針圧の違いの差を、あまりにわかり易くこのシステムは露にしてしまいます。でも、この濃厚な音楽は、時代とそれを生きてきた人生そのものを感じさせます。のびーさんの一言、「GRFさんが最後に残すのはこのシステムですね」に笑ってうなずくGRFさん。
(時代のエネルギーなのか、それとも歌う力なのか、あるいは、その相乗効果なのか、熱いものを感じます)

このアナログシステムでクラシックもかけていただきました。
クーベリック指揮バイエルン放送交響楽団の『モルダウ』(訪れたこともないプラハの街並みが目に浮かぶ)、F=ディースカウとベルゴンツィの二重唱で『運命の力』(これもCD発注)、そして最近、未開封でメーカサンプル非売品のシールが張られたままコレクションから発掘されたF=ディースカウのシューベルト歌曲。これもまた歴史と人生を感じさせる演奏。

のびーさんの訪問に便乗して、後から押しかけたにもかかわらず、この充実感。のびーさんにはロンドンのお土産まで頂いてしまい、本当に有難うございました。そして、何時もながらの楽しい時間を頂いたGRFさんには何と申し上げてよいやら、言葉もありません。

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  1. パク太郎さんこんにちは

    今回のGRF邸訪問はのびーさんから聞いていました。
    仕事帰りに立ち寄れる便の良さ!羨ましいです。そして充実したオフ会であったようですね♪
    私も都内の何人かの方たちからお呼びがかかっていますが中々かないません。なにしろ電車は30分に一本で約2時間も要します(泣)

    >新旧DG作品・・・
    新旧の音質は同じオケ、ホールであってもイ・録音設備の変遷、ロ・同じマスターからでの製造工程数の増加 ハ・録音エンジニアの変更
    などにより変わりますね。

    私のCDでポリーニ・ショパン・エチュードでF356/50017(¥3500)とF00G/27035(¥2297)・同じ表紙写真
    を比べると
    エネルギー感、透明感、タッチの力強さなど圧倒的にF356が勝っています。
    ロ・以外には考えられないのですが

    byどんぐり at2018-04-15 11:51

  2. パグ太郎さん、こんにちは。

    先ほど羽田を発ち、今はハバロフスクの上空です。最近は機内WiFiを装備するフライトも増えてきました。
    早速、訪問記を纏めて頂きありがとうございます。お二人と話していると当方の無教養が際立ちますが、生来のずうずうしさで心底楽しみました。ありがとうございました。

    いつもながらGRFホールのプログラムは秀逸で、パグ太郎さんの到着までも幾つかピアノ曲を聴かせて頂いたのですが、「えーと、これは後から、これは最後に」という感じで何枚かは後回しになり、第1部の最後にかかったのがプレスラーの「亡き王女のためのパヴァーヌ」。
    心に響く音楽を聴く幸せに浸った瞬間でした。

    byのびー at2018-04-15 13:05

  3. どんぐりさん

    レス有難うございます。通勤途上に立ち寄るという変則技が使えるのは、最寄駅が一緒という例外中の例外ですので、、、、。先日は日程合わず失礼しました。

    今回は全く異なる録音の新旧のお話でしたが、仰る通り同一収録でもバージョンの差で音質が大きく変わることも以前、教えていただきました。

    F35番台は、西ドイツ製のCDを輸入して3500円でポリドールが販売していた品番ですね。F35Gがグラモフォン、Lがロンドンで。CDそのもにはMade in W.Germany by PolyGramという印字があるかと。
    一方、F32番台以降は国産化が可能になり、3200円に値下げ、Made in Japanになっていますが、この300円の差が、ご指摘の通り大きな差となってしまったようです。F00Gは更にその後の再発盤かと思います。

    LP時代も輸入盤と国内盤の差という話がありましたが、CDでも同じなのですね。

    byパグ太郎 at2018-04-15 14:21

  4. のびーさん

    ご出張お疲れ様です。

    のびーさんの鋭いコメントを当方も大いに楽しみました。お会いできて大変嬉しかったです。

    プレスラーのドビュッシーは今年の1Qの最大の収穫ですね。
    ロンドンにはお邪魔することは難しそうですが、またご帰国の際はお声がけください!

    byパグ太郎 at2018-04-15 14:27

  5. パグ太郎さん、

    「仕事帰りの便乗」という割には濃ゆ~いオフ会となったようですね。
    仕事帰りにGRFさんのところに寄れるというのはホントにうらやましい限りです。

    パグ太郎さんのおかげでソフト購入がまた増え始めて拙宅の経済状況は奈落の底へ向かいつつあります。(笑)

    今回の日記にもご紹介いただいているプレスラーとバティアシュヴィリ、買ってしまいました。
    プレスラーの沈める寺、改めて聴いてみましたがフォルテでスタインウェイ(クレジットされていませんがたぶんそうだと思います。)が唄っています。ビックリしました。90代でこの演奏は…恐るべし。
    選曲もいいですね。私の癒しのアルバムになりそうです。

    バティアシュヴィリのロミオとジュリエットも…グランカッサにしびれてます。(もちろんヴァイオリンもいいんですけれど…笑)

    ありがとうございました。

    byK&K at2018-04-15 23:38

  6. パグ太郎さん

    DGの音質評価には毀誉褒貶がありますね。

    DGのエンジニアが「聴きやすい音にする秘訣は不要な高域をカットすることだ」と言ったとか(ほめ言葉かもしれませんが)、空間表現が不自然だとか。背景には、カラヤンを引き抜き商業的に成功しカネにあかせて人気アーチストを囲い、一方で人気に欠ける実力者はあっさりと契約を打ち切る。そういう姿勢にライバル会社や演奏家のやっかみがあったのかもしれません。

    デジタル時代になっても、音質に少々難のあるライブ音源でも人気があるとみれば強引に商品化してしまうという性向はあるような気がします。

    バティアシビリのプロコフィエフは、確かGRFさんは「ちっともいいと思わない」と仰っていたような気がしますが…(笑)。私は、本題の協奏曲より、最初と最後の余興の編曲版がいいんですよと申し上げておきましたが。

    byベルウッド at2018-04-15 23:41

  7. K&Kさん

    先日は有難うございました。

    >「仕事帰りの便乗」という割には濃ゆ~いオフ会

    そうですね。GRFホールの最初の曲で肩の力がすっと抜けるので、無意識でも「スーツ着てオン状態」で歩いていたということが良くわかります。(変な感想ですね)

    気に入ってお聴き頂いたものを、ご評価いただければ何よりです。

    byパグ太郎 at2018-04-16 00:24

  8. ベルウッドさん

    レス有難うございます。

    やはりトップランナーは色々と風当たりがあっても、それはその位置に居る代償なのかもしれません。そういいつつも、DGからは時々、首をかしげるようなものがリリースされたりするのも事実ですね。

    そもそも、音楽などという絶対的評価基準もなければ、広い意味での文脈(どういう状態で、だれと、どこで、どういう順番で等など)により受け止め方がころころ変るものは、「自分の評価発言を含めて一貫性などありようがない」という前提でに立った方がいいのかもしれません。それでも(あるいは、それだからこそ)好きだ嫌いだと言い合えるのが、また音楽の素晴らしさではないでしょうか?

    バティアシビリのプロコフィエフ、GRF邸では、その余興の編曲版(確か、彼女のお父さんの編曲?)をリクエストしましたが、実は、本題の協奏曲も気に入っています。自分の中の、雑食性センサーの方が反応していると思います。これも、ご存知の通り、センサーの感度が日によって揺れるのです。

    byパグ太郎 at2018-04-16 08:44

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