パグ太郎
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クラシック中心に聴いています。オーディオは手段と考えてはいるものの、気がつくと手段の魔力に取り付かれてしまうことも多く、日々修行をしております。

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パグ太郎の部屋
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持ち家(戸建) / リビング兼用 / その他 / 16畳~ / 防音あり / スクリーンなし / ~2ch
Phileweb登録後1年、気が付くとスピーカー導入していました(2018/6)。所有製品はHRS130ですが、製品DBに登録がないので、一番近いもので代替しています。 10数年愛用したアン…
所有製品
  • スピーカーシステム
    GERMAN PHYSIKS HRS120 Carbon
  • プリメインアンプ
    OCTAVE V110SE
  • ハードラック
    QUADRASPIRE QAVM
  • RCA/BNCオーディオケーブル
    KIMBER KABLE KS-1020
  • 電源ケーブル

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日記

早春に合うハイドンの録音を求めて、トリオ・ワンダラーとエルサレム四重奏団

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2019年03月26日

春も本物になってはいても、朝夕は肌寒いという、桜が咲く直前の時季になると聴きたくなるのがハイドンです。寒くても暑くても、そういう気分になれない。日がだんだん短くなる季節よりも、これから緑があふれてくる予感がする季節の方が、あの明るく健康的な雰囲気に合うのです。理由は良くわかりません。

そういうハイドンの交響曲や弦楽四重奏曲は、夫々のジャンルの古典的形式を作り上げた名作として素晴らしいものが多いことは分かっては居ても、重たいコートから開放されて身軽に聴く曲として手が伸びるのは、もう少し気楽な、ピアノ三重奏曲です。例えば、以前ゲオルグさんが紹介していた、トリオ・ワンダラーのこの録音。


軽快に飛び跳ねるようなリズムと、走り出したくなるようなスピード感、そして小編成で短い楽曲の気やすい親しみやすさに溢れています。花粉が舞っていなくて、ご近所への迷惑を考えなければ、窓を開け放って、少し冷たさが残っている風と日差しを部屋に取り込みながら聴くのが一番かもしれません。このCDの中で、その印象が特に強いのは、32番(作品70)の3楽章でした。思わず体が動きそうになりますし、自然に笑みが浮かんできます。そして、演奏家たちの技巧を示すような早業を見せて喜ばせることも忘れていません。この楽しさは、あっという間に終わってしまうのです。が、それがまた良いのです。ピアノ・トリオの演奏会に行った記憶がないのですが、アンコールの最後にこの楽章を弾いてくれたら、どんなに良いだろうと空想してしまいます。充実した演奏会の締め、会場の一体感が軽快な曲で更に高まり、終了の音が消える瞬間に声にならない笑いのような温かいざわめきの一拍があってからの拍手喝采、そういう情景が、この演奏であれば目に浮かんできます。きっと幸せで満ち足りた気持ちで、帰路につけるはずです。

でも、人間は何処までも我儘なのでしょう。こういう軽快で疾走感のある楽しさ満開の演奏で、もっと構成がしっかりしているハイドンの弦楽四重奏を聴いてみたくなりました。いつも聴いているのはイタリア弦楽四重奏団の、この演奏です。
イタリアの楽団らしい明るい歌いぶりで楽しめるのですが、現代風の明快さ、疾走感がもう少し欲しい所です。最近の弦楽四重奏団はストイックに厳しい方向に行きがちのなので、そういう気分でもなく・・・・。と迷っている所で見つけてきたのがこれです。
エルサレム四重奏団の2008年の演奏。以前、シューベルトの『死と乙女』の現代的切れ味と、シューベルトの抒情的世界が両立する演奏を探しているという日記にも登場させた四重奏団です。今回も同じような話で、自分にとって、このグループは二つの矛盾する要求をバランスよくまとめてくれる、そういう存在なのかもしれません。

が、聴き始めて前言撤回。何かと何かの中庸、バランスというのは失礼だと反省したくなるような、素晴らしい演奏です。先ず、音楽の切れの良さ、リズムの溌溂とした感触、それが風の中に暖かさと冷たさが同居している様なキリッとした温かみという自分の求めるハイドンらしさに相応しいのです。そしてヴァイオリンの弱音で歌う声の心地よさは心が躍る様で、イタリアの弦楽四重奏団にも負けていません。そして大事なのことがもう一つ、各楽器の精緻な組み合わせから作り出される音楽の緻密でありながら深みのある構造力は、やはり21世紀の団体ならではです。

『死と乙女』ではこちらに迫ってくる力がもう少し欲しいなんて感想を述べましたが、ハイドンにそれを求める必要もなく、ある意味、早春に聴くハイドンの弦楽四重奏曲として、これ以上足すことも、引くことも考えなくてよい一つの完成された姿と思えるほどで、これは前言撤回しなければと思った次第です。

折角、弦楽四重奏まで広げたのであれば、最後まで行って(って何の順番?)、この季節に聴くハイドンの交響曲も探したくなりました。おっと、珍しい。この駄文で交響曲が登場したのは・・・・1年以上前のことになります。春の珍事に何を取り上げようかと迷ったのですが、困りました。ご想像の通り、ハイドンの交響曲を語れるほど聴いていないのです。ここはお助けを求めるしかありません。早春に合うハイドンの交響曲のお薦め録音は何でしょうか?

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レス一覧

  1. 美しい女性のトラップを仕掛けないと私は読まないと思っているでしょう?
    そんな事は無いんだという事を見せたくて読み始めました。
    ハイドンを知らない私は途中で断念!
    私は高尚に程遠い処に位置している様です、おかしいなあ。
    とびきりのトラップをお願いします。(笑)

    byCENYA at2019-03-27 11:57

  2. こんにちわ~♪

    「早春に合うハイドン」ってことなら作品77の四重奏は如何でしょうか?
    私的にはアマティ四重奏団がオススメ。
    爽やかで躍動感があって聴いていてウキウキしてきます(^^)

    String Quartets Op.77 / Amati Quartet
    [DIVOX / CDX28903,recorded 1989]

    シンフォニーなら82番「熊」が春っぽいかな~(笑)

    コレギウム・アウレウム[BVCD-38038]か、、、
    ペリック指揮ロス室内管[DOR-90168]あたりが良さそうです♪

    byspcjpnorg at2019-03-27 13:36

  3. CENYAさん

    レスありがとうございます。

    >美しい女性のトラップを仕掛けないと私は読まないと思っているでしょう?

    はい、そう固く信じております。

    >とびきりのトラップをお願いします。(笑)

    かしこまりました。ご期待に副うべく、見目麗しいアーティストの発掘に励んでまいりたいと存じます。

    byパグ太郎 at2019-03-28 19:41

  4. spcjpnorgさん

    レスありがとうございます。

    アマティSQ、そうです、そうです。確かに、あのグループ良かったですね。ちょっと厚めの響きで、艶のある弦の流れが綺麗でした。エネルギー溢れるハイドンだったような記憶がありますが、作品77は未聴ですので、この週末の花見に合わせて聴いてみます。

    「熊」のお薦め、コレギウム・アウレウムはネット上に見当たらず、CDはプレミアムついて高そう。ロス室内管はリンゴ印の配信サービスにあったので聴いてみます。何時も有難うございます!

    byパグ太郎 at2019-03-28 19:44

  5. 今晩は
    遅掛けになってしまいました。。。

    あれだけハイドン、ハイドンと言っておきながら、シンフォニーはあまり聞かない私なのですが、ちょっといろいろ聞いてまいりました。

    で、「早春に合う」とのお題に見合うかどうかわかりませんが、ひとつ気に入った録音を見つけてまいりました。

    ハイドン:交響曲第6番『朝』、第7番『昼』、第8番『晩』(ライブ)
    佐渡 裕指揮トーンキュンストラー管弦楽団の演奏です。

    アンノンクールなど古楽器によるハイドン・シンフォニー後のモダン楽器による2016年の最新版の演奏といった趣で、モダンな音の厚みと、各楽器の音の立ち加減がいい塩梅です。初期シンフォニーの弦楽合奏のような構成も、ソロ演奏的な部分も味わえるということで、ガチっとしすぎてない・トリオからカルテットへの延長線上で聞ける気軽さがあります。佐渡さんのイメージにない清新な印象の演奏で、ちょっとびっくりしました。

    byゲオルグ at2019-03-28 22:39

  6. ゲオルグさん

    探して頂き有難うございます。
    書いている内にハイドンの交響曲って殆どちゃんと聴いていないことに気づき、問いかけにしてしまったのです。

    お勧めの録音聴いてみました。室内楽のような見通しの良さと、協奏曲の様なソロとの掛け合いの楽しさが魅力的ですね。ハイドンのシンフォニーに特徴的な打楽器のドンドコドンがないのも春らしい軽やかさの一因かもしれません。

    良い演奏のご紹介有難うございました。(トリオ ワンダラーの良さもやっとわかりました)

    byパグ太郎 at2019-03-29 08:54

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