日記
2008年05月19日
黒川様のお宅を訪問させて頂きました
先週の土曜日、17日に、黒川様のお宅を訪問させて頂きました。黒川様、お招きに預かり
誠にありがとうございました。何のお役にも立てませんでしたが、他方で私は随分と勉強させて
頂き、心から感謝申し上げる次第です。
黒川様には、2時半から10時半過ぎまでの長時間にわたり、その間変ることなくにこやかな
表情で色々とお話いただき、またアドバイスを頂戴し、そして、私とは21歳離れておりますが、
初対面で気疲れすることなくお話させて頂ける(気付かせない)お気使いにも感謝いたしており
ます。
その気持ちを込めて訪問記録をアップします。書き込み過ぎがあったらご容赦を。
さて、お待ちかねの黒川様の音ですが、私は色々なシステムを聴いたことがなく、自分のシステム
との比較でしか語る言葉を持ち得ていませんが、(前置き長ッ~)
黒川様のシステム(メイン)は「音が活き活きと前に出て、音と音場の密度の高い、気持ち太めの
クッキリした滲みのない音」、というのがお聴かせ頂いての第一印象です。
(つまり、今の私の音は、綺麗だけれど音場が薄く元気のない音、というのが悲しい現実でした。
ヴォーカルを感動できる再生を目指して日夜奮闘<自己>中)
黒川様は『若作りの音なんです(と言われるんです)』とにこやかに語っていらっしゃいました
が、楽曲が活き活きと弾み、そこに音楽がある、というのが強く感じたことです。
黒川様は仰っていました『自分は音楽を聴きながら眠ることはありません。作者がそこに何を、
どのような想いを込めたか、それが知りたいから聴くのですから。いきおい真剣(勝負)になり
ます』、と。にこやかな表情で篤き志を語る音と音楽の求道者、との抱いていた思いを一層強く
しました。
「音に芯があってクリヤーなのに、温か味があって心地良く響きますね。」そのようにお話した
ところ、『温か味はCELLOのアンプ、心地良いと仰った響きはPENAUDIOのエンクロージャーが響
かせるタイプだからと思います。』と仰られた後、
『自分の音との比較でいいんですよ。皆さんご自身にとってよい音を求めていらっしゃるのです
から。同じ私の音を聴かれても、その方によって、固い音と仰る方もいれば柔らかく滲んだ音
と仰る方もおられます、よ。』とにこやかに語られたのが、理知的で人の気持ちを解する優しい
お人柄を忍ばせ、緊張していた私の心も緩み、
というか緩みすぎまして、少々?長居してしまいました。黒川様、ごめんなさい。
私に分かる範囲で、少しだけシステムの特徴を。
黒川様のお宅は、所謂、ニアフィールド・リスニングというのでしょうか。
スピーカーとリスニングポイントまでの距離がお部屋の関係もあって近くなっています。
そのためもあってか、小さな音も含めて音楽の佇まいの見通しに優れていると感じました。
スピーカーシステムのCHARISMA+ウーハーシステムCHARAにおいては、
CHARAのウーハーのマウント位置が高くシステム全体としてみた時にツィーターから
ウーハーまでが極めて接近した配置となっており、
このことが低音から高音域までがニアフィールドでも一体性を確保できるんだな、と感じました。
いよいよ(決してコッチが本命ではありません!が)、6時頃からは場所を移してお話させて(というか、色々教えて)頂きました。長時間にわたり申し訳ありませんでした。緊張も解けて、脳味噌も解けて。よってこの間の話は割愛。
最後に、エピソードを幾つか。
【エピソード1】
アクセに替えて安価な代替品(オーディオ製品を銘打つアクセに替えて)や比較的ロープライスの
アクセ(注.箱物との対比では、の意。業務用を含む。)を使用されています。感激ものは、
目の前の国道(県道?)の交通量を失念させる部屋の静けさ。『20枚(?)で○千円の防音
シートを窓に宛がっているんです。余りで、スピーカーの後部壁面に自作ボードを建てました。』
オーディオに手を染めたばかりの若い方々からも慕われていらっしゃるご様子で、
『“色々な条件を全て満たすアクセを指南してください”って言われるんですけど、
“そんなものはないよ。まずは、アクセに頼らずお金を使わずに出来ることをしなさい”
と言ってあげるんです。彼らはお金はないけど時間は沢山持っているんです。
だから基本であるセッティングをキッチリ詰めなさい、と言ってあげるんですよ。』と。
しっかりとしたご自身の哲学を持つ布教者の一面も。
【エピソード2】
『ちょっと、これを』とかけられた○○のレクイエム(失念しました)。激しく脈打ち鳴りまわる
大太鼓(?)、疾風怒濤に荒れ叫ぶ低域の音場感。
『見た目だけで、“低域が弱いね”という方には、これを聴かせるんです』と、お茶目な一面も。
【エピソード3】
持ち込んだ、キャスリーン・バトルさんの「アベ・マリア」(20年前の録音)というアルバム
からヴィラ・ロボスのアリア(ブラジル風バッハ第5番より)を聴いていたとき。
バトルさんの口元が、スピーカーのツィーター位置より上の1.20~1.30mの辺りにポッ
と浮かび、気が付くと正面壁面の奥から湧き出る泉のような声が。「エッ。壁の向こうから声が」
と私。微笑む黒川様、『こういう録音って、最近ないですね~』。
三次元空間に音像が定位する素晴らしいシステム+セッティングでありました。
【エピソード4】
これも私の持ち込んだ、ダイアナ・クラールさんの「ルック・オブ・ラヴ」から。標題曲と
「アイ・シュッド・ケア」を聴いていたとき。何か落着かないご様子。
『今日もまた課題が見つかりました。ダイアナさんの音域、ウチのシステムは弱いんです。
何か平板で、もっとセクシィーさが出ないといけません』。常に、更なる高みを求める求道者
としての黒川様でありました。今日もしお役に立てたとすれば、コレ位かなぁ~?
余談です。私のシステムは懸念していた通り、低域の音量が乏しく、前に出て来ず、音楽の豊かさ
を感じられない音になっているのを再認識いたしました。
壁コンセントのエージングに励むとともに、新たに、スピーカーのウーハーのエージングを開始。
当面の方法は、ロン・カーターさんの「ロン・カーター・プレイズ・バッハ」を夜から朝にかけて
かけっ放しにすること。
黒川様の仰った、『CHARAも導入当初は低域が全く出ませんでした。少音量で1日中かけっ放しにして3ヶ月かかりました』を励みに。
レス一覧
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有意義な時間を過ごされたようで羨ましいです。
>"アクセに頼らずお金を使わずに出来ることをしなさい"
耳が痛い(^-^;
byとんぼっち at2008-05-19 12:19
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お疲れ様でした。
エピソード4ですが、じつは私も同じソースを持って、黒川邸にお伺いしました。
私は、どうも黒川さんが”苦手”と思っておられるソースが好きらしく、お持ちしたソース数枚で”これ難しいなぁ~~”と仰ってました。
全然上手く鳴ってないなんて印象は無かったんですけどね。^^;
byさもえど at2008-05-19 12:38
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そねさん 今晩ワ Rayです。
電源自作以来ますます積極的にオーディオにのめり込んでおられるようで何よりです。
違う人の音を聴き、自分の音に反映させる事の重要性を認識しだした今日この頃です。
また、この日曜日にはこのコミュのお仲間お二人に来て頂き拙宅の愚音を聴いて頂き、批評を頂きました。非常に有意義だったと思っています。
オフ会の重要性を再認識させられました。
byRay at2008-05-19 20:49
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黒川邸が「徹子の部屋」みたく感じてきました(笑)
皆ゲストとして呼ばれる日を待ち望んでいるんじゃないでしょうか。
黒川さん、気合入れて望まないと大変ですぞ~!
冗談はここまでにして、ダイアナねえさんは何気にハードル高いというのは分かる気がします。自分もシステム評価の1枚です。更にもっと難しいと感じているのはジェーン・モンハイトです。
イマイチ状態で再生すると露骨に濁っちゃうし、その癖高域はシャリシャリ言いやすいんですよ。このバランスは難しい。
byfreestyle at2008-05-19 21:26
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先日は拙システムをお聴きいただきありがとうございました。また、ご感想もアップしていただき恐悦至極です。当日も長時間にわたりお付き合いいただきありがとうございました。当方、長広舌を披露してしまった様で申し訳ありません!(><)
どうも、最近、説教じみたところが増してきたようです。反省したく思います。
ダイアナ・クラールについては、どうにも平べったくなってしまったように思えました。さもえどさんがおもちになられたソースでも、そうだったのですが、当方のシステムはやはり、大人の女性の色香みたいなものを表現するのが苦手なように思えます。大人の女性を語るには、私自身が、まだ経験が浅いということでしょうか(笑)。もう一つソースの件で、あの大太鼓が派手なのはゲルギエフ指揮のヴェルディ「レクイエム」です。
それから......えーっと、あーっと、わたくし「様」とつけていただくほどの人間ではありませんので、せめて「さん」くらいでお願いできますでしょうか。どうも、「様」とつけられますと首の根元あたりがむずがゆくなりまして(笑)。
次回、そねさんのシステムをお聴かせいただくのを楽しみにしております。
by黒川鍵司 at2008-05-19 21:40
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よこレスですみません。freestyleさん Rayです。
ダイアナの姉さん、ジェーン・モンハイトさん これらの女性歌手は小生の最も好きな歌手で、また、これらのCD盤の音質も高く、愛用盤です。
Honeysuckle Roseでのベースに乗っての澄んだ、そして少しハスキーな歌声 しびれます。
ダイアナさんの歌は、低域のチェックにはベストですネ。
好きなお姉さんの名が見えたので、よこレスしてしまいました。そねさん お許し下さいネ。
byRay at2008-05-19 21:55
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ダイアナ・クラールは、私もよく聴いていました。しかも国内盤CDと、数年後に発売になったハイブリット盤の2枚持っています。音質はなぜか、国内盤CDの方が、鮮度感や、ダイナミックレンジの点で良い印象でした。ハイブリット盤のSACD層及びCD層は、どちらも何か頼りないサウンドで、折角期待してハイブリットを購入したのにガッカリでした。なので今では国内盤のCDばかり聴いています。因みに国内盤CDとハイブリットのCD層をWaveCompareで比較してみましたら、「相違がありました」と表示されてしまいました。
by試聴記 at2008-05-19 22:30
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皆様 こんばんは。そして、お便りに心から御礼申し上げます。
お宅訪問は初めてのこともあり、本当に緊張しました。
お話したことで思い出せない事柄もああり、正確さを欠いていたら
大変申し訳ありません。
とんぼっち 様
「耳が痛い」、、全く仰るとおりです。私がスピーカーの足に
インシュレータとしてD-PROPを使用しているとお話した時には、それこそ『仰け反らんばかり』でいらっしゃいました!私としても、一時金銭感覚を失っていた頃のお買い物ではありますが。
黒川様の足回りは、床板材の上に毛足の短いカーペットを敷き詰め、その上に、人造大理石板、スパイダーシート、天然大理石、鼈甲のスパイク受け、これでスピーカーのスパイクを受けていらっしゃいます。「硬軟を交互に使用するのが良い」そうで、以上合計で片側4千円弱(大理石はキチンと製品に使用されているものを調べ上げ石材店にて購入、鼈甲製品はとあるショップのお客様からの頂き物、とか)。これを、オーディオボード、オーディオ用大理石、インシュ等としたら片側5万円超えは避けられないところ!!
本当に有意義な時間を過ごさせて頂きました。。感謝。。。
さもえど 様
そうなんですョ。でも、黒川様の域に達するとご自身の感じられたことが全て、ということなんですね。 ちっとも平板じゃなかったけれどな~。
今になって思い当たるのは、部屋の響きです。思い出すとかなりデッドとのお話でした。「何を伝えたいのか知りたい」「音楽が楽しいか否か、ということが重要です」と語られた黒川様におかれては、息遣いや裏声にひっくり返すという自身をその場に置く迫真の臨場感を持って情感を表現する歌い手であるダイアナさん(私の勝手な思い込みです。また、アイ・シュッド・ケア~のケア~での裏声返し、当に訴えてきますね~)のような歌い方は、①私が普段聴く小さめの音量で聴かせて頂いたことと②部屋がデッドであること③ダイアナさんの歌い方 が相俟って、「この方の伝えたいことがある筈なのに、私の愛器はそれに応えていない」というストイックな厳しい評価に結びつくのかな、と思いました。
Ray 様
そうなんです。黒川様のお話をお伺いしてからというもの、改善に向けたインスピレーション(妄想、とも言います、ハイ^^)が次々と湧いてきて、家に帰るのが待ち遠しくて!「夜の生活」が充実して、日中眠いのなんのって。またRay様のお屋敷の写真をブログで拝見し、ため息をつく日々でもあります。
横レス、全く問題ありません。ダイアナさんやジェーンさんなら、むしろ大歓迎!私、お二人合わせて10枚持ってます。この特徴は異なるけれど、夫々の歌からセクシーさが、湧き上がる想いが聴こえたならば、言うことはありません。ハイ。
今のところ、艱難辛苦を舐めております。まずは中低域の量感の改善です、次は奥行きと高さを含む定位の改善、その次はスピーカーの外も含めての音場の拡大。現実は厳しいものがありますが。
Freestyle 様
お訪ねする前は、初めての体験ということに加え黒川様というお名前に緊張の極を味わい、お会いしてからは気持ちがはしゃいでしょうがない(当に「徹子の部屋」?状態。ウマイッ)今日この頃です。年甲斐もなく、興奮状態です。
そうなんですか、モンハイトさんの再生って難しいんですか!そのシルキーなお声(とセクシーが薫るそのご容姿)に魅せられた私は、モンハイトさんばかり聴いていた時期もありました。「本当に良いお声だなぁ~」と聴いておりましたが、シャリシャリとは聴こえませんでしたが、…。とっても気になるお言葉です。
本当のモンハイトさんとはどのような再生なのか、是非聴いてみたいです。
黒川 様
いや本居、黒川さん(で、本当によろしいのですか)。この度は、私のような者に長時間お付き合い頂き、本当にありがとうございました。お聞かせ頂けるお話が面白くて為になって、時間の経つのを忘れてしまい、また二日酔いでもご迷惑をお掛けし申し訳ありませんでした。
キチンと理解出来ていないのに書き過ぎかとは思いましたが、筆が滑って止まらず、長文、乱文失礼いたしました。
黒川さん(どうも落着きませんが)をお招きするまでに、どれだけ詰められるか、時間との戦いです。
小さくご期待ください。;(__) 有言し自分を追い込み実現に繋げられるか!
試聴記 様
こんばんは。何と言っても、ダイアナさんは稀代の歌い手ですね。歌詞を本当に大事にしていることが、英語のわからない私にも伝わってきます。そして息遣いなど、歌に登場する当の本人になりきって、魂を震わす歌(音)~Soulnote、五感全てに浸み入って訴えてきます。皆様がお好きなのも、よ~く分ります。
CDとハイブリッド版のお話。へーェ、そんなことがあるんだ、と言う感じで、一般論としてはハイブリットの方が上なんですよネ~。
自分は幸いにしてSACDの再生機を持っていないので(購入時に予算の制約で困難でした)迷うことはないけども、やはり好きな方のハイブリッドだけは欲しいですもの。
byそねさん at2008-05-20 00:57
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そねさん様と黒川さん、お疲れ様でした。楽しい週末を過ごされたようですね。リスニングチェアは届きましたか?
さてと私もダイアナ・クラールのルック・オブ・ラヴを聴かねば。あとジェーン・モンハイトも。
by本日のコーヒー at2008-05-20 01:00
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本日のコーヒー様
先日は失礼致し、また大変残念でありました。チェアは無事届きました。首を痛めないようにハイバック(エコーネス)にしたのですが、これだと安心して音楽に浸りながら寝入ってしまいそうです。
でも、「こらっ、起きてちゃんと聴きなさい」って黒川さんにお叱りを受けるかも。
ダイアナさんとジェーンさん、スピーカーのエージングと合わせ追い込みたいと思います。
byそねさん at2008-05-20 01:26
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