koyatenn
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画質マニアです。また音質マニアでもあります。 質感と立体の表現を好みCRT, 撮像管, 70mmフィルムなどの画を好みます。 普段はTwitterにいます。 LaserDiscを主とした…

マイルーム

koyatenn Room
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その他 / その他 / オーディオ・シアター兼用ルーム / ~6畳 / 防音なし / スクリーンなし / ~2ch
主にLaserDiscを扱っております。 現在はLaserDiscをファイル化しPC Transportで再生するファイルベースのシステムの研究に注力しているため、その関係の機器が多いです。 …
所有製品
  • TOS(光・角形)デジタルケーブル
    1ST STORAGE AUDIO SMO6
  • USBケーブル
    SUPRA USB 2.0
  • D端子ケーブル
    FURUTECH FVD-77
  • D端子-RCA色差ケーブル
    FURUTECH FVD-73
  • その他ケーブル
    FURUTECH FVS-71

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日記

AUDIO MATCHING UNIT「SONY AUM-100」のハードウェア

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2020年06月12日

AUM-100の内部です。
基板は二層のガラスエポキシプリント基板、更に整然としたレイアウトとなる様基板設計が行われています。
闇雲にGNDのパターンを配置していない点に感心します。
二層基板やガラスエポキシプリント基板が用いられている事はこの機種の大きな特徴の一つと言えるでしょう。
使用されてている受動素子は特に良い物ではないように思います。

電源回路は±15Vの正負出力を持つシンプルなシリーズレギュレーターとなっています。
変圧回路にはシンプルなEI型トランスが用いられ平滑回路コンデンサは6800μFの大容量、定電圧回路は三端子レギュレーターICによるごく普通の実装です。

平滑回路のコンデンサの容量…
・TASCAM LA-40: 2200μF
・TASCAM LA-80MKII: 470μF
・TASCAM LA-81MKII: 470μF
・SONY SRP-200LC: 2200μF
・SONY AUM-100: 6800μF
AUM-100はかなり強力であると言えるでしょう。

Audio回路は横一列に並べられています。
左側はUnBalance to Balance、右側はBalance to UnBalanceの回路でそれぞれ4回路ずつ並んでいます。

Balance to UnBalance回路
この回路は画像下側から上側に向かって信号処理が行われて行く回路となっています。
信号処理の流れとしては入力バッファ、差動合成、出力バッファとなっているように思います。

UnBalance to Balance回路
この回路は画像上側から下側に向かって信号処理が行われて行く回路となっています。
信号処理の流れとしては入力バッファ、差動出力バッファとなっているように思います。

入出力共にCMRR調整用VRがあります。
CMRRの調整は電子式のBalance入出力回路でBalance伝送の特徴である同相ノイズ除去の効果を最大化する為にとても重要です。
他の機種にない特徴の一つです。

入出力の基準レベルをBalance側のみではなくUnBalance側でも調整可能です。
Balance入出力は0dBm, +4dBm, +8dBmから、UnBalance入出力は0dBs, -5dBs, -10dBs, -20dBsから選択可能です。
UnBalance側も調整可能である事も他の機種に無い特徴です。
しかし本体内部のDIP SWで設定する必要がある点はこの機種の欠点と言えるでしょう。
また、基準レベル表記にはBalance入出力の基準レベルが実際にdBmになっているのか実際にはdBu(dBv, dBs)なのか、UnBalance入出力の基準レベルはdBVではなくdBsではないかなど疑問に思う点があります。

Balance to UnBalance回路のLine Driverとして用いられているオペアンプがch毎に独立した実装になっておらず2回路入りオペアンプを2つのchで共有する実装となっています。
この実装がch間の特性差を嫌って選択されたのか単にコストダウンを目的に選択されたのかとても気になる所です。

Line Driverはオペアンプで構成されたものです。
この構成は一般的に歪み率の点で有利であると言われていますがプッシュプルアンプと比較して最大出力電流が小さい事が欠点であるといわれています。
SONY SRP-200LCやTASCAM LA-40ではプッシュプルアンプが用いられていた為、この事が原因でどのような音質差がどの程度生じるかとても気になります。

この機種にはグラウンドリフト機能がありません。
これは欠点の一つです。

電子回路や実装部品などについては以上となります。
私はトランス式の変換回路やプッシュプルアンプを用いたLine Driverなどに期待していた為、その点で正直期待はずれに思いました。
また、オペアンプやDIP SWやVRの選択、GNDパターンの取り方にSONY厚木らしさを感じましたが抵抗器の選択と実装法にはFOR-Aらしさを感じました。
フロントパネル, 電源スイッチ, 電源ランプのデザインからこの製品の発売時期を1976年から1987年の間と予想しておりましたが基板設計やDIP SWを見ていて1987年以降に発売されたのではないかと思うようになりました。

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