キングジョー
キングジョー
ずっと音楽好きでしたがオーディオに力を入れだしたのはわりと最近です。音楽はまず何と言っても「表現」ですが、同時によい「音響」で聴けるなら歓びもひとしおです。よい表現をよい音響で、がモットーです。よろし…

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キングジョーさんのマイルーム

我が独房

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大学に入りたてのころ、ひょんなことからカセットウォークマンを手に入れました。そこで「まあ有名なもんだし一回くらい聴いとくか」ということでベートーヴェンの交響曲第5番(たぶんカラヤン/BPOの70年代全集の一部のはず)を聴いたのが運のつき(?)。激しい緊張感・思索的な抒情・歓喜の大爆発という今まで聴いたことがなかったような激情の奔流にすっかり飲み込まれてしまった私は、そのままクラオタへと一直線。しかしそのころの私にはオーディオという概念はなく、ウォークマン片手にただひたすら新しく開けた音楽の世界を漁りまわる日々でありました。

そのうち東芝のCDラジカセを買ってCDへようやく移行。初CDはショルティ/ロンドンSOのマーラー9番。でも流しや据え付けベッドも含め4畳半を切る下宿ではラジカセすらまともに鳴らせず、愛用トランスデューサはウォークマン付属イヤホンかその辺で売っているDENONの安物ヘッドホン、そして読めもしないスコアを眺めながら音楽に浸る日々。当時はそれでも不満はありませんでした。劣悪環境における音楽的ニュアンスの脳内補正能力が大いに鍛えられたのが今考えてみるとよかったかも知れません(笑)。

そんなこんなで10年以上があっと言う間に過ぎ、かつては考えたことがなかったマイホーム建設の話が段々現実化の日程に上ってくると、頭を占めるのはそろそろ欲が出だしたオーディオシステムへの妄想。プレイヤーやヘッドホンに少しずつ金をつぎ込みだしてはいましたが、やはり眼前にステージが再現するようなステレオフォニックの手品を自宅で味わいたいという気持ちは抑えきれるものではなく、限られた予算であれこれ粘りながらようやく2007年3月に自宅と独房をつくりあげました。

そんなわけで私の実質的なオーディオキャリアは全然長くなく、どなたかの参考になるとはあまり思えないのですが、メモも兼ねてここで私のオーディオ環境についてご紹介します。





まず部屋。当初石井式にひかれいろいろ手を尽くしましたが、残念ながら予算オーバーで石井式部屋導入は断念(ただし石井式は専用部屋をつくる上で要する価格は格安です。)専門のデザイナーに一任することができないなら、我流であれもこれもと欲張るのは失敗のもと。そこで要点を以下の三つに絞り込みました。つまり①家外に対する防音性、②できるだけ強固な床・壁、③響きの良い壁。

壁は、構造材を挟んで硬質石膏ボードと遮音シートを何層か重ねる構造で、スペースには高密度グラスウールを充填し、外壁直近には家屋の構造強化のための特殊ボード(ダイライト)が貼られています。さらに内側には檜の無垢材が貼り巡らされているので、壁はかなりの重量と厚みを持つに至りました。
床は、構造強化した上に乾式コンクリート板を敷き、さらに遮音シート+床材を重ねる方式です。硬軟取り混ぜた構造のため、非常に響きにくいつくりとなりました。
これらのおかげで家外や階下に対してはほぼ完璧に防音が達成されましたが、 ウィークポイントはドアで、隙間を防いで音漏れを減らす構造なのですが、いかんせん材質が軽くてよく響き、そこを通して音がそれなりに漏れます。隣室が子供部屋なので夜間の大音量再生はチト憚られます。
しかし防音がしっかりしてくると、室内のS/Nが向上し、小音量再生時のクオリティが非常にあがるのは発見でした。こと音質について言う場合、防音・遮音のメリットは何よりもまず、室内の物理的なS/Nの確保による音質の総体的な向上だと言えるでしょう。
壁は檜の無垢材を用い、床を除く五面に張り巡らせました。一見平坦に見えますが、実は微妙に凸凹していて、フラッターエコー除去の役に立っています。この壁のおかげで、音が微妙に漂うような響きの豊かさを得た半面、強いライブ傾向を持ち、反射音の制御が課題になっています。大音量で聴く場合、これは解像度の若干の低下を招いていると感じます。

ちなみにフラッターエコー(FE)防止に平行面をなくすため壁を傾斜させるという手法がありますが、正直無垢材貼り合わせ程度の凹凸があれば、有害なFEは除去できます。壁を傾斜させたくらいではどうせ定在波のコントロールはできませんので、スペースに余裕がない場合は壁傾斜にはこだわらないことをお勧めします。

スピーカーです。PIEGA TC70Xです。



いろいろ検討した結果、当初はB&W802Dを購入候補の筆頭にあげていましたが、いざ買おうというときにTC70Xを発見。一目ぼれしてPIEGAにチェンジ。

セッティングは、まず純正スパイクM6をThe J-1 Project BA35HBDLCで受け、下にKRIPTON AB-3000で支える形。下図のようにレイアウトしました。ケーブルはやはり純正のOPUS1 2.0m×2、Yラグ仕様です。



配置の基本はいわゆる「オルソン方式」または「かないまる方式」で、リスニングポイントとSP(バッフル中心軸)は一辺240cmの正三角形をなすように配置しています。
部屋は10畳(450cm×360cm)だったはずなのですが、壁に無垢材を貼り付けたりするうちに分厚くなってしまい、完成後の実測 は430cm×340cmになってしまいました。天井は苦しいところを何とか上げようと努力した結果、240cmの標準値を何とか維持しました。

アンプです。
パワーはAccuphaseのA-45。パワーアンプの選定にあたっては、必要出力を何とか算出しようと自分なりに勉強し、部屋の平均吸音率0.2の仮定のもと、片CHにつき 40W(4Ω)程度の出力があればいけることをつきとめたつもりです。しかし誰のチェックを受けたわけでもなく、内容の正しさに、自信なし…。恥を忍んで、算出のプロセスを下に記します。間違いなどがあればご指摘ください。




こうしたセッティングにより、我が家では大体ホール二階席前方からステージを俯瞰するような形で音場ができあがります。ちなみに深夜はホール最後列立ちんぼです(笑)。



ラックです。
室内音響上の理由でプリより上流はSP間には置いていません。プリアンプはC-2410。音場全体をまさに「統治」するかのように支配できる強力なアンプです。特に低域がドシッと広がって懐が深くなります。DP-700/C-2410/A-45をつなぐインコネはKIMBER KABLEのKS-1011です。

プレイヤー(CD/SACDトランスポート&DAC)は、以前はDENONのDCD-SA1を使っていましたが、プレイヤーもアキュに揃えました。DCD-SA1の構えたところのない、すっきりとした自然な音調に対し、DP-700はC-2410と同様、「意志をもって音を整え支配する」という性格を感じます。DP-700はわけても音の細部を漏らさず周到に制御する、という印象を与えられます。DACとしても使い勝手がよく、うちのシステム全体の要となっています。

最上段はLINN MAJIK DS/dです。トランスポートとしてDP-700のデジタル入力につないでいます。これで家のライブラリを自在に再生することができ、音質と利便性のバランスをとることができるようになりました。



これは音源管理用PCです。PC→(USB)→NuForce icon uDAC2→GENELEC 6010Aという簡易なものですが、PCで作業しながら流し聴くには十分です。

2013-6-14

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詳細情報

  • 所有形態 : 持ち家(戸建)
  • 形態 : 専用室
  • 種類 : オーディオルーム
  • 広さ : ~10畳
  • 防音設備 : 防音あり
  • スクリーン : なし
  • スピーカー本数 : ~2ch