オーディオリプラスのSPY-4RUを両端に付けています。
このケーブル特有の澄み渡る透明感がたまりません。
それを強調しすぎるわけではなく、基本的にはナチュラルからほんのりと高域より。
だからと言って、トゲトゲした感じは一切ありません。
これは中低域の躍動感と形作りの良さと、
微妙な柔らかさが共存している所から起因しているのでしょうか。
柔らかいといっても決してボケているわけではありません。
様々なジャンルのジャズ(特にライブ版)を生々しく聴きたいのですが、
そういう方向性の方には向いていると思います。
Salsaの名のとおり、
南米系が混じった音源(「Native Dancer」Wayne Shorterなど)にも合いますし、
解像度の高いシステムでは、
サックスやトランペットを中心に絶妙のリアリティを引き出してくれます。
SPケーブルにはかなり迷いが生じますが、
10種類ほど試した1万円/mを切る中では一番好みです。
エージングには時間がかかります。
次第に心地よい高域が出てきますのでご辛抱ください。
取り回しが良く、端末処理も容易です。
所有する機器とアクセサリーで、海外製はこのSalsaとFocus110のみ。
安定感のある国内産で周りを固めて、最下流で海外製の特徴を楽しんでいます。