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2018年新築を機にオーディオ再開。 音の好み: ボーカルがスピーカーから離れた位置で明確にセンター定位すること。前後方向に広く、頭の後ろから壁の向こうまで音の定位を感じること。 リファ…

マイルーム

二階8畳正方形勾配天井の音作り
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持ち家(戸建) / 専用室 / オーディオルーム / ~8畳 / 防音なし / スクリーンなし / ~2ch
2019.6.24 In : Magico Q1 Out : Magico S1 2019.3.9 In : 吊り下げ式ボード 修理完了のため復帰 2019.1.28 In : …
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日記

JFSounds MS227C SPケーブル比較

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2019年02月01日

以前こちらで紹介して頂いたJFSoundsというマグネシウム線材を特徴とした会社のスピーカーケーブル「MS227C」を試す機会を得たので前回のRCAケーブル比較と同様手元にあるスピーカーケーブルと比較しました。

ご参考:philewebニュース


1. 比較したケーブルと定価

JFSounds MS227C 2mペア、1万5380円
CARDAS Cross 2.5m 13万6000円
CARDAS Golden Cross 2m 26万9000円
CARDAS Golden Reference 2m 29万2000円



2. 比較順と内容

Cross → Golden Cross → Golden Reference → MS227Cの順に比較を行いました。


10年以上我が家のメインスピーカーケーブルだった緑のCrossに久しぶりに戻してみました。

今改めて聞いても特に不満らしい不満はありません。この後聞くケーブル次第では不要不急な買い物を2つもしてしまった事になり頭を抱えてしまいました。

回転音源ちゃんと回ります、ボーカル遠くに定位します。Flower Crownボーカル生々しいですし低音の過不足ありません。鉱石ラジオ Tr10ではボーカルがちゃんと上方に定位し低音の沈み込み、スネアドラムのキレもまあ十分。水の踊りのギターもヴァイオリンもWorksⅠTr1のピアノもオーケストラも自然に響きます。

他を聞く前に現状であえて弱点を探せば、RCAケーブル比較の時と同じボリュームレベルなのに少し音量が小さく感じることくらいです。



モヤモヤした気持ちを抱え次は赤いGolden Cross。

余談ですがスピーカーケーブルの入れ替えは大変です。一晩で4種類も聞くものではありません。

RCAケーブルでもそうでしたがスピーカーケーブルもGolden Crossは固いです。アンプ側は端子が狭過ぎてYラグが挟めないのでバナナプラグを使うのですがテクダスのロック機構をもってしても気を付けないと抜けてきます。

音はというと、同じボリュームレベルなのにCrossより音量が大きくなったように感じます。オーディオ雑誌的な言い回しを使うと情報量が増えたとかベールが一枚剥ぎ取られたとかかかっていたモヤが晴れたとかそういう表現になるのでしょうか。今年になって購入し半年程使っただけでしたがほっと胸を撫で下ろした瞬間でした。

回転音源の存在感が少し向上し、FlowerCrownのボーカルがより生々しくベースが旋律を主張するようになりました。鉱石ラジオ Tr10のドラミングがキレを増し特にバスドラが気持ちいいです。水の踊りではギター、ヴァイオリンのニュアンスの向上の他、鈴の音が良く通るようになりました。WorksⅠTr1では演奏から少し緊張感の様なものが感じられるようになりました。


黒いGolden Referenceに変えます。

今回あえて最後にMS227Cをもっていく為に有り物ケーブルを通しで聞きました。

Golden Crossと比べてより自然になった大袈裟な表現が減った肩の力が抜けた、そういう印象です。太さはこちらの方が太いですが固さは同じか少し柔らかいくらい。きっとエアチューブが増量したのでしょう。

回転音源やFlowerCrownではボーカルやドラム、ベースといったそれぞれの音のニュアンスだけでなく空間で表現。まさにリファレンスといった表情を見せます。鉱石ラジオ Tr10のドラミングなどを聞いているとさらに情報量が増している様です。全体の音量もさらに大きくなったように聞こえます。もちろんボリュームレベルは変えていません。WorksⅠTr1ではハープとピアノが先ほどより美しく響きます。


やっと本題です。紺色っぽいMS227Cに変えます。


バネ的な跳ね返りがそこそこあり、かつ軽いためインシュレーターから浮いてしまいます。

一聴してわかりましたがこれは価格差を度外視していますね!個々の楽器は良く鳴っており音離れが良く立体的です。GoldenReferenceに比べると音量が小さくなった感じがしますがCrossより大きい気がします。

まず回転音源。頭の後ろまでぐるぐる回ります。ボーカルも遠くに定位しますがGoldenらと比べるとやや近いというか浅いです。FlowerCrown。シビアに聞き比べれば相対的にボーカルがやや元気というか派手になる印象。鉱石ラジオTr10ではボーカルが他と比べるとやや低い位置に定位します。ベース、ドラム類は良好です。水の踊りでソロ楽器の音色をチェックするとギターもヴァイオリンも申し分ないです。

気になったのは定位。位置が他のケーブルとは若干異なります。高さ方向が総じて低めな感じ。もしかしたらと思い高さ方向の成分を含む鉱石ラジオTr11を聞き直してみます。するとやはり位相系の音が思ったほど上には定位しません。(位相系でスピーカーより外からスピーカーまで横移動してきてスピーカーの内側では上方向にアーチを描いて反対側のスピーカーへ、そしてまたスピーカーの外へという音が入っています)

オーケストラでは弦や金管の響きが綺麗です。全体にやや明るい表情にシフトする傾向でしょうか。じっくり聞くと奥行きよりも前に出る方が得意なケーブルのようです。WorksⅠTr1を聞いているとMS227Cは低音多めのオケも得意そうで良く鳴っています。


相対評価をまとめると...
GoldenReference > GoldenCross > MS227C > Cross
といったところでしょうか。MS227Cは中古5万クラスまでなら良い勝負になってしまうと思われます。


3. 評価環境、使用した音源と聞き所

評価環境はうちです。機器類はマイルームをご覧ください。スピーカーケーブルはナイロンブロックのインシュレーターと水晶片で浮かせています。

音源はRCAケーブル比較と同じく自分が普段使う音源にいくつか混ぜて1ケーブルあたり30分ほど聞き込みました。

Goddess in the Morning Tr2 Ucrine (位相系回転音とボーカルの遠さ)、Tr4 Flower Crown(ボーカルの生々しさ、位相系アウトフェーズ)
鉱石ラジオ Tr10 Welcome to Riskcaution Corporation(上下方向やや上目に定位するボーカル、位相系半回転と一番低い低音)、Tr11 チェコの夢 ~ Fall(曲の途中から連続低音)
ZABADAK Live Tr5 水の踊り(ライブ音源、ボーカル、ギター、ヴァイオリン)
久石譲 WorksⅡ Tr1 アシタカせっ記(グランカッサの波動感と観客席の咳払い)
久石譲 WorksⅠ Tr1 「風の谷のナウシカ」より(ピアノ、オーケストレーション)
新居昭乃 Red Planet (VTCL-60301)Tr4 ビーズ(継続型の低音とドラミング)
堀江由衣 WILL (TECI-1582)Tr1 Reset - A Cappella Version -(アカペラボーカルの存在感)


4. 考察

MS227C大健闘でした。要因はやはり制振材を内蔵しているところでしょうか。金額的にも物量的にも負担が少ないので片側に2、3本ずつ使う、ラダー化してしまうといった可能性が残されています。それで奥行きや上下方向などの苦手が克服されれば儲けものです。

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レス一覧

  1. high speedさん、こんばんは。

    4種類も聴き比べるのはさぞ大変でしたでしょう。お疲れ様です。

    MS227Cは私も愛用しています。
    仰る様に定位の面は私も感じました。ちょっと首をかしげる部分があったのですが、低域の出方は素晴らしいと思ったので、今はバイワイアリングの低域用に使っています。

    カルダスはゴールデンクロス(RCA)とニュートラルリファレンス(XLR)各1セットしか持っていません。
    SPケーブルとRCAで違いますが、ゴールデンクロスの「大袈裟な表現、肩の力」というところは、ウンウンそういう所ある、と相槌を打ってしまいました。でもそこが魅力のケーブルでもあり、今も第1線で頑張ってもらっています。
    ゴールデンリファレンスを聴いた事がないからかもしれませんがね。

    byTON2 at2019-02-01 22:23

  2. TON2さん こんばんは。

    現役ユーザーとしての感想ありがとうございます。180度違う結果でなくて安心しました。(オーディオは時にはそういう事もあるので。)

    ゴールデンクロスは今でも月一くらいで中古が出てくるので、当時は大枚叩いても魅力的なケーブルだったのだろうなぁと想像します。私もクリアー世代をイベントでしか聞いていないので多くは語れませんがクロスシリーズはケーブル沼のイロハを教えてくれた戦友のようなものです。

    byhigh speed at2019-02-02 00:11

  3. high speedさん

    こんばんは、もろこしです。
    早速のスピーカーケーブル比較、ありがとうございます。

    私も愛用していますので、価格帯が数段上のCrossを超えているとの印象、大変うれしく思います。

    私のシステムでは、高さ方向はもともと上下方向の表現が得意なインフィニティのスピーカーにムラタのスーパーツイーターを組み合わせることで補っています。
    奥行き方向については壁コンセントからノイズを完全遮断できるリベイドE500というホンダの蓄電機とタップで対応しています。ドイツ製のバッテリーインバータ式のSTORMTANK S2500と同傾向の質感が出ます。壁コンから繋いで電気をキレイにする方式とは一線を画している鳴り方です。下記記事のが出たら、もっと凄くなりそう。

    https://www.digimart.net/magazine/article/2018122003492.html

    話は戻って、やはりこのスピーカーケーブルはコスパが素晴らしいですね。

    比較試聴ありがとうございました。

    byもろこし at2019-02-02 00:47

  4. もろこしさん こんにちは。

    もろこしさんの過去記事にあった「これまで使ったどのケーブルよりも奥行き感があり」とはいきませんでしたが、コスパが素晴らしいというのは全くその通り。良い経験になりました。ご紹介いただいありがとうございました。

    低音のキレ、音量感ではCrossを超えている印象でしたが、奥行き、立体感はあまり差はなかったです。それでも差がないこと自体が驚きなのですが。

    ところで、私だったら弱点があると分かっているケーブルがあればそのケーブルを交換してしまいます。機器を追加して補うという手もあるのですね。

    MS227Cのあれは弱点というより「癖」程度の軽微なもの。ソースによっては全く問題にならないですし注意して聞かなければ気にもならないでしょうからその限りではありませんが。

    スーパーツイーターが上下方向に効く、蓄電池が奥行き方向に効く、という話は参考になります。

    レスを書いていて思い出したのですが、もう一種類細くてひょろひょろのスピーカーケーブルを試すのを忘れていました。またの機会に取っておきます。

    スピーカーケーブルを変えて音量が変わったように聞こえる現象、なんなんでしょうね。

    byhigh speed at2019-02-02 12:51

  5. high speed さん、はじめまして。

    私もMS227Cを使っているため、日記を興味深く読ませていただきました。
    価格が数倍上のカルダスの猛者たちといい勝負をしていた、との報告を聞いて、素直に「買ってよかった!」と胸を張れます。

    スピーカーケーブルをキンバーの4TCからMS227Cに換えてからは音の立ち上がりや奥行き感、低音の切れが増すなど明らかによくなりました。

    低音の切れや量感が凄い点や、定位が低めというのはまったく同感。総じて音の重心が低く音そのものに色づけ感がないので、音楽ジャンルに関係なく対応できる懐の深さもあります。
    メインはクラシックですが、アニメソング(アニソン)にも難なく適応しています。

    つい最近、MS227Cと手持ちのWBT-0101を使ってRCAケーブルを自作したのですが、驚くことに音の立ち上がりという点においては導体の量が倍以上のキンバー8TCを使った自作RCAケーブルとほぼ互角で、低音の量感では8TCを上回るほどでした。

    MS227Cが只者ではないことを、この日記で再確認した次第です。

    by8050A at2019-02-12 20:39

  6. 8050Aさん はじめまして。

    古くてメディア露出が低く偽物の多いカルダスは中古品ではかなりお求め易い部類に入り猛者感はないです。今の時代猛者といえばヨルマ、クリスタル、ノードストなどでしょう。

    それよりも4m以上の長尺で導入例の多いゾノトーンの青いスピーカーケーブルと比べて優位性があるかどうかが気になります。

    長尺はどうしても切り売りケーブルになりがち。そして定番がほぼ決まっている。そういった分野で新規ユーザーを獲得できるかが今後の鍵になるでしょう。

    MS227CでRCA自作される方が多いんですね。次回ケーブル自作する際は線材の候補にしようと思います。

    byhigh speed at2019-02-13 13:47

  7. 8050Aさん、こんばんは

    MS227Cの自作RCAケーブルもいいですね。
    WBT-0101の接続のハンダは何をつかわれたのでしょうか?
    選定理由等ありましたら教えてください。
    試聴記含め、日記等に書いていただけたら幸いです。

    電源ケーブルもMS227Cで自作すると効果的でした。

    http://community.phileweb.com/mypage/entry/133/20160403/50822/

    ご参考まで。

    byもろこし at2019-02-13 18:40

  8. >high speed さん
    昔のクセが残っていて、ご無礼おかけいたしました。
    確かにいまはヨルマやノードストのほうが「猛者」ですね(^^ゞ

    >それよりも4m以上の長尺で導入例の多いゾノトーンの青いスピーカーケーブルと比べて優位性があるかどうかが気になります。

    ゾノトーンかMS227C、どちらを選べ、と言われれば私なら躊躇なくMS227Cを選びますね。
    ゾノトーンは以前6N-2200マイスター(導体の直径がほぼ同じ)を使って自作RCAケーブルを作ったことがあり、プラグがWBT-0144で使ったハンダがMS227Cの自作RCAケーブルと同じ組み合わせ(ホット:HOZAN HS-374の旧型/コールド:日本スペリアSN100C040)、長さも1.5mと同じだったので比較試聴しました。
    結果はMS227Cの完勝でした。解像度、余韻やニュアンス、低域の立ち上がりと反応の速さなど、あらゆる面でMS227Cがゾノトーンを上回っていました。とくに差がついたのは低域の立ち上がりと反応の速さで、MS227Cは瞬時に反応するのに対しゾノトーンはモッサリとした反応になるため再生ソフトによってはスピード感に欠けた重苦しい音になる場合があります。

    >もろこしさん
    WBT-0101の接続ハンダは以下の通りです。

    ホット:HOZAN HS-374の旧型(旧型はニッケルを含んでいるが新型はニッケルを含んでいない。新型に切り替わったのは比較的最近なのでデッドストックがまだ店頭に残っている可能性はある)

    コールド:日本スペリアSN100C040(後継製品のSN100C044に切り替わったために生産は終了しているが、オヤイデ電気のネット通販では在庫品が5m税込540円で買える)

    HS-374の旧型は解像度が非常に高く、音の立ち上がりも速いものの、余韻やニュアンスに乏しいという典型的なクールトーンで、低域の量感や質感にも乏しいためHS-374の旧型だけだと血の気のないスカスカの音になってしまいます。それを補うためにコールド側だけ写実基調でありながら余韻やニュアンスが豊かなSN100C040にしてバランスをとっています。
    WBT-0101は腰の据わった力強い低域が特徴で、MS227Cと基本的な音の方向性が一致するのでハンダもこの組み合わせにしました。

    自作してからまだ2か月ほどしか経っていないので、もう少し聴きこんでから日記等で試聴結果を報告できれば、と思っています。

    by8050A at2019-02-22 23:43

  9. 8050Aさん

    ハンダの詳細、ありがとうございました。
    ホットとコールドを使い分けるテクニック、すごいですね。
    参考にさせていただきます。

    試聴結果、楽しみにしています❗

    byもろこし at2019-02-24 22:57

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