パグ太郎
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クラシック中心に聴いています。オーディオは手段と考えてはいるものの、気がつくと手段の魔力に取り付かれてしまうことも多く、日々修行をしております。

マイルーム

パグ太郎の部屋
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持ち家(戸建) / リビング兼用 / その他 / 16畳~ / 防音あり / スクリーンなし / ~2ch
Phileweb登録後1年、気が付くとスピーカー導入していました(2018/6) 10数年愛用したアンプが逝ってしまったので、久々の機器更新をしました(2017/6)。
所有製品
  • スピーカーシステム
    GERMAN PHYSIKS HRS120 Carbon
  • プリメインアンプ
    OCTAVE V110SE
  • ハードラック
    QUADRASPIRE QAVM
  • RCA/BNCオーディオケーブル
    KIMBER KABLE KS-1020
  • 電源ケーブル

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日記

KYLYN邸再訪問:不思議空間の謎は深まるばかり

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2018年09月18日

ようやく厳しい夏も和らいできた、雨模様の週末、中央線沿線805ユーザのお一人、KYLYN邸にお邪魔してまいりました。今年の2月の相互訪問の時以来ですので半年振りです。その時の印象は、小音量でも細部まで聞き取れて、高域も低域も過不足なく、そして至近距離のスピーカーの後方、壁の向こうに浮かび上がるステージ空間。なんでこんなことが出来るのか、その不思議空間の謎は解けぬまま半年が過ぎてしまいました。お誘い頂いたのは、こちらは3年ぶりというGRFさんです。今度こそ、少しはKYLYN邸の謎の解明が出来るかと、ノコノコと同席させて頂いたという次第です。

システムは半年前とお邪魔した時と変らずです。が、いきなりSACDプレイヤーのDACのスペックと方式のお話が、KYLYNさんとGRFさんとの間で始まりました。専門用語と数字が飛び交い、全くのチンプンカンプン。謎の解明どころか、音楽が掛かる前から挫折気味です。

謎の会話が一段落して、漸く音楽が始まりました。フィッシャーの『バッハ無伴奏ヴァイオリン』、アルゲリッチ・プレトニュフの『シンデレラ』のSACD。
相変わらず、この小音量でシンデレラの真夜中の鐘の重低音の打撃音も、魔法の解けていく高音の煌きも、その複雑な動きが細部にいたるまで再現されています。いやはや凄い。ここでGRFさんから、廊下に繋がる扉を少し開けて空間に余裕を持たせたらという助言。

続いて、松田聖子のベストアルバム『バイブルII』、クィーンの『ホット スペース』。
再びここで、スピーカー後方の窓に掛かったブラインドの角度をほんの少しだけ動かしてみたらと。ここで、音楽の勢いががらっと変りました。普段もより人が多いので、吸音過多になり、空間を増やしてやることでそれを解消し、響かせる空間容積を増やしたとのこと。ブラインドと窓の間の空間容積って、どれだけの容量の話?

その後に聞かせていただいた八代亜紀の歌の素晴らしさ、小音量で細部までエネルギーが行き渡っている、人の声の表情を表現するのに必要な要素が全て揃うとこうなるのか、思わず「参りました」の一言。

クラシックでコンドラシン指揮の組曲『道化師』、アンセルメ指揮の『くるみ割り人形』、管絃楽曲名作の往年の名演のSACD版で堪能しました。(でも、SACDマスタリングが難しいということが判ってしまうシステムでもあります)

この後、アナログに移ります。クラプトンの『アンプラグド』、ロスフィルを指揮したメータの若かりし頃のホルスト『惑星』、清水靖晃『案山子』、アート・ペッパー、エヴァ・キャシディの『ナイト・バード』、ビートルズ『アビー・ロード』、松田聖子『パイナップル』。

KYLYNさんの選曲には、前回もそうでしたが、何か静かな祈りのようなものが、必ず何曲か入ってきて、それが小音量で心にしみる音楽として伝わってくるシステムなのです。(エヴァ・キャシディの所で、「何故、このライブがどこのお宅でもあるのか?」という当方の素朴な質問から、選曲のハードルを上げてしまい、申し訳ありませんでした。が、やはりKYLYNさんならではの選曲でした)。

その間、針の汚れの除去前後の聞き比べ、人間の3人の吸音材の位置関係の影響、そして、ちょっとしたボリュームの変化による音の飽和点の出方などなど、ほんの些細なことが、恐ろしいほどの作用をもたらすという体験も有りました。KYLYN邸の素晴らしさは、この絶妙な均衡の上に成り立っていること、そしてKYLYNさんが、それを絶妙に制御しているということは良く判りました。そのポイントを適格に見抜いて、指摘されるGRFさんにもビックリです。

お開き前に、最後にSACDに戻って、掛けて頂いたMuddy Watersのブルース。
この音楽の格好のよさには完全にやられてしまいました。最後にこういうものを持ってくるところが、KYLYN師匠の凄腕なのです。

不思議解明と勇んで参加したオフ会でしたが、あっという間に流れる音楽に心を奪われ、それどころではなくなってしまい、その秘密は、相変わらず解明できぬままです。

KYLYNさん、楽しい半日を有難うございました。

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  1. パグ太郎さんこんばんは。

    キリンさんとGRFさんの講義はどうでしたか?
    私もキリン邸には6月にお邪魔してきましたが、
    まだまだ沢山の奥の手を持っておられるようですね。

    不学な弟子の学力ではキリンさんのノウハウを全て理解するには余りにも多過ぎます。

    この日記を拝見してまだまだGRFさんや
    このコミュニティのベテランさんを拙宅に呼ぶのは時期早々かと思ってしまいました。

    byニッキー at2018-09-19 20:18

  2. ニッキーさん 今晩は。

    レス有難うございます。

    私はお二方のお話に着いていけず、只々、驚くばかりという、いつもの通りの状態でありました。唯一、判ったことといえば、KYLYNさんが、機器設置の微調整を、とことん突き詰めておられて、絶妙なバランスを作り出しておられるということでした。

    凄腕の皆さんのレベルに達しないとお付き合いできないとなると、私など、永遠に一人で井戸の底に潜っていないといけなくなってしまいます。皆さんの音楽に素直に感動して「凄いですね」と言い、自分のシステムにダメ出ししてもらって「参りました」と言うだけで、何とか、お許し頂いております(そう思っているのは当人ばかりで、実は呆れられているかもしれませんが)。

    byパグ太郎 at2018-09-19 21:34

  3. パグ太郎さん

    先日はお越しいただき、ありがとうございました。
    またお忙しい中にも関わらず、このような日記にしていただいた事にも重ねて感謝を申し上げます。

    凄耳のパグ太郎さん、GRFさんをお迎えするとあってドキドキでしたが、過分なご感想に恐縮の至りです。
    某SACDのマスタリングに関するコメントにも恐れ入りました。確信がなかった自分の違和感が裏づけられた思いです。

    拙宅のシステムや選曲について、こうして客観的に書いていただくことで、改めていろいろと気付くことができました・・・
    また、おっしゃるようにGRFさんのアドバイスは的確で、いつも目からウロコが落ちる思いがします。

    昼から晩の懇親会まで、とても楽しくて有意義な時間となりました・・・ありがとうございました。

    byKYLYN(キリン) at2018-09-19 23:33

  4. KYLYNさん

    今晩は。先日は大変楽しい時間を有難うございました。

    帰宅後、同じ音量で聴いてみても、あの繊細さとバランスとは程遠く、如何にボリュームで誤魔化しているか痛感してしまいました。あの細部を詰め切る持久力の問題で、途中でわからなくなって、まっいいか、となってしまう精神から鍛え直さないといけないのかもしれません。

    そんな自分が色々とわかった様なことを申し上げていたとすると、大変僭越なことで、申し訳ありませんでした。今度は、お運びいただければ幸いです。

    byパグ太郎 at2018-09-20 23:16

  5. パグ太郎さん

    KYLYN師匠のサウンドの繊細さとバランスは格別ですね。

    2年前になるでしょうか、以前、お訪ねした時には、五嶋みどりのCDにすっかりやられてしまい、その後、CDを2枚、SACDと3枚も買うはめに陥りました。

    http://community.phileweb.com/mypage/entry/2408/20160120/50069/

    byベルウッド at2018-09-21 14:36

  6. パグ太郎さん、こんばんは。

    私も先月、お邪魔させて頂きました。

    不思議空間、謎ですね。

    何方かに謎解きをして頂き、伝授頂きたいですが。。。
    でも、単に真似をしても再現できないでしょうね。

    byいたちょう at2018-09-21 18:19

  7. ベルウッドさん

    レス有り難うございます。リンクの2年半前の日記を拝見し、当方感想がまるでコピペした様なものだとわかりました。何周回遅れなんだと言いますか、屋上屋を架すと言いますか、皆さまご案内の通りのレポートだったと、お恥ずかしい限りです。

    それにしてもKYLYNさんの選曲は、心に迫る何かがありますね。

    byパグ太郎 at2018-09-21 19:25

  8. いたちょうさん

    レス有り難うございます。

    >単に真似しても

    はい、少なくとも私には、その通りです。
    KYLYN邸の秘密は、邸主の緻密さと根気ではないかと考え始めました。
    その両方に欠陥を抱える私などは、先ず滝にうたれる修行から必要かもしれません。

    byパグ太郎 at2018-09-21 19:32

  9. パグ太郎様
    遅レス失礼します。

    KYLYN邸サウンド・ファンのバズケロです(^^)

    >何か静かな祈りのようなものが、必ず何曲か入ってきて、それが小音量で心にしみる音楽として伝わってくるシステムなのです。

    しみじみと実感できるコメントですね。
    そう、KYLYNサウンドは祈りのイメージがあるのですよ...
    ご本人は感じられていないかもしれませんが(笑)
    このお部屋で聞いたサウンドは長く尾を引いて残るのが不思議さを倍増しますね〜!

    絶妙なバランスの元に成り立っていますが、本性は格闘家!
    今は多くのルール(音量や部屋の容積とか)に縛られていらっしゃいますが、野生の本能をむき出しにした時のKYLYNサウンドとは、どのような姿を見せるのでしょうか?!
    とても楽しみなバズケロ(^^)

    オーディオと音楽、素敵な人たちとの交流も、心から楽しいですね!

    では、では

    byバズケロ at2018-09-23 22:46

  10. バズケロ様

    お早うございます。レス有り難うございます。
    そして、実感できると書いていただいた箇所、実はあそこが根っ子の部分ではないかと思っておりましたので、とても嬉しいお言葉でした。出てくる音にも感動するのですが、それ以上に音楽に揺すぶられた感覚が深く残るのです。それは選ばれる曲に依るところも大きいし、チューニングもそれを目指している様な気がするのです。

    格闘家の本性ですか、それは凄そうですね。今見えているのは、格闘家の研ぎ澄まされた感覚と、自己抑制、たゆまぬ研鑽という側面だけと言うことでしょうか? 楽しみでもあり、怖くもありますね。

    byパグ太郎 at2018-09-24 06:12

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