日記
新居工事中④
2020年09月13日
皆さん、こんばんは。
クイズです。下の画像はなんでしょう?音が良くなっちゃうリッピング用の外部ドライブではありません。工事の現場に置き去りであったのでちょっと埃をかぶっています。天井につけます。さぁ、なんでしょうか?(笑)一番下に答えを書いておきますね。

前回の日記では、room in roomの骨組ができて、中にロックウールとグラスウールを仕込んで、その上から吉野石膏のタイガースーパーハードという硬質石膏ボード、その上に12mm合板、さらに通常の石膏ボードを重ねて壁面と天井を作ったところまででした。
今回、天井にソーラトンという吸音材が付きました。よく会議室とかの天井についている石膏にひび割れのような穿孔が入っていて吸音するあの白いやつですが、私は一応、ディフューザーの役割も兼ねるようにキューブ状のものにしています。(天井の縁は20cmくらいは平型の通常のものになりますので、下の画像では、まだ縁の部分にソーラトンがついていません。)

なかなか優秀です。嫌な感じもしないです。手を叩いてみるとソーラトンキューブなしでは残響が3秒オーバーですが、ソーラトンをつけると一気に2秒を切りました。ただ話しをすると、残響がまとわりついて、かなり聞き取りにくい状態です。強く手を叩くと、目を回したときに出てくる星みたいな感じで、パキーンっとフラッターエコーが出ました。これはいかんですね。
とりあえず、シアターですから、黒くしなければなりませんから、水性塗料でソーラトンを塗ります。

塗料をつけたら吸音性能が落ちるという話もありましたが、あまりそれは感じませんでしたし、むしろ音が少ししっとりしたかもなどと、今のところは喜んでいるくらいです。そうこうしていると、ドアが付きました。

これは廊下側の防音扉です。見た目は普通です。別に映画館のような重さや厚みもありません。高かったのに、、、。ちょっと期待はずれです。

ぐっとドア枠に押し付けてロックするタイプです。で、私は爆音野郎なので、ドアは二重です。同じ防音扉を2つ付け、間に空間が多めにあったほうが遮音能力が上がるという話を聞いたので、防音室と廊下の間にホワイエを作って2重の防音扉です。

上の画像は防音室側から見たところ。天井高を稼ぐために土間をだいぶ低く作りましたので、廊下とホワイエ側から防音室に入る時に30cm以上落差ができてしまいます。ステップを置き、楽に出入りでき、安全性を確保します。(ホントは安全とかいうよりもケーブルを踏まれないようにするのが第一の目的ですが。(汗))
で、2重の防音扉を閉めてみました。完全な闇でした!あまりにも完全な闇で方向感覚すらなくなり、肝が冷えるような怖ろしい気分になります。最高ですね。これは素晴らしい!(爆)嫁を呼んできて、嫌がるところを防音室に入ってもらって、思いっきり悲鳴を上げてもらい、外からどれだけ聞こえるかテストしたところ、嫁は全開で悲鳴を上げたといっていましたが、小さなささやき声程度でした。いいです、凄くいいですね!楽しくなってきました。私の防音扉はダイケンの安い方です。防音扉の遮音性能が高いものは1枚あたり50万くらいします。高級な防音扉を試聴したことがあるのですが、けっこう漏れます。安いので2枚にする、できれば1枚目と2枚目の間に一定量の空間を設ける、これがお勧めです。
さて、防音扉を閉めて、闇の中で、手を叩いてみました。残響が1秒は伸びました。3秒をかろうじて切っているくらいです。ちょっとやばいですね。音楽を聞けるとは思いますが、たぶん、うっとうしいエコーが付く感じになると思われます。そこで、私も、塗ってみました。

すいません、YAMAHAさん。。。ポスカ極太平芯なんかで塗りまして。でも、おっきいのに白いんじゃ、シアターには入れません。

当初、ACP-2を4枚で行こうと思っていましたが、最初から8枚いれることにします。これでもたぶんコダマ君たちがぞろぞろついて歩くことになると思います。その場合は、100mm厚か200mm厚のグラスウールを付けることにします。グラスウールは薄いと高域しか吸音しないと思いますが、分厚くすると低いところから吸い始めるようです。ただACP-2ほど低いところはコントロールできないでしょうが。
はい、冒頭のクイズの答えですが、換気扇のダクトにつけるフードです。2枚目の天井の左奥に銀色のダクトが見えています。3枚目は部屋の後ろ側ですが、これも左奥に銀色のダクトが。それらは吸気口と排気口ですが、そこに付きます。下の画像は裏返したところです。

黒く塗装するために外していたのでした。で、これに制振材というのか防振材というのかをがっつり付けておくことにします。エアコンの本体もペラペラのプラスティックなので、防振材でかためてやろうとエアコン買う前から腹に決めていたのでした。(笑) F.O.Qはさすがに高いので、はねないシート1枚まるごとを大量につけるとかしてやろうと思います。まあそんなことをしても効果が分かるのは、部屋の調音がうまくやりきったずっと後のことだと思いますが。オーディオルームでエアコンを野放しにしている人はご用心くださいね。エアコン室内機用のカバーを二重にするというのは、オーディオアクセサリーの遍歴の中でも3本指に入ります。
レス一覧
-
ベルイマンさん
着々と進行してますね。
ACP-2ですが、現在2枚追加して6枚使用しています。
もう1枚追加しようとしたのですが、
予想に反して音を吸います!
(響きが減少)
その為、枚数を減らそうと考えています。
どの様な残響をお好みか分かりませんが、
強力な吸音をしたいのなら、アンクが良いと思いますよ。
見た目も良いですし。
私は前方の角に天井まで入れたかったのですが、
重量を調べたらかなりありましたので導入を断念しました・・
byにゃんす at2020-09-13 23:43
-
にゃんすさん、こんばんは。
アンクが良かったんですが、値段がちょっと厳しかったです。クラングさんみたいに自作はできないですし。
うちは完全に密閉された空間なので、吸音は強めにやらないとダメそうです。にゃんすさん、ACP-2は直近で導入したんですか?どこに接地したんでしょう?
byベルイマン at2020-09-13 23:54
-
ベルイマンさん
全面に3枚、背面に3枚(2枚追加しました)
背面は木製のブラインドでしたが、そこに置いたところ、
無い方が、響きます・・
なので、何処かへ移動しようか検討中です。
現在調音にシフトしています。
byにゃんす at2020-09-14 00:06
-
にゃんすさん、レスありがとうございます。
自分はACP-2は全部サイドに配列してみます。フロント2chの横壁とリア2chの横壁で、まず4枚です。また、サイドの一次反射面が少し手前に来るので、フロント両サイドの一次反射ポイントと、リアの両サイド一次反射ポイントの4枚で、合計8枚です。スピーカーの後ろはパネルやアンクは置けなそうです。
にゃんすさん、もし実験されるならば、800D3の脇に置いてみてもらえませんか?壁に寄っている800の両脇に入れるとにゃんすさんがどう思うのか知りたいです、自分の実験のためにですが、、、すいません。(^ ^)
byベルイマン at2020-09-14 00:59
-
ベイルマンさん
802D3時代に脇、一次反射に設置しましたが、音が死にました。
(つまらない音になる・吸い過ぎ?)
拙宅の部屋の問題なので、ベイルマンさん宅では違った結果が出ると思いますが、固定する前に試す事をお勧めします。
私の環境は前方に3枚がベストでした。
残りの3枚はこれからベストなポジションを探します。
byにゃんす at2020-09-14 04:05
-
おはようございます。なるほどぬっちゃいましたか。うちにもASC2Nが3枚ありますがそうする予定はありません。いつも楽しみにしています。
byELVIS at2020-09-14 05:59
-
先ほどのレスでACP2Nの型番を間違えました。頑張ってください。
byELVIS at2020-09-14 06:01
-
にゃんすさん、おはようございます。
励みになるレスありがとうございます。(爆) どうしよ、、、とりあえず吸音しないといけないのは間違いないので、試行錯誤します。また、教えてください。
ELVISさん、おはようございます。レスありがとうございます。
ACP-2Nをお使いでしたか。白よりも音がいいとかと聞きましたが、どうなんでしょうね。
byベルイマン at2020-09-14 09:14
-
ベルイマンさん
もうすぐですね。音出しが楽しみで仕方がないのではないでしょうか。
吸音パネルの設置ですが、まずは必要な家具を入れた後で何もなし状態から聴いてみるのがいいですね。素の状態の部屋の音を掴むためです。そこから、自分が思い描く仮説位置、聴いてみた結果からの対策位置など、思う存分に試してみるのがよいですね。
この日記を拝見するかぎりでは、素のままですと響きすぎて、ボワーンとした定位の定まらない音になると思いますが、そこからが音響チューニングの始まりです。繰り返しやってみると、あそこをあのように弄ればこんな音になるなどが肌身で感じて、自分好みの音に作り込めるようになると思います。
今は残響を減らすことを主体に考えられているようですが、合わせ技で拡散も出来るように準備しておくとよいですね。まずはただの棒でOKです。ホームセンターでツーバイフォー材の幅方向を3等分に切ってもらい、適当な長さで切断するだけです。長いものは120cm~150cmで切り、端材が30cm~60cmで有効活用できます。
byヒジヤン at2020-09-14 19:33
-
ヒジヤンさん、こんばんは。
明日、アース&電源の工事で、いよいよEO-01が200Vで壁面に付くわけです。いくつかの機械に電源を入れることができるようになるわけです。また、出水電器の工事の翌々日に、母分電盤の方からの回路の壁コンセントや、エアコン、スクリーン、その他の取り付け工事になります。
吸音と拡散の合わせ技は部屋の有効利用には重要な考え方なわけですね。
今、壁紙がついて、改めて、ドアを閉めた状態で拍手と発声して残響を確認しましたが、拍手で3秒くらい、発声するとエコーが2つ追いかけてくる感じです。ACP-2は既に購入したので、まず付けてみます。上がフロアーから170cmくらいにしますので壁面に固定してみないと、狙い通りかどうか分からないので。にゃんすさんの指摘するようにACP-2が吸音しすぎる場合に備えて、いくつかプランを練りました。そのプランは逆に音質を上げる一手にもなるかもしれませんので、まずはACP-2を8枚、壁に固定してみます。
というのは、現状で8尺の脚立が2台と他の工事の資材が部屋にあるわけですが、工事完了後はそれらがなくなり、代わりに吸音するものは、ソファーとソファー下のカーペットのみですので、定在波やフラッターエコー等の音響障害は、悪化する可能性もあるからです。
コダマが落ち着いて少なくとも残響が、今の半分の1.5秒程度に落ち着けたら、拡散材を部屋の四隅 x 上下で、8箇所考えることにします。その時は、ツーバイフォー材をアンク状に配置することを第一に考えることにします。
まずはもう少し吸音する方向でやってみます。
byベルイマン at2020-09-14 20:27
-
ベルイマンさん 色で音が変わるか定かでじゃありませんが黒のほうが格好がいいです。リスニングルームが床が茶色で他も黒が多いので最初から黒を選びました。
byELVIS at2020-09-15 10:56
-
ELVISさん、こんばんは。
カッコいいのは間違いないですね!今日、触ったり、叩いたりしましたが、私の家にあるACP-2は白(WH)と、こげ茶(MB)とで、全く違います。これで音色も同じということはまずないと思います。音を聴いての話ではないですが、音色が違うのは当然であろうと思えるくらい、表面は異なります。
byベルイマン at2020-09-15 22:52
-
ベルイマンさん
着々とですね ヽ(^o^)丿
素晴らしい『段差』ですね。 アンチ・バリアフリー!(笑) ウチも同じ様に「段差」アリです。 それも同様に硬い床。 体調が悪い時には まさに天敵です(爆) でも 微動だにしない床は ウチの看板でもあります (^^)/
我が家はダーク系ではありますが 黒には固執していません。 スクリーンが大きくなっちゃって 迷光が目立って来たら対応を施してる程度です。 思わぬところが反射して目立ったりするんですよね。
遮音実験は奥様の声でしたか? (笑) 私は古い大きなCDラジカセをmaxボリュームで鳴らして 周りを歩きました (笑) 今も時々しています。 wifiリモコンで操作が出来るので 鳴りっぱなしの必要もなく 便利に使えています。
ウチは 物が色々と入る事で 反射に変化が現れました。 最初はど-なるか ホント心配していましたが・・ (笑)
byアコスの住人 at2020-09-15 23:11
-
アコスさん、こんばんは。
段差、褒めていただき、光栄です。(^ ^) 優先順位の問題から、バリアフリーのような発想の逆を行くことの多い我が家であります。
私のシアターは黒にこだわっていますが、実際には濃い灰色とか茶色とかがけっこう入ります。例えば壁紙は灰色か、せいぜい黒鉄色ですが、サンゲツの1番安いランクの壁クロスに純粋な黒がなかったからです。ただ、迷光対策はピュアオーディオで言うノイズ対策に近い効果があるのかなって思いました。リビングの有機ELの周りを黒に近づけたら映画の没入感が明らかに上がりましたので。
音響面は、まずフラフラ、フラッターエコーちゃんとの戦いから始めたいと思います。
byベルイマン at2020-09-16 00:13
レスを書く