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僕の聴く全てのレコード(今後増えるものも含む)を最高に素晴らしく最高に美しく最高に楽しく聴けるための機器とその組み合わせを探そうという壮大かつ完全には存在し得ないイデア的なオーディオ構築のため限られた…

マイルーム

7さんち
7さんち
持ち家(戸建) / その他 / オーディオルーム / ~12畳 / 防音なし / スクリーンなし / ~2ch
夜とともに音楽がやってくる。 現用機器: Pioneer / S-3EX Audia /Flight Pre mk2 Audia /Flight CD Two AirTight /A…
所有製品
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フェイヴァリットディスク / 1.Kronos Quartet・Terry Riley - Requiem for Adam

ユーザーの皆様のお宅にお邪魔しにいったりお招きしたりする機会が増えてきましたので、僕の好きな音楽の紹介(日々のネタ作りという説アリ)なんぞしてみようかと思います。
こんなの感じの音楽で聴かせてもらったり聴かせたりしているよという事で。

音楽ネタはブログでとか思っていたんですけれど、無精なワタクシには両方の運営は難しそうなのでこっちでソフトの事を書いてみようと思います。
誰かが楽しみに見てくれる事を目指したい!(気持ちの上では)
・・・えー、記念すべき一枚目は、

「Kronos Quartet・Terry Riley - Requiem for Adam」
 です。



先日伺った黒川さんのお宅でも聴かせて頂きました。

現代音楽から民族音楽まで幅広いレパートリーを持つ、ちょっと異色な弦楽4重奏団クロノスカルテットの2001年の録音です。
クロノスのリーダー、デイビット・ハミルトンの息子アダムが若くして亡くなった時に、カルテットとそして家族と親交が深かったテリー・ライリーが彼の為に作ったレクイエムです。
重い足どりを思わせる弦の響きから始まる、この40分程のレクイエムは僕の聴いた音楽の中でも最も美しく、そして悲しい響きを持っていると思います。(デイビット・ハミルトンもライナーノーツでそう語っていますが、本当に、本当にそう思います。)
クロノスカルテットのビブラートをほとんど用いないボウイングが、悲しみを扇状せずその悲しみの塊を切り出すかのように聴かせていると思えます。
人が人を思い、人の悲しみを思う事がこのように悲しく美しい旋律を作り上げるのかと、このアルバムを聴くたびに何度も思わされます。
最後に収録されているライリー自身によるピアノソロ曲、「哲学者の手」も同じように心に切り込むような、澄んだ強い響きを持っています。

音楽としてはクラシック然としたレクイエムというよりは、現代音楽の要素が強く感じられ、電子音響的手法も用いられているので誰にでも勧められるわけではありません。
ですが人の心の奥底に触れるような厳しさと美しさがあります。
これを一枚目に持ってきたのには少しだけ思い入があります。
人が人を思う時、とりわけ人の悲しみを思うときに、人間の最も美しい部分が現れると僕は思っていて、音楽でもそれは同じだと思っているんですね。
悲しみに触れた音楽は、人の心を打つ力があると信じているわけです。

クロノスカルテットのアルバムでもおそらくこのアルバムは多くの人に聴かれている訳ではないと思いますが、音楽の確信に触れているものの一つに数えたいと僕は思っています。
もしも誰か一人でも僕の拙い文章を読んで、このアルバムを聴いてもらえたらいいなと願うのであります。

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