日記
5千円で作るOpenHome対応トラポ(構築編)
2018年07月14日
今日は先日の準備編に続いて、moOde audio playerをインストールしてOpenHome対応のネットワークトラポを完成させるまでの手順について紹介しようと思います。
なお、お約束の注記ですが、あくまで個人的な構築メモを公開しているものですので、作業をする際はあくまで自己責任にてお願いいたします。
まずラズパイを通電させ、設定用PCのターミナルからid: pi, pw: raspberryでssh接続します。なお以降はDHCPによりラズパイに払い出されたIPを192.168.x.xとして説明しますので、各自の環境に読み替えて実行してください。またCL$は設定PCのターミナル、SV$はラズパイへのsshログイン後のターミナルを表します。
CL$ ssh pi@192.168.x.x
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? yes
pi@192.168.x.x's password: raspberry
続いてmoOde audio playerをインストールするために必要となるMoode OS Builderをダウンロードします。
SV$ cd /home/pi
SV$ sudo wget -q http://moodeaudio.org/downloads/mos/mosbuild.sh -O /home/pi/mosbuild.sh
SV$ sudo chmod +x /home/pi/mosbuild.sh
最後にMoode OS Builderを実行し、moOde audio playerのインストールを開始します。
SV$ sudo ./mosbuild.sh
** Write OS build directly to the boot SDCard (y/n)? y
** Do you have a backup of your boot SDCard (y/n)? y
** Enter current date (YYYY-MM-DD) 2018-07-01
** Make corrections (y/n)? n
** Option 1-2: use a proxy server for Internet access (y/n)? n
** Option 2-2: use a WiFi connection instead of Ethernet (y/n)? n
** Proceed with build (y/n)? y
** Power off the Pi (y/n)? y
再起動後はid: pi, pw: moodeaudioでssh接続します。
CL$ ssh pi@192.168.x.x
pi@192.168.x.x's password: moodeaudio
なお私の環境ではインストールは1時間以上の長丁場となりましたが、以下コマンドにより実行状況が確認できます。
SV$ moslog
インストール中は何度か再起動が行われ、最後に「// END」と出力されたらインストール完了です。そしてセキュリティのためにパスワードを変更しておきます。
SV$ passwd
Enter new UNIX password:
あとはmoOde audio playerの設定GUI(http://192.168.x.x/)で固定IPの指定やご自身の持つDACの設定をしてあげれば完成です。
最後に設定完了後のOSイメージをバックアップしておくことをおすすめします。そのためにラズパイを一度シャットダウンします。
SV$ sudo shutdown -h now
ラズパイからmicroSDを抜き取り、設定用PCに差し込んでから以下コマンドを実行します。
(disknは各環境でのmicroSDのデバイスIDに置き換えてください。)
CL$ sudo diskutil unmountDisk /dev/diskn
CL$ sudo dd bs=1m if=/dev/diskn of=raspi.img
バックアップができたらmicroSDをラズパイに戻し、再び起動します。あとはお好きなコントローラからご利用ください。
※構築したトラポで再生中のLUMIN appです。
それでは皆さん、良きオーディオライフを♪