LUXMAN
D-06
¥525,000(税込)
発売:2009年3月
楽器の1音1音をきちっと音場に浮かぶ優れたプレーヤー
LUXMAN D-06 を導入してから2週間、エージングもできたのでレビューします。

導入し最初の音出しから低音の豊かさと角のない柔らかい音であった。
今までとは別世界の柔らかい音が・・ 思わずニヤリとほほ笑んでしまった。
低音の出方など一定になり、ようやくエージングも完了のところだろうか?
8時間ほどのエージング時ではマッキンのアンプで鳴らしているかのようなこってりした低音の出方であったが、今では落ち着いたズシンとくるタイトな低音となった。
今までとはキックドラムの質感が違う!
MARANTZ SA-14では低音は出ているのだが緩やかであったのに対し、キックのスピード感と押し出しの強さ、タイトで切れのあるドラムの引き締まった低音、シンバルの繊細感。
ウッドベースは指で弾いた時の絃の振動が見えてくる。
ピアノは少し明るく躍動感がある。
トランペットは角が取れた再生音である。
ボーカルは静かな空間に今までより音像が小さく確かなセンター定位でピシッと浮かぶ、高音域はきつく感じるところはなく、優しく歌い上げてくれ色っぽさも出してくる。
かといってぼやけているようなことが無く、タイトな低音の歯切れのよさも備わりしまっている。
なかでも今までうるさくて聴けなかったジャズオーケストラが聴けるようになり聴いているうちに音量を上げたくなる。
それは、楽器の一音一音がきちっと出ているのと同時に奥行きや音像が見えてきたからであると思う。
音場の自然な広がりと空間再現性がよく、音楽を美味しく聴かせてくれる。
今までと違った低音の出方と音像、空間再現など全てがハイエンドに近ずいた感じである。

D-06にはSACD時にDSDとPCMの切り替えが出来るようになっている。
PCM時では、DSDに比べ音像が少し前に出てくる感じで、音場も広く感じるようにる。
音質はさほど変わらない感じであるが空間再生はPCMの方が上かもしれない。
女性ボーカルの色っぽさなどはDSDの方が上であると思う。
付属の電源ケーブルのJPA10000は2芯ケーブルである。 高級機で2芯というのは納得いかないところである。 上級機のD-08に付属の電源ケーブルのJPA15000も2芯ケーブルである。
試しに他の電源ケーブルに換えてみたところ、低音の出方や音の厚みが少なくなった。
色々なケーブルに換えてみても同じ現象であった。 だが3芯のケーブルの方が高音域の
繊細さが出てくる。
音の柔らかさや低音の厚みなど、かなり付属の電源ケーブルが貢献しているような感じである。
LUXMANはジャズには合わないんじゃないだろうか? クラシック向きの音がするんじゃ
ないだろうか? そんな不安を打ち消し鳴らしてくれた。
D-06はコストパフォーマンスの高い優れたプレーヤーであると実感した。
レス一覧
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byRICHEBOURG at2010-04-18 14:56
はじめまして(^O^)
RICHEBOURGと申します。
D-06のご購入おめでとうございます!
詳細にわたるレポ、ありがとうございました。
実は、私も貸出試聴で僅かな期間ですが、聴かせて頂いたことがあり、今年の夏or冬にゲットする予定のプレーヤです(^.^)
本レポで購入意欲がより増しました(エソテリックかで悩んでいましたが)。
「音の柔らかさや低音の厚みなど、かなり付属の電源ケーブルが貢献しているような感じである。
」
→そうなんですよね。LUXMANは付属ケーブルのクオリティが結構高いと思います。
P.S.
お気に入り登録させて頂きました。
今後ともよろしくお願いします。
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【SPEC】●対応ディスク:2チャンネルSACD、CD ●アナログ出力:アンバランス 1系統、バランス 1系統 ●デジタル出力 (44.1KHz、CD/CDレイヤーのみ) :同軸1系統、光1系統 ●デジタル入力 (32, 44.1, 48, 88.2, 96KHz対応):同軸 1系統、光1系統 ●周波数特性:CD:5Hz〜20KHz(-0.4dB)、SACD:5Hz〜50KHz(-3dB) ●全高調波歪率:0.0014%(CD時)、0.0017%(SACD/DSD時)、0.0007%(SACD/PCM時) ●S/N比:124dB(CD時)、104dB(SACD/DSD時)、120dB(SACD/PCM時) ●消費電力:24W(電気用品安全法)、1W(スタンバイ時) ●外形寸法:440W×133H×410Dmm ●質量:15.5Kg