元住ブレーメン
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高校生時代にベータマックスで映像に目覚め、フォーマット変遷を何世代と経た今、撮影から編集、映写まで4K環境がついに実現しました。ホームシアターのための家も建て、充実した日々を送っております。 コ…

マイルーム

ホームシアター「建築」記
ホームシアター「建築」記
持ち家(戸建) / 専用室 / オーディオ・シアター兼用ルーム / 16畳~ / 防音あり / スクリーン130型以上 / 8ch以上
我が家の(地下室)ホームシアターです。 もともとは賃貸派の私でしたが、好きなときに好きな映画や音楽を好きなだけ好きなように鑑賞するには、持ち家しかないと一念発起。2005年の10月に地上二階、地下一…
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  • BDプレーヤー
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    ACCUPHASE PX-600
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  • パワーアンプ
    ACCUPHASE PX-600

日記

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レビュー/コメント

PANASONIC
DMR-BW970(ブルーレイDIGA)
¥OPEN(予想実売価格28万円前後)
発売:2009年9月1日
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幼年期の終わり

ほぼ2年で3度モデルチェンジをしているブルーレイレコーダーは、現在のAV機器の中で最も進化の早いもののひとつと言って差し支えないのではないでしょうか。その中でもパナソニックの製品は、軽薄短小な設計こそクオリティに寄与するという思想を持っているそうで、CD以降デジタル時代になっても重厚長大が常識だった風潮に一石を投じる存在です。そのパナソニックの最新ブルーレイレコーダーを、同社旧機種、物量投入型のパイオニアのフラッグシッププレーヤー、そしてプレイステーション3と再生クオリティを中心に比べてみました。

我が家では6台目のブルーレイレコーダーとなるこのDMR-BW970ですが、ついに第一世代のブルーレイディスク(BD-RE1.0)が再生できない機種が我が家に入ってきました。今後はBW900と同じ場所で使い分けをしていくことになります。BW970を買った動機は単純に録画容量が2倍になったことと、録画予約がしやすくなったこと。メディアで騒いでいる「大幅な画質の向上」については、メインのユニフィエチップが同じということもあって(次の世代は半年以降先という記事をどこかで読みました)、半信半疑でした。ちなみにパッケージディスクの読み込み速度(トレイが閉まってから絵が出るまでの時間)は、さすがにドライブの新しいBW970が早く約27秒。ついでPS3(初代)の約33秒、BW900の約35秒と続き、LX91は約40秒かかります。

まずは音質から。相変わらずリファレンスディスクの座に君臨しているTRONDHEIM SOLISTENEの「DIVERTIMENTI」。192KHz/24bitという今日家庭で楽しめるPCM系としては最高の音質が非圧縮、DTS-HD MA、Dolby TRUE HDのロスレスコーデックで楽しめる一枚です。さらにSACDも同梱というサービスぶり。ブルーレイディスクをDMR-BW900、DMR-BW970、BDP-LX91、PS3(Ver.3.01)で、SACDをSCD-DR1で再生し、アンプはSC-LX90でHDMIまたはiLINKで接続して音質を確かめました。ここでスケール、質感、音場感、解像度すべてで抜きん出ていたのは実はSACDのSCD-DR1。見通しの広い空間構築とディティールを余すところなく再現する解像度の高さ、音楽の時間的要素を際立たせる余韻の正確さ、美しさは「比べる相手が悪かった」と思わせるに充分。次点はBDP-LX91の非圧縮で、ピュアオーディオと言ってよいクオリティを達成していると感じます。特にたくましいアタックとかっちりした輪郭はPCMならではで、骨格の太い音空間を見せてくれます。ハイファイオーディオと呼べるボーダーライン上にいると感じたのがPS3。量感は一歩後退の印象ですが、解像度の高さ、色彩感の豊富さは値段からはにわかには信じがたいクオリティを実現しています。深みは今一歩ながら緻密さは充分というところです。これに比べるとレコーダーは分が悪い。BW900はウェルバランスで良くまとまってはいますがこじんまりとしており、BW970はそこから高域方向の純度をがんばって高めた印象です。ただこれは比較した場合の話で、レコーダーの音が「聴けない」という訳ではありません。ここではPS3のコストパフォーマンスの高さが印象に残ったとまとめておきたいと思います。

映像に関しては、音質より指標が遥かにはっきりしており、やはりBW900とBW970の画質は非常に似ています。ここにLX91とPS3の再生画面を並べるとディティールを生かしながら滑らかなLX91、ピーキーに解像度を追求するPS3、バランス型のレコーダーという図式になる印象です。参考までに、映画「2010年」のモノリスのグラデーションの表現を例示しておきます。

DMR-BW970

DMR-BW900

BDP-LX91

PS3

パッケージソフトやオンエア番組とりまぜて視聴した印象では、色数の多さやノイズ処理の巧みさで未だにLX91が優位性を保っていると感じました。少々ピーキーながらハイビジョンの高解像度感を一番に伝えるPS3の絵も説得力を持っています。BW970はレコーダーとしてはディティールを持ち上げる努力をしている印象はありますが、BW900から長足の進歩を遂げたとまでは言いづらい。AVC素材の再生では、パナソニックのレコーダーはどちらも逆方向へのコマ送りができません。これは他社の機種に比べて明らかに見劣りのする部分です。

留守がちな私としては2TBの容量が魅力で購入した訳ですが、BW970は新しい価値観をもたらすモデルではなく、これまでの機種(900、930、950)の総まとめ的なモデルであるように思います。確かに予約番組数の拡張や、インターネット接続によるWOWOWの一ヶ月分の録画予約の実現は私にとってとても便利であり、使い勝手に関しても、ストレスの少ないレスポンスを実現していることは重要ですが、制限事項はまだまだ残っていることも事実。本質的なクオリティにおいて長足の進歩を遂げたとは言いがたく、これは次の世代のユニフィエを搭載するであろう次の機種に期待するべきなのでしょう。

レス一覧

  1. byレーザー at2009-10-22 10:43

    レポートありがとうございます。
    いまだに、金銭面が許さなく、BW200を愛用しております。
    なので、AVCRECは、全然判りません。(逆コマ送りできんの)
    まぁ、手抜きなんでしょうね。
    2TBは魅力ですし、予約番組数も多くていいです。
    でも、所詮、レコーダーなので、焼いちゃえば
    あとは、プレイヤーにお任せでいいと思ってます。

    ところで、シアターモードでしたっけ?
    HDDを止めてしまうやつは、どうでしたか。
    このモードから通常モードに戻す動作は自動でやってほしいです
    (やれば、できそうですし)
    そして、逆コマ送りもそうですが
    HDMIの2OUTも考えてほしいです。
    ACコンセントは、メガネだったでしょうか。
    私は、10000番になるまで待ちます。

  2. by元住ブレーメン at2009-10-22 14:44

    レーザーさん、ご無沙汰してます。

    コンセントはメガネです。シアターモードは気持の差と言っておきます。HDMIx2はあまり増えるとプロジェクターの入力が不足するので、一本で本質的なクオリティの追及をしてほしいと思います。

    10000番まで待つとなると、あと20年くらいかかりそうです。1000番なら来年?

  3. byレーザー at2009-10-22 16:09

    どうもです。
    ゼロが1個多かったです。
    車のように、マイナーチェンジしてますので
    980、990と行くのでしょうか。
    2個飛びだと、来年秋くらいでしょうか。
    書き込み速度は、そろそろ限界かと思うので
    画質アップと、AVCRECのダブル録でしょうか。
    iLink録画ともう1個録画は、お願いしたいところです。
    ACコネクター3P化もできれば。(メガネが行けないとは言いません)

  4. byhide234 at2009-10-22 18:04

    こんにちは。

    900→930の画質の変化がかなりあったので、こいつもその辺は
    期待大かと思っていたのですが、、、プロの目から見ると
    辛口のようですね。
    ま、所詮レコですからね。製品そのもののコンセプトが違う
    プレーヤーと比較するのはそもそもかわいそうかもしれませんね。

    >このモードから通常モードに戻す動作は自動でやってほしいです
    >(やれば、できそうですし)

    これ微妙ですね。続けてソフト観たい時は逆に面倒でしょうし。

    私はこの機能はあっても使いませんね。
    予約録画の有無・開始時間を意識しながらセルの視聴って、
    視聴に専念できなさそうで精神衛生上よろしくなさげです。
    (録画数を減らせと言う声が聞こえてきそうですがw)

    ま、当機を持ってませんし買う予定も無い訳ですがw
    (でも欲しい。。。930リコールにならないかな(爆))

  5. by元住ブレーメン at2009-10-23 04:37

    hide234さんこんにちわ。
    そうですね。BW200->BW900の時は解像感やノイズの処理などが随分進歩したと感じたのですが、それからすると900番台の進化は画質よりは機能や操作性(スピード)がメインだったように思います。

    AVCのダブ録はぜひやって欲しいですね。録画二系統を考えながら使い分けるのはおっくうなので。

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【SPEC】●内蔵HDD:2TB ●デジタルチューナー数:2 ●録画可能ディスク:BD-R/-RE/DVD-RAM/-R/-R DL/-RW ●映像記録圧縮方式:MPEG-2、MPEG-4 AVC/H.264 ●音声記録圧縮方式:ドルビーデジタル(XP、SP、LP、EP、FRモード:2ch記録)、リニアPCM(XPモード時のみ切換可:2ch記録)、 MPEG-2 AAC(DR、HG、HX、HE、HL、HMモード、デジタル放送記録時、最大5.1ch記録) ●受信チャンネル:地上・BS・110度CSデジタル放送、地上アナログ放送 ●出力端子:HDMI×1、D4映像×1、S映像×1、コンポジット映像×1、光デジタル音声×1、同軸デジタル音声×1、2chアナログ音声×1 ●入力端子:S映像×2、コンポジット映像×2、2chアナログ音声×2 ●その他:i.Link1系統2端子、USB×1、SDメモリーカードスロット1 ●消費電力:約29W ●外形寸法:430W×68H×239Dmm(突起部含まず) ●質量:4.2kg