日記
クレーメルのシベコン
2008年09月24日
クレーメル&クレメラータ・バルティカ 道義&OEK合同演奏会
北欧物語へ行ってきました。
プログラムは下記の通り。
・シベリウス/カレリア組曲op.11(OEK)
・シベリウス/ヴァイオリン協奏曲ニ短調op.47(KB&OEK)
//アンコール スヴェンセン/ロマンス
・グリーク/ホルベルク組曲op.40(KB)
・グリーグ/劇音楽「ペール・ギュント」第1,2組曲(KB&OEK)
当日は全曲レコーンディングということで期待が高まります。
マイクは天井から指揮者頭上左右に4、その上方左右に2、管楽器頭上に2
ステージ上ソロイスト1、チェロ1、打楽器1の11本でした。
メインディッシュはもちろんクレーメルのシベコン。
その内容は素晴らしいものでした。4年前に来日したときのクレーメルのベトコンは
オケの息はいまひとつで軽く流したという感じでしたが、今回のシベコンは録音が
入っていることもあってか真に迫る演奏でした。
弓が跳ねてもお構いなしでグイグイ乗せていく独特のクレーメル節は健在。
オケも素早いボーイングで北欧らしい音色が感じられました。
指揮の井上道義とクレーメルは友人で23年ぶりのシベリウス共演ということですが、
お互い信頼しあっているふうが感じ取れとても良い雰囲気の演奏会でした。
ペール・ギュントのアラビアの踊りでは指揮者がアラビアの踊りのつもりでしょうか?
へんてこな踊りを踊ってステージ上の団員の笑いをとっていました。
終演後には壇上で興奮した?KB団員とOEK団員のチークキッスも見られました。
CDの発売予定の発表はありませんでしたが、素晴らしい演奏でしたので是非お薦めします。
今後の公演の予定:9/25(木)14:00東京オペラシティ・コンサートホール
レス一覧
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いいですね。クレーメルは私の憧れのヴァイオリニスト一番手です。繊細で自由自在なボウイングのニュアンスが素晴らしく、音だけ聴いてすぐにこの人と分かる個性も突出していると思います。同郷の音楽家の新作を意欲的かつ効果的にどんどん世の中に紹介していく姿勢も尊敬するべきものだと思います。弾いてる時の顔と音楽の落差の大きさがナンですけれども。
by元住ブレーメン at2008-09-25 14:00
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元住ブレーメンさん、こんばんは。
私も一番手に上がるくらい大好きでクレメラータのアルバムはほとんど買っています。クレーメルの音楽にたいする真摯な姿勢は本当に尊敬に値すると思います。そしてまた常に目が離せない存在ですよね。
by中村公康 at2008-09-25 18:37
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