パグ太郎
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クラシック中心に聴いています。オーディオは手段と考えてはいるものの、気がつくと手段の魔力に取り付かれてしまうことも多く、日々修行をしております。

マイルーム

パグ太郎の部屋
パグ太郎の部屋
持ち家(戸建) / リビング兼用 / その他 / 16畳~ / 防音あり / スクリーンなし / ~2ch
Phileweb登録後1年、気が付くとスピーカー導入していました(2018/6) 10数年愛用したアンプが逝ってしまったので、久々の機器更新をしました(2017/6)。
所有製品
  • スピーカーシステム
    GERMAN PHYSIKS HRS120 Carbon
  • プリメインアンプ
    OCTAVE V110SE
  • ハードラック
    QUADRASPIRE QAVM
  • RCA/BNCオーディオケーブル
    KIMBER KABLE KS-1020
  • 電源ケーブル

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日記

紀尾井ホールで伝統芸術に触れる、或いは、オフ会の悪評が更に高まる懸念について

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2018年09月24日

お彼岸の三連休の中日、紀尾井ホールに演奏を聴きに行ってきました。と書くと、クラシックのコンサートと思われるかもしれませんが、実は長唄です。家人がお知り合いからチケットを頂き、何事も体験ということで、半ば強制的に連れてこられたという次第です。


そもそも、長唄って何? 長い唄? 歌舞伎の伴奏で演奏されているのは、確か浄瑠璃だったと思うけど、あれとは違う? そういえば、常磐津というのもあったし、清元、都都逸というのもあったような・・・。いや、日本伝統文化の基礎がまるっきり抜け落ちています。


予習が必要と思いプログラムを眺めました。タイトルが『稀曲の試み』。稀(まれ)な曲って事は、珍しい難しい曲ってこと? 最初の『三津拍子合相槌』って、読み方からして判らず、検索しても出てきません。流石、「稀」。この時点で挫折。きっと寝落ちするに違いないと抵抗するも、今回は曲の解説が付いているからとか、何時も生音を聴くのが大切だと言っているではないかと、攻め込まれ・・・・。


で、嫌々ながらでの参戦ではありましたが、結論から申しますと、観に来て良かったと思いました。まず、意味不明の唄が長々と続くことを恐れていたのですが、それほど「長く」ないのです。5曲で1時間半程度。これならワーグナーの楽劇の方がよっぽど寝落ちリスク大。

もう一つは、「単調な音楽が続いて退屈」というイメージが覆ったことです。事前に配布された歌詞表と、曲毎の事前解説があったので判ったのですが、長唄といっても、色々な性格なものがあるようなのです。歌舞伎の一節で、登場人物の踊りが挿入される場面での唄と音楽(オペラに突然バレエが挿入されるのと同じ?)というのもありましたし、純粋な自然描写の唄と舞というもの、狂言の滑稽な物語を唄と踊りに作り変えたもの等などがあって、そのシーンに応じて、情緒的なもの、滑稽なもの、色っぽいもの、演奏技術を誇示するもの、多種多様な内容があることも判明。(ただ、最初の疑問の、長唄とは何かは良くわからないままでしたが)。

色んな内容があって、その情景や歌詞が表しているものの差があること、それは頭では判るのですが、それが音楽表現として違って聴こえるかと言いますと、残念ながら、初心者には、どれも同じ表情にしか聴こえず、心から感動する所にまでは至らずでした。それでも、三味線にも、調性のようなものがあって(当たり前ですが)、情景により使い分け、描き分けがされていることとか、歌い手(?)には、声域の高低や声質の軽重による区別はなさそうなのですが、役割・性格の描き分けが声の表現としてなされているようだとか、深く掘っていくと色々と面白そうです。きっと、それが判ってくると、情感の表現として感受できるようになり、本当の意味で鑑賞出来るようになるのでしょう。

そして、やはり、弦楽器(三味線)の響きの混じり合いとか、打楽器(鼓、太鼓)のスピードとか、多様な人間の声のハーモニーとか、生演奏ならではのリアリティは、音として純粋に面白くも有りました。でも、オフ会でおかけする曲が偏りすぎているとか、お邪魔した時に普段かけないクラシックを掛けろという無言の圧力を感じるとか、様々なお叱りがあるのは不徳のいたす所ですが、これに長唄が加わるとなると、更に状況が悪化しますので、そちらに走るのは当面見合わせておこうかと思います。

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  1. パグ太郎さん

    紀尾井ホールは、古典邦楽専用の小ホールを備えていて、このジャンルでも活発に鑑賞会を企画・催行していることが大きな特色になっています。

    こちらのホールは、洋楽用の大ホールよりも残響時間を短めに設定しています。それもこれも、邦楽専用だからこそです。

    邦楽では、三味線、琵琶などのパルス成分たっぷりの撥弦楽器の音や、太鼓、あるいは鋭い高域の能管など、洋楽には無い楽器の音がふんだんにあって耳が鍛えられます。私も、そういう音に触れたくて、たまに、歌舞伎、能楽などに足を運ぶようにしています。

    実は、声楽のほうでも、声明(読経の集団合唱?)の世界も、なかなか「音(オーディオ)」的にインパクトがあって奥深いものがあると思います。何もブルガリアだけではありません(笑)。

    byベルウッド at2018-09-24 10:27

  2. パグ太郎さん

    山田耕筰の交響曲「鶴亀」という作品がありまして、こっちならクラシックの範疇で長唄も楽しめるかもしれません。
    長唄はそのままに、そこに交響楽を絡めて東西音楽の融合を図った意欲的な作品です。
    ちなみに私は邦楽単独ではさっぱり理解できません(笑)

    by眠り猫 at2018-09-24 10:47

  3. ベルウッドさん

    お早うございます。素早いレス有り難うございます!

    本コミュニティで長唄ネタが許容範囲かどうか自信がなかったものですから、日記検索したら3記事しか該当無く、それも最新で9年前。やはりレアネタだと承知しました。が、その内の一つがベルウッドさんでした。流石の守備範囲でいらっしゃいますね。

    更にホール音響まで解説いただき有り難うございます。確かにライブな感じで、撥さばきがクリアでしたし、笛の高域の強奏は普段聴かない刺激でした。

    七五調の言葉のリズムは体に染み付いたものだということも改めて実感しました。偶には良いものですね。

    byパグ太郎 at2018-09-24 10:55

  4. 眠り猫さん

    お早うございます。早速のレス有り難うございます。

    確かに山田耕筰にこう言う曲ありましたね。昔、FM放送で流れてきて、変な曲だなぁって思った記憶があるのですが、よく覚えていません。確か長唄のメインにオケの伴奏が付いていた感じでしょうか?

    昨日の体験を受けて聞き直すと、どう聴こえるのか、試してみたくなりました。

    byパグ太郎 at2018-09-24 11:30

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