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2006年12月、定年後の趣味として、スピーカー・PIEGA TC-70Xを中心にアキュのCDP・プリメインアンプによりオーディオライフを始めました。ピエガのトールボーイ・スピカーはその美しさに…

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マンションでのリビング・オーディオ
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PIEGA TC-70Xをコーナー設置型の交差法、その手前に小型2wayを平行法で設置し、2組のSPで楽しんでいます。このセッティングに際しては、当コミュニティの大先輩お二方(GRF様、ベルウッド様)…
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竹澤恭子Vnリサイタル/フィリアホール

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2018年06月24日

昨日、デビュー30周年を迎えた竹澤恭子さんのリサイタルが開かれました。フィリアホールでのリサイタルは20周年以来10年ぶりとのこと。聴衆も大いに盛り上がり、ブラボーの声と拍手が鳴りやまない大変な熱演でした。
私にあっては2年ぶりのコンサートでしたが、とても充実した週末となりました。

竹澤さんは…
世界の第一線で活躍を続ける実力派ヴァイオリニストで今年でデビュー30周年を迎えました。1986年に、アメリカ大陸で最も重要なヴァイオリンコンクールとしてその名を馳せるインディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールで圧倒的な優勝を飾る。
2009年に長年の拠点ニューヨークからパリに移住。近年は、室内楽の音楽祭にも積極的に出演、サイトウ・キネン・オーケストラや水戸室内管弦楽団にも参加。使用楽器はストラディバリウス「レディ・テナント」(1699年製)。
今回は、同じくパリ在住のピアニスト児玉桃さんとのコラボ。

当日のプログラムは…
20世紀初頭前後のベルギー&フランス系作曲家の作品+クライスラーの小品という、私にはかなり馴染みの薄い構成。少し予習をと手持ちのCDで聴いてみると、プログラムのメインは前半のラベルのソナタ、後半のフランクのソナタとわかる。
そして、両曲ともピアノの役割が大きい、というか、前者はVnとピアノが対等の曲、後者は香り立つようなピアノの音色にVnが乗せる艶やかなメロディを楽しむ、といった感じがしました。
ところで、実はこのホールでピアノを聴いて素人ながら良い印象を抱いたことがありませんでした。しかも天候はあいにくの雨降り、体調と合わせ不安を抱えながら出かけました。

さあ、開演…
会場には開演15分ほど前に入りました、ちょうどピアノの調律が終わろうというときでしたが、うん、これまでの中では一番響きが綺麗、音の尾に嫌な響きがない、もう少し音色に透明感があればなおよいけれど、これは期待できそうです。

イザイの演奏が始まりました…
初めて耳にする曲で聴いていて楽しいとはいえませんが、圧倒的な演奏の迫力で迫ってきます。日本人の演奏家に対してはどこかひよわ・繊細といったイメージを勝手に持ってきましたが、竹澤さんは力で押すタイプでしょうか、でも微塵も破綻を感じさせない安定感ある演奏、きっと強靭なテクニックをお持ちなのでしょうね。
次いでブロッホ…
グリュミーオの演奏で予習した感じでは、技巧的な曲で、グリュミーオの美音が扇情的。
竹澤さんのは、より体温の高い情熱的演奏。
前半末尾を飾るラベルのソナタ…
ジュイエ/ロジェで予習したときの印象では、これはピアノが良くないと駄目だなと感じました。ピアノに、伴奏とか協奏とかしている感が薄い、それぞれが独自の世界を奏でているような、妙な感覚です。ピアノの色彩感やVnの動と静の対比とか、それぞれに楽しむことはできるのですが…。
竹澤さんはこの曲を自家薬籠中の物としているのでしょう、繊細な色彩感ある音色を奏でるピアノに、ときに寄り添いときに力強く応えているようにも聴こえます。
演奏終了時の竹澤さんの充実感がもたらしたであろう満面の笑み、そして堂々とした物腰に自信があふれていました。本日一番の演奏はこの曲でしょうか。

休憩を挟んで後半。ファリア、クライスラー、ドボルザーク…
後半は楽曲も親しみやすくその美しさに素直にひたれます。そして、演奏ももうノリノリです。
ファリアでは足を踏み鳴らし、クライスラーは喜びのよう、ドボルザークはため息が出るような美しさ。
末尾を飾るフランクのソナタ。そしてアンコールへ…
竹澤さんの演奏全体にいえることですが、生命力、情熱にあふれ、表現のダイナミズムが聴く者を圧倒してきます。ツィゴイネルワイゼンは凄かった。とても素晴らしい充実したひと時となりました。

二年ぶりのフィリアホール…
この度、スケジュールのご都合がつかなくなったとのことでベルウッドさんからチケットをお譲りいただき、二年ぶりにコンサートに足を運ぶ機会を得ました。
竹澤さん、児玉さんの演奏の素晴らしさもあり、演奏者と聴衆が一体となった興奮を久し振りに味わいました。コンサートを聴きに行く喜びを思い出させてくださったベルウッドさんに心から感謝いたします。


【当日のプログラム】
イザイ:悲劇的な詩
ブロッホ:ニーグン(即興)
ラベル:Vnソナタ ト長調
―――休憩―――
ファリア=クライスラー:スペイン舞曲第1番
クライスラー:愛の悲しみ
ドボルザーク=クライスラー:スラブ幻想曲
フランク:Vnソナタ イ長調
―――アンコール―――
マスネ:タイスの瞑想曲
ドビュッシー=ハイフェッツ:美しき夕暮れ
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン

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  1. そねさん

    お楽しみいただけてよかったです。

    今回は、児玉桃さんとの共演というのがウリですね。桃さんは日本人というよりは日本語が上手なパリジェンヌというべきで、フランクやラヴェルはきっと素晴らしかったのではないかと思います。アンコールが大サービスですね。きっと会場の熱い喝采に盛り上がったのだと思います。

    byベルウッド at2018-06-27 09:45

  2. ベルウッドさん

    私のフィリアホール歴は2年前の半年間の10回ほどですが、これほど盛り上がったことは経験がないです。
    竹澤さんは暗譜で演奏されていた様子でした。児玉さんのピアノは、気持ちが隅々まで行き届いて精妙、透明度の高い多彩な音色はとても美しい、ラベルの出来映えのキッチリ半分は児玉さんのピアノだと感じました。
    (いつもの自分なら、ラベルのソナタこれって何?とパスしているところでしょうが、何故かパスできず、一方で普通なら食いついているであろうフランクには、まあ良い曲って沢山あるよねと特段の感想が湧いてこない。久し振りと緊張しているのでしょう。)

    byそねさん at2018-06-27 23:57

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