Auro3D
Auro3D
伊豆の別荘で マルチチャンネルオーディオ6割 2chオーディオ3割 ホームシアター1割 という週末を過ごしています。 私のオーディオに対するスタンスは、「原音再生は求めず、<オーディオ再…

マイルーム

ちょっと変わった方法でマルチとAuro3Dと2chとVとを共存させています
ちょっと変わった方法でマルチとAuro3Dと2chとVとを共存させています
持ち家(戸建) / リビング兼用 / オーディオ・シアター兼用ルーム / 16畳~ / 防音なし / スクリーン130型以上 / 8ch以上
【サラウンドスピーカー四変化】 ここ伊豆でのMy Roomは、平行面の少ない6角形の変形部屋、2階屋根まで吹き抜けの空間、傾斜天井、珪藻土の壁、桜の無垢の床など、オーディオルームとしてはなかなかいい…
所有製品
  • スピーカーシステム
    KEF iQ3
  • ネットオーディオプレーヤー
    MARANTZ NA8005
  • ネットオーディオプレーヤー
    PIONEER N-70A
  • BDプレーヤー
    MARANTZ UD7006
  • AVアンプ
    PIONEER SC-LX89

カレンダー

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

お気に入り製品

日記

ソナスマルチの位相問題―「ものいわぬははらふくるるわざ」

このエントリーをはてなブックマークに追加
2020年10月30日

これは書こうかどうか迷っていたのですが、「ものいわぬははらふくるるわざ」と言いますので(笑)。

実は、一時位相問題に悩み、血迷って「総入れ替え」も考えていた時に、買い替え候補として同じソナスの一つ上のランクのシリーズ、「オリンピカ」を検討していました。結局、このシリーズのフロア型は、左右非対称であることを知り、センターと3本を「同じ」にすることができないことがわかり断念したのですが、その時、参考にしたサイトの一つがここです。

その記事の一部を以下に引用します。


 デノンAVC-X8500Hを用いて、ノヴァ5をフロントL/Rに、ノヴァ3をリスニングポイント側方、ノヴァ1を後方に置いてサラウンド・チャンネルを4本としたセンターレス、サブウーファーレスの6本スピーカー構成でUHDブルーレイの『AKIRA』やブルーレイ『コールド・ウォー/あの歌、2つの心』などの映画ソフトを再生してみた。音のテクスチャーが見事に揃った同一シリーズで構成したサラウンド・システムならではのまとまりのよさで、音が見事に溶け合って間然するところがない。また人の声を迫真的に聴かせるノヴァは映画再生にピッタリ。サラウンドchに大胆に振られた『AKIRA』のガムランやジェゴクの響きの生々しさも特筆モノで、ついテストを忘れてずっと観続けてしまったのだった。


輸入代理店のノアの社長さんによると、ソナスの最近の3Wayはすべて同じネットワーク設計方針になっているそうです。つまり、恐らくこの「オリンピカノヴァ」も3Wayの「5」と「3」はツィーターとスコーカーは「逆相」接続、ウーファーは「正相」接続になっているはずです。一方、2Wayの「1」は、ツィーターとウーファーは「正相」接続になっていると思います。

ちなみに、元住ブレーメンさんがお持ちのAmati Homageというハイエンド3Wayですら、「AVアンプはヤマハ->ソニー->パイオニア->ヤマハと四代目ですが、毎回「逆相」と判断される」そうです。

さて、ここで問題提起です。この記事を書いている方は、「オーディオ評論家」という肩書です。私も高校生の頃愛読していた『Stereo Sound』や、最近愛読している『Hi Vi』にもこのところよく寄稿されているプロフェッショナルです。

記事中、スピーカーとの接続方法について特段のことは書かれていませんので、恐らく、プラスはプラスに、マイナスはマイナスにつなぐという「普通の」つなぎ方をしたものと思われます。恐らく、バイアンプ接続などもせず、デフォルトのショート金具を付けたままつないだのでしょう。

使用したAVアンプは、この記事には「デノンAVC-X8500Hを用いて」とは書いてありますが、ビルトインされているAudysseyという補正ソフトを使ったのかどうかは書いてありません。もし、使ったのであれば、3Wayの2機種(このテストでは、フロント2台とサラウンド2台)は「逆相」判定されたはずですが、特にこれにも触れていないので、恐らく(まあ時間もないでしょうから)、Audysseyは使わずに(つまり補正はかけずに)試聴したものと想像されます。

で、その結果、「同一シリーズで構成したサラウンド・システムならではのまとまりのよさで、音が見事に溶け合って間然するところがない」そうです。この、ソナスの3Wayと2Way が混在しているシステムで、特段の補正をかけなければ、3Wayの中高域と2Wayは相互に逆相になっているはずなんです。この事実を、ノヴァの社長さんと、ダイナのベテラン店員さんと私の3人で実験し、確認したのは「日記」に書いた通りです。

この「逆相」状態のままマルチチャンネル再生をするとどのようなことが起こりえるかをわかりやすく書くと、例えば、ある映画のワンシーンで人物が画面の左から右側に歩いてフレームアウトし、その足音が右の壁に沿って後ろに移動し、あなた(視聴者)の背後に回りこんだことを「音」で表現しているとしましょう。

さて、このシーンを、この記事にある「オリンピカノヴァ」のシステム構成で再生すると、恐らくこうなります。1.画面左から右に歩く足音=これはきれいに移動音が再生されます2.画面をフレームアウトしてから、視聴者の横あたりまで来る足音=これも移動音はスムースに再生されます。機種は違っても同じ3Wayなので、すべてのスピーカーユニットの位相がそろっていますから3.視聴者の横から背後まで来る足音=これが問題です。サラウンドとサラウンドバックSP間の音場は、3Wayと2WayのSPで構成されていて、中高域は相互に「逆相」となっているため、コツコツという靴音の移動音はきれいに再生されません。恐らく、突然、右横から真後ろに「ジャンプ」するでしょう(それまで、ゆっくり歩いてきて恐怖感を高めてきたのに=笑)。逆相接続だと音がSPに張り付くからです。

「同一シリーズで構成したサラウンド・システムならではのまとまりのよさで、音が見事に溶け合って間然するところがない」??? この記事には接続方法や補正システムについての追加的な情報が望まれます。でないと「プロ」の耳を疑うことになってしまいます。

次回の日記→

←前回の日記

レス一覧

  1. こんにちは~♪

    想像すれば分かりそうな事でも、Auro3Dさんほど本件に突っ込んだ
    オーディオファイルは居なかったのではないでしょうか。

    本件のような悩みや問題が取り上げられることはこれまで無くはなかったですが、情報としては個人の使いこなしの範疇に留まり、一般ユーザーには降りてこなかったのが現状でしょう。こちらの日記によってマルチチャンネル再生に取り組む諸氏の助けになることは間違いありません。ありがとうございます。

    私は・・・BOSE121を5発というフルレンジに逃げたクチですが3Wayの難しさは想像で少しだけ分かります。(拙宅のDALIは2Wayですが、測定すると位相が3~4回転しています)

    スピーカー沢山つかっての再生。最初に思い浮かべるのはAVシアタールーム。次にSR現場?。YAMAHAのプロオーディオ向けのページには有益な情報が多数転がっていますが、本件に関するところでいえば、YAMAHAは可聴帯域での位相回転を無くす方向にDSPで調整という解決方法を採っています。

    https://jp.yamaha.com/products/proaudio/speakers/dzr_dxs_xlf/features_dzr.html#product-tabs
    こういうのがコンシューマーユースのAVアンプにも搭載されているならば、評論家の視聴結果にも疑問符はつかない感じです(^^

    bynightwish_daisu at2020-10-30 15:52

  2. Auro3Dさん、

    この件を記事にしたお気持ちよくわかります。
    黙ってられませんよね。
    私も録音評でだまされたと思ったことがあります。
    録音波形を見ると明らかに瑕疵のある録音だったんですがその評者の耳では異常に感じなかったようです。

    音源くらいだったらまだしもスピーカーは高額ですからね。
    評論家の責任は重大だと思います。
    この方はご自分でセッティングをされなかったのではないでしょうか?
    マルチchサラウンドシステムにおける位相整合の問題はプロの評論家であれば知ってなければいけないことですし、テスト音源などで簡単なチェックはすべきだと思いますがそれすらしなかったのですかねぇ。

    罪作りです。
    自分自身で聞いて判断するのがベストですが、そんなにいろいろ聴いてられませんものね。
    結局信頼できる評論家を見つけるしか手がないのかもしれません。

    スピーカー間、スピーカー・ユニット間の位相の問題を正しく理解されている方は少ないとと思います。
    メーカー製のスピーカーをステレオで聴いている方は気にしなくてもいいことなのでしょうがないですね。
    メーカーもスピーカーの仕様の中に各ユニットの位相情報を開示していないのは問題だと思います。
    これは何とかして欲しいです。
    こういうことこそ評論家が取り上げるべきことだと思うのですが…

    今回の件ではAuro3DさんやTomyさんとこの問題と対策方法についての情報を共有できてよかったと思っています。

    byK&K at2020-10-30 15:52

  3. Auro3Dさん 間違い訂正です

    --------------------------------------------
    誤:2Wayですが、測定すると位相が3~4回転
    正:2Wayですが、測定すると最大で2回転半
    --------------------------------------------


    そのむかし、
    位相特性をフラットにrePhaseで強制したことがあり、
    そのときの rePhase設定が残っていたので間違いに気付きました。

    https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/03/nightwish-daisuki/cc/cf/g/o1251074814430031357.gif

    その気になれば今の技術ならAVアンプでも位相特性の補正は難しくないはずです。
    ただ、やっぱり自動調整だけで 「はいできました」 とは行かない
    でしょうから、メーカーが及び腰。いや、ユーザーが及び腰???
    その道で信頼できそうのはトリノフですがどうなんでしょね(^^;

    https://www.stella-inc.com/trinnov/page/altitude32_88.html

    トリノフの8ch(位相特性をフラットにできるとは書いていない)

    メーカー出荷状態の位相特性を弄ると、スピーカーメーカーが意図していた音では無くなるので、こういう補正が一概に良いとは言えないし、当然のことながらピュアオーディオマニアにはこういう補正は受け入れられない現実もあるでしょうね(^^;
    .

    bynightwish_daisu at2020-10-30 16:16

  4. Auro3Dさん、

    評論家が使用したシステムのセットアップで、音量調整が必要ですよね。まさか耳で音量を調整することはないでしょうし、そのために測定器を引っ張り出すなら、オデッセイを使ったのではと推察しますが、如何ですか?そのプロの評論家は、セットアップを雑誌のスタッフに任せていたか、知っていて、書かなかったか、どちらかのような気がします。「ソナスのシリーズ物は逆に繋ぐ必要がある」とは、スポンサーとの関係上書きにくいのかも(笑&怒)?

    ソナスもソナスで、2chユーザー重視で、サラウンドは二の次としか思えませんね?公表しておけば、大した問題ではないのにねぇ~(??)

    byTomy at2020-10-30 18:15

  5. nightwish_daisuさん

    いつも、専門的なコメント、ありがとうございます。私では理解できない部分もありますので、理解できた部分のみレスさせていただきます(汗)。

    >私は・・・BOSE121を5発というフルレンジに逃げた

    これはどこかにも書いたのですが、「逃げ」どころか、マルチチャンネルオーディオの「王道」だったということが、ここにきてやっとわかりました(笑)。かつてKEFで揃えていたころは、2Way, 3Way,さらには4Way(!)も混在するSP群だったのですが、AVACでお世話になっていた店員に、「一新するなら、Eclipseで揃えなさい」と言われました。「ウッディな部屋なのにあんな無機的な目玉おやじは嫌だ」(持っている方、すみません=笑)とにべもなくはねつけたのですが、実は多チャンネルシステムにおけるSP間の位相問題を考えればそれがベストだったんですね。

    >その道で信頼できそうのはトリノフですが

    私は、密かにStorm Audioに期待しています(笑)が、しばらくはせっかく「K&Kフィルター」を作っていただいたので、これで様子を見ようと思っています!

    今後ともよろしくお願いいたします。

    byAuro3D at2020-10-30 18:27

  6. nightwish_daisuさん、こんばんは。

    rephaseのグラフ拝見しました。2回転半と書かれておられますが、二か所スパイクのような変化があるだけで、後は、かなり平坦なので全て正相接続の素直なスピーカーをお持ちと拝察いたしました。rephaseの補正も、僅かのようです。補正後の出音は如何だったのでしょうか(興味がありまして(汗))?

    byTomy at2020-10-30 18:41

  7. K&Kさん、Tomyさん

    いつもコメントありがとうございます。

    うーん、Coming Outしちゃうと、私、若いころ、マスメディアの記者だったので、間違っていること・不正確なことをメディアが流布していることに「黙っている」ことが苦手なんですよね(笑)。

    最初にあの記事を読んだとき、「ああ、このシステムに入れ替えれば問題解決なんだ!」と思い、一瞬検討したのですが、なんの解決にもならないことが、輸入代理店の社長さんのコメントを知らせてくれたダイナのベテラン店員さんからのメールでわかったのです。

    『Stereo Sound』誌はオーディオファイルからの信頼が厚いと思うので、あの記事を読んでそのまま買いそろえた人が一人や二人いてもおかしくないと思います。で、AVアンプに「逆相」と指摘されて、戸惑ったはずです。その後、それをどう解決したのかは人それぞれでしょうが、ソナスの3Wayはかなり前から中高域が逆相に設計されているにもかかわらず、メーカーや専門誌がこれに関する何の情報も出していないというのは、1.本当に問題の存在を知らない・気が付いていない2.知っているが、諸事情により黙っている―のいずれかでしょう。どちらにしても、何らかの「信頼」を損なうものではないでしょうか。

    byAuro3D at2020-10-30 18:46

  8. Auro3Dさん 少しこの場をお借りします(修正再投稿)

    Tomyさんへの回答です。
    「最大で」2回転半。2回転とは仰るスパイクみたいな所です。
    これ、実測ではなくrePhaseの補正ファイルなので「だいたい」実測の鏡映しと考えます。位相は右手側の縦軸です。最初の大きな補正は-180°に向けてグワーーっと(位相進み補正)そのまま床をつきぬけてて天井から出てきます。これで360°1回転。それがもう一度です。これで位相を進める方向に2回転。
    最後に6kHzで+180°近い遅らせ?補正が入っていますが、これは180°以内で収まります、突き抜ける事はありせんでした。6kHzへの局所的な位相補正。(実はその直前に-100°近い補正もあり)
    感想は長くなるのでUrlを提示します。↓
    https://ameblo.jp/nightwish-daisuki/entry-12468899751.html
    結局、位相補正したとしてもスピーカーの物理的性能は如何ともし難いので、この時のスピーカーは引退。今は上位モデルのDALI Opticon1を採用しています。それの方がはっきりとした音質向上になりました。

    bynightwish_daisu at2020-10-30 19:29

  9. Auro3Dさん、横から失礼します。

    nightwish_daisu さん、回答ありがとうございます。ウェブサイト拝見します。

    byTomy at2020-10-30 20:57

  10. Tomyさん
    私の先の説明文、進みと遅れの表現は逆だったかもです。
    rePhaseの補正値と思っていたのは実は実測値だったか???(分かりません)

    bynightwish_daisu at2020-10-30 21:10

  11. ねこ@2様

    初めまして。コメントありがとうございます。

    自動測定には、どうやら各社各様の「癖」があるようですね。スペック表やカタログ上の能書きを見てもさっぱり理解できない私のようなものとしては、一度、どこかのオーディオ雑誌なりで、「比較」実験を徹底的にやって、その差異を徹底的に検証してほしいと思っているのですが。

    byAuro3D at2020-10-31 11:27

レスを書く

レスを書くにはログインする必要があります
ログインする