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LaserDisc Playerのヘッドアンプ
私、昨年から度々半導体レーザーの問題を指摘しておりますけれどレーザー光源が気体から半導体に変更された後に読み取り部の電子回路に改良が加えられた事も有り良くなった部分もあります。 気体レーザーが用いられていた1981年頃の製品ですが、4つのフォトダイオードで電気信号に変換したRF信号を単に合成, 増幅するというシンプルなものでした。 この回路は半導体レーザーを用いた初期の製品でも継続して使用されました。 例えばヘッドアンプですが1984年頃になると初段にフォトダイオード2個に付き1回路FETを用いたバッファが追加されました。 これは入力のハイインピーダンス化を行なう事でRF信号の波形歪み低減を狙った工夫であると考えられます。 1986年頃になると民生用ハイエンド機とそれ以外で異なる設計のヘッドアンプが用いられる様になりました。 民生用ハイエンド機ではフォトダイオード間の位相遅延がRF信号の高域歪みの原因となる事に着目し打開策としてアキュフォーカスシステムが用いられる様になります。 アキュフォーカスシステムは2組のフォトダイオード間での相対遅延を相殺する為進相している一組に遅延回路を用いる事で相対遅延を相殺し良好な特性を実現しようとするものです。 その為、2組のペアにそれぞれヘッドアンプを持たせる設計が用いられます。 また何時頃からかは定かでありませんが1989年の機種ではヘッドアンプからハイインピーダンスバッファが排除され各ペアの回路構成は1981年当初のものと同様となります。 この回路構成は1995年頃に登場する最後のハイエンド機まで継続して用いられる事となります。 民生用ハイエンド機以外ではフォトダイオードが集積化されOEICと呼ばれる様になりヘッドアンプはOEICと共にピックアップユニットに内蔵される様になりました。 時にはOEICと一体化される事もあった様です。 このようにヘッドアンプは歪みの面から特性改善が図られて来ました。 ディスク読み取りに用いられるレーザー特性悪化が有りクロストークノイズが目立つ様になった事こそ事実ではありますけれど電子回路の面では改善が図られ実際に特性改善が成された部分がある事もまた事実であります。
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