パグ太郎
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クラシック中心に聴いています。オーディオは手段と考えてはいるものの、気がつくと手段の魔力に取り付かれてしまうことも多く、日々修行をしております。

マイルーム

パグ太郎の部屋
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持ち家(戸建) / リビング兼用 / その他 / 16畳~ / 防音あり / スクリーンなし / ~2ch
Phileweb登録後1年、気が付くとスピーカー導入していました(2018/6)。所有製品はHRS130ですが、製品DBに登録がないので、一番近いもので代替しています。 10数年愛用したアン…
所有製品
  • スピーカーシステム
    GERMAN PHYSIKS HRS120 Carbon
  • プリメインアンプ
    OCTAVE V110SE
  • ハードラック
    QUADRASPIRE QAVM
  • RCA/BNCオーディオケーブル
    KIMBER KABLE KS-1020
  • 電源ケーブル

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うん十年ぶりのケフェレック、あるいは、進歩がないのは自分のみと気づく情けなさについて

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2019年02月17日

先日、GRFさんと国立のS.Yさんがお越しになった時、GRFさんが「今日、届いたばかり」と仰って、持ってきていただいた中にあったのがアンヌ・ケフェレックのこの2つのCDでした。

サティのピアノ曲というと、深刻にならずお洒落で軽ろやか、でも明るすぎず、憂いと皮肉を残すという微妙な温度調整が難しい所です。ですが、それを自然に演じるのは更に難しくて、多くのピアニストが挑戦していますが、気取ったわざとらしさが鼻につくという残念な結果が多い様な気がするのです。ケフェレックのこの演奏は、深みのあるピアノの音色で、落ち着いた流れを作り出しながら、軽妙なほほ笑みを忘れていないという印象で、適温で自然。「ああ、良いな・・・」と思わず口に出てしまいます。

実はアンヌ・ケフェレックというピアニスト、昔から良く知っているけれど、ちゃんと聴いてこなかったという珍しい存在。というのは、高校生の頃、友人が熱を上げていて如何に彼女が素晴らしいかを語るのが煩かったのです。当時、20代後半の彼女は、それはそれは華やかで、お洒落で美しかった、、、のですが、そう言われれば言われるほど、天邪鬼な性格が災いして、聴く気がうせてしまったのです。
(有名作家の娘というお嬢様)
その友人は、ケフェレックと会いたくてフランス語を学び、フランスに赴任する仕事に就き、つい先日、**年ぶりの大願かなって彼女と出会ってサインを貰ったそうです。そこまで行くと、人生を変えるアーティストとの出会いというのも素晴らしいものだと、素直に思えます。そして、素直に聴いてみた所が、先ほどの感想です。

そんな大昔のことを思い起こしていると、他にも当時のことが甦って来ました。当時、ケフェレック以外でも、その仲間で誰がどの演奏家を贔屓にするか、そしてその活躍を対抗し合っていたのです。対象は、背伸びして聴きはじめていたオペラの若手歌手でした。

ケフェレック マニアの彼が押していたのは、フォン・シュターデ。
またまた見た目重視なのが気に入らないですね。ここでも、その熱の入れようは普通ではなく、その後、彼女がメリザンドを歌ったカラヤン指揮の「ペレアスとメリザンド」の名盤を聴きこんで、卒論のテーマにするのしないって言っていたような記憶があります。

キリ・テ・カナワが好きだった奴がいて、彼の惹かれたポイントは、声の深さと堂々とした歌いぶりという、極めて正統な評価基準。彼女は当時はデビューしたての若手でしたが、このあとダイアナとチャールズの結婚式でヘンデルのアリアを歌い、デイムに叙せられる堂々のキャリアを積むとは不明にて想像も出来ませんでした。

当方は、以前にも書きましたがコトルバスにはまっていて、声量よりも、如何に可愛く、コケティッシュな表現が出来るかという細かいマニアックな所にこだわっていました。今と変わらず全く進歩がないですね。

勉強もそっちのけで、そんなことをしているから三人とも受験に失敗して予備校に通っていましたが、お茶の水と秋葉原が至近距離という輸入レコード・マニアには恵まれた環境だったのも懐かしい思い出です。

その後も三人三様の人生を歩んでいますし、実際に会うことも無いのですが、SNSという便利なものが出来て、普段、どういう生活をしているのかを知ることはできます。そういう中で、当時の好みというか、好きなものを選び取る基準が、その後の生き方、成長ぶりにも何となく表れている気がしなくもありません。

GRFさんのお陰で、うん十年前の美人ピアニストが、素晴らしい演奏家に熟成してきたことを知ることができました。そして、音楽に嵌まり始めて色々と馬鹿なことをしていた10代の頃と全く変わらぬ自分と、友人たちとの落差に情けないやら、笑えるやらの想いが去来するのでありました。

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レス一覧

  1. パグ太郎さん、

    こんばんは。

    サティ大好きです。
    アンヌ・ケフェレック、聴いてみたいです。

    >多くのピアニストが挑戦していますが、気取ったわざとらしさが鼻につくという残念な結果が多い様な気がするのです。

    私も自分の好みが変わっているせいかもしれませんが、お気に入りに出会うことは難しいと感じています。
    サティはヴィルトォーソ向きではないのかも。
    高橋アキとか前にパグ太郎さんからカティア・ラベックが好きです。
    最近の録音ではアリス・サラ・オットがNightfallというアルバムの中で何曲か弾いているのが割に気に入っています。

    byK&K at2019-02-17 23:21

  2. すみません、ちょっと訂正させてください。

    「高橋アキとか前にパグ太郎さんからカティア・ラベックが好きです。」

    ー> 「高橋アキとか前にパグ太郎さんに紹介いただいたカティア・ラベックが好きです。」

    byK&K at2019-02-17 23:30

  3. K&Kさん

    レス有難うございます。

    ケフェレックは小細工とか作為とか、そういうことが全く感じられない、素直に楽しめるサティやラヴェルを聴かせてくれます。じゃじゃ馬的演奏も嫌いではないですが、こちらは育ちの良さを感じさせる演奏ですね。

    byパグ太郎 at2019-02-17 23:49

  4. こんにちは

    美人ピアニストですかー。
    私の場合、作為バリバリですが、やっぱりグリモーかなぁ。オオカミと共同生活するようになってからは、ちょっと引いていますが・・・(汗)。

    サティ、先日ミシェル・ルグランの演奏をネットで聴いてみたら、とても淡々と弾いていて、自然な感じで好印象でした。

    byOrisuke at2019-02-18 13:08

  5. Orisukeさん

    レス有難うございます。

    この場合は、40年前のお嬢さんの近年の録音を聴いて、こんなに良かったのかと驚いた、或いは、こんなに成熟したのかと喜んだというお話です。見た目の先入観(昔も今も)は宜しくないということ?

    そうは言いつつ美しいものには惹かれるのは人情というもの、抗うことはできませんね。

    グリモーは何やらメンタル面で不安定さを感じてしまって、敬遠気味です。ご指摘の狼のドキュメンタリー見て更にその思いを強くしました。

    黒い瞳に吸い込まれそうなくらいエキゾチックな黒海沿岸の麗人を、アルファのプロデューサーが発掘してくるのを待つしかないですね!

    byパグ太郎 at2019-02-18 17:50

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