元住ブレーメン
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高校生時代にベータマックスで映像に目覚め、フォーマット変遷を何世代と経た今、撮影から編集、映写まで4K環境がついに実現しました。ホームシアターのための家も建て、充実した日々を送っております。 コ…

マイルーム

ホームシアター「建築」記
ホームシアター「建築」記
持ち家(戸建) / 専用室 / オーディオ・シアター兼用ルーム / 16畳~ / 防音あり / スクリーン130型以上 / 8ch以上
我が家の(地下室)ホームシアターです。 もともとは賃貸派の私でしたが、好きなときに好きな映画や音楽を好きなだけ好きなように鑑賞するには、持ち家しかないと一念発起。2005年の10月に地上二階、地下一…
所有製品
  • BDプレーヤー
    OPPO UDP-205
  • AVアンプ
    ACCUPHASE PX-600
  • デジタルスチルカメラ
    PANASONIC DC-GH5
  • D-ILAプロジェクター
  • パワーアンプ
    ACCUPHASE PX-600

日記

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レビュー/コメント

SONY
BDZ-EX200
¥OPEN(予想実売価格280,000円前後)
発売:2009年11月上旬
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EXcellentなできばえ

 今年は2年ぶりにリビングとシアタールームのBDレコーダーを一新しました。シアタールームに入ったパナソニックのDMR-BW970に対し、リビングに選んだのがソニーのBDZ-EX200。両方とも2TBのHDDを搭載した最上位機種で、3D前夜のモデルとしては出来ること・出来ないことも含め熟したイメージがあります。シャープがダブルAVCトランスコーダーを採用し、裏番組の再圧縮録画を実現した一方で、二強がシングルエンコーダーに留まっているのは多少残念ですが、容量が2TBともなるとDR中心に使ってもまず問題ないでしょう。
 さて、BDZ-EX200の特徴を市場実勢価格もほぼ同等のDMR-BW970を引き合いに出しながら挙げてみます。

・HDMI二系統からのAV分離出力
 BW970が「真空管モード」という何を考えて作ったのか良くわからない音声モードを搭載した一方で、ソニーはAV信号の分離という正攻法で音質の改善を図ってきました。切り替えが本体前面のスイッチで行えるのも便利で、準備として本体の設定メニューで分離出力をオンにしておく必要はありますが、その後は二つの出力先に振り分けたり、AV分離出力を選んだり、をワンボタンで変更できます。96KHz/24bit,PCM5.0chのオザワの「悲愴」でチェックしましたが、分離出力は通常の重畳出力に比べ、サウンドが静かに聴こえ、ノイズフロアが下がっていること、結果としてサウンドフィールドの見通しが良くなっていることが実感できます。

・きめ細かい画質調整機能
 EX200には再生画質を細かく変更・調整する機能があります。「スタンダード」「パワフル」「ソフト」「ダイレクト」の4つの基本モードに二つのカスタムモードがあり、ダイレクト状態からカスタマイズしていくことができます。この際におすすめカスタム値がモニター種別に用意されており、「液晶(明るい部屋)」「液晶(暗い部屋)」「プロジェクター」「有機EL」「プラズマ」の5つのプリセットを選ぶことができます。基本モードのうち「スタンダード」「パワフル」「ダイレクト」を測定したのが下のチャートです。

スタンダード
パワフル
ダイレクト

 測定の仕方は以前にご紹介した通りですが、ソフトがバージョンアップされ、カラーメーターは現行で1万円ちょっとで買えるSpyder 3が使えるようになりました。「パワフル」はガンマカーブの立ち具合や色の飽和度を積極的に早くしているのが明白です。パラメータは各種ノイズリダクション、ブライトネスやコントラスト、色の濃さなどからエンハンスやスムージング、フィルムグレインなど画調に関わるもの、DRCの利かせ方まできめ細かく調整できますが、なかでもクリアブラックは表示デバイスの黒の沈み方によって表現を変更できる興味深いパラメータです。プレーヤーはストレートな出力を出せばよく、表示デバイスで調整するべきという考え方がある一方で、デコードに近いところで細かい調整が出来ることにもメリットがあると思います。おすすめモードのうち、興味深いのは「プラズマ」で、2004年以降プラズマテレビを生産していないソニーがわざわざこのモードを搭載したのは「KURO」のためではないかと勝手に勘ぐっています。このモードは暗部を積極的に持ち上げ、元々コントラストの高いプラズマの暗部階調を積極的に生かし、結果的に情報量が一番多いセッティングになっています。ただし、ノイズやグレインも強調される傾向があるので、ソースによってはうるさく感じるものもあるかもしれません。

プラズマ

・番組録画
「おま録」「おまチャプ」はソニーの独壇場と思います。設定方法の多様さ、キーワード設定や繰り返し設定の自由度、自動追従の性能など、「すご録」のころからのノウハウが生きている印象。番組検索も検索方法や表示方法も豊富で充実しています。対してパナソニックは新番組録画以外に自分が指定していない予約録画をする機能はありません。また、新番組は番組表の「新」マークを目印にしているので、単発の番組には効果がありません。一方で、番組表の見やすさについては、フル解像度での11チャンネル表示および1チャンネルの2週間表示のできるBW970が上回る印象です。ダウンロードによる1か月分の番組情報の取得(現在はWOWOWのみ)もEX200にはありません。チャプターに関しては、録画2でも自動チャプター設定が可能になったソニーに精度も含め一日の長があるように思います。

・詳細な番組情報の記録
 私はこれはパナソニックのBDレコ代々のアキレス腱だと思っています。詳細な番組情報はおろか、番組名さえ文字数の制限でかなり端折られてしまうケースが多々で、例えばNHKの「ワールド・プレミアム・ライブ ワールド・ロック・ライブ」などは誰のライブか見るまで分からなくなってしまったりします。ハードディスクに録画された番組を選び、「内容確認」をしたときのがっかり感は初代の700BDから変わっていません。一方でEX200をはじめソニーのBDレコは、例えば映画だとスタッフや内容、公開年などがちゃんと記録され、見るときに重宝します。

・ダビング時電源オフ
 これはどれだけ差があるのか良くわかりませんが、BW970は「ダビング終了後に電源オフ」というオプションをダビング開始時に選べるのに対し、EX200はダビングを始めた瞬間に電源オフできます。

・画質/音質
 さて肝心の画質ですが、EX200もBW970もHDMI端子から12-bit出力します。その際の画質改善のアプローチはそれぞれ凝っていて、一度14bit処理してから12bitに落とすソニーと、12bit通しを徹底するパナソニックとアプローチは違いますが、今回はソニーの高レベルなバランスの良さが印象に残りました。解像感と階調性、見通しの良さとフィルムグレイン、色数の豊富さとクリアネスなど、相反する要素を上手くまとめあげています。絵心を感じる映像で、LX91の領域に入りかけているのではないでしょうか。スーパーチップ「ユニフィエ」で先行したパナソニックがそろそろ現世代の性能を使いきっているのに対し、ディスクリート構成のソニーが小回りの利くその長所を生かして追い上げ、僅差でリードしている印象です。LX91にはある、WOWOWで放送された映画など60iで伝送された24p素材を24p再生する機能は両機には搭載されていません。これは画質・音質両方に利くのでちょっと残念ですね。参考までに、前回のLX91、BW970、BW900、PS3と同じソフトの同じシーンを掲載しておきます。右下のグラデーションの違いがわかりやすいと思います。

・筐体
「もつ喜び」も趣味には大切な要素ですが、ここではソニーが大量リード。いかにも家電チックでペラペラな筐体のBW970に比べ、4mmのアルミ天板、コストはかかるが静粛性に影響のある全面開閉式フロントパネル、リブの入った側板と挙げるまでもなくEX200の方が高級です。電源ケーブルも同じメガネですが、EX200の方がふたまわりくらい太い。また、再生中にカウンターや予約録画インジケーターが消せないBW970に対し、EX200はほぼ真っ暗にすることができ、シアター向きです。

 私はBDプレーヤーを別に所有し、DR中心の使い方をしているので、マルチタスク性能や、再圧縮時の画質は特に詳しくみていません。それでも、現在発売されているBDプレーヤー/レコーダーを一台だけ私のホームシアターに入れられるとしたら、この機種にします。

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  1. byMac_cel at2009-12-10 15:13

    いつも詳細なレポートには感心いたします。

    最近のBDレコーダーの進化には目を見張る物がありますね。
    私の使っているBW900はかなり古くなりました。
    今回のSONYはLX91にある部分肉薄しているくらいだと言うことと、その筐体の作りにはコストパフォーマンスの高さが感じ取れます

    私はBDレコーダーをほとんど使っておりません。セルBDですら見る時間がとれない中で、録画した番組を見る時間が全くないことに気がつきました。

    レコーダーの稼働率は下がる一方で、1ヶ月に1回も電源すら入れないくらいです・・・

    BDプレーヤーのさらなる進化を期待したいところです。

  2. by元住ブレーメン at2009-12-10 18:20

    うちもまだ見ていないBDがたくさんありますが、以前はBDになりそうにない映画をせっせと録り、容量がひっ迫するのに急かされるように録画を観ていたのでセルBDが見られないというネガティブスパイラルだったのですが、容量に余裕が出来たことで気持にも余裕ができ、未見の山もだんだん低くなってきました。

    リビングで使っているこちらの機種は、私の好きなF1関連や、妻の好きなフィギュアスケート番組の録画に活躍しています。キーワードを入れておけば勝手に録画し、容量が足りなくなると古いものから消してくれるので、大変重宝しています。

    プレーヤーは次は3Dでしょうね。来年はリビングのテレビも3Dにしたいと思っています。

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【SPEC】●記録可能メディア:DVD+RW(8x まで)、DVD+R(16x まで)、DVD-RW(6x まで、Ver.1.1/1.2)CPRM対応、DVD-R(16x まで、Ver.2.0/2.1)CPRM対応 ●内蔵HDD:HDD(2TB) ●映像記録方式(BD/DVD/HDD):MPEG2、MPEG1、MPEG4-AVC(HDD/BD) ●音声記録方式(BD/DVD/HDD):ドルビーデジタル(2ch/5.1ch)、MPEG2-AAC(DRモード時) ●チューナー:地上デジタル(CATV パススルー対応)×2、BS・110度CSデジタル×2、地上アナログ(CATV チューナー一体型 VHF:1〜12ch、UHF:13〜62ch、CATV:C13〜C63ch) ●入出力端子:HDMI出力×2(1080 60p/24p対応)、D1/2/3/4出力×1、コンポジット映像入/出力×3/1、S映像入/出力×3/1、ステレオ音声入/出力×3/2(内D端子/コンポーネント端子用×1)、デジタル音声出力(光/同軸)×各1、HDV1080i/DV入力×1、USB×1 ●消費電力:71W ●外形寸法:約430W×95H×334Dmm ●質量:約7.9kg