ONKYO
P-3000R
¥189,000(税込)
発売:2010年12月18日
ONKYOの久々のセパレート
え~とONKYOが16年ぶりのセパレートのプリアンプです。
とにかく高級プリアンプと言うより、
エントリークラスのDAC内蔵多機能プリといった機器です。
多機能ですが、マニア御用達のXLRコネクターは無く、
回路も当然アンバランスです。
私はバランス端子を搭載した機器を一切持っていないので、
XLR端子が無い事は問題にはなりませんでした。
(実際に内部回路含めたフルバランスのプリアンプは高すぎです)
但しそのアンバランス回路に特化したことで、HPアンプ、LR別DAC内蔵、LR別チップの高性能電子ボリューム、レコード特有のパチパチ音が極端に少ないフォノイコライザー回路、高域、低域調整可能な2出力プリアウトなど至れり尽くせりな機能が満載です。
どの機能も低レベルなパーツや回路の寄せ集めで無く、電源はアナログ、デジタル別、DAC部分はバーブラウンのDAC 1795をLR別で搭載しており、同じ回路構成の単体DAC DAC-1000が作られるなど性能と開発コストを十分に考えての値段設定だと思います。
他にもHP端子がゼンハイザーのHD800が余裕でならせる回路だった事も満足な点です。
ボリュームノブもATT(ボリュームチッブ機能のアッテネーター)をON(-20dB)にすると実用域で8時から11時くらいまで動かせます。OFFだと7時半~9半が限界ですので調整範囲が一気に広がります。
さて音のほうは至ってONKYOらしいニュートラルな音質だと思います。
入力側の音を解像度と音質を変化せずにそのまま出力側に出している印象です。
その分プリアンプに多くの人が求めるであろう空気感や残響音とかは希薄です。
いい意味でストレートな音、流石セパレートのプリアンプと評価できます。
プリメインとはその辺で比較になりませんが、国内二大セパレートメーカー(A社、L社の事です)のプリと比べると可哀想な気がします。
機能と音質を考えたら大変なバーゲンプライスなので、皆さんも視聴してみてはどうでしょうか?
レス一覧
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byJ.ハイド at2012-01-03 00:28
狙ってます。今年一番欲しい機種です。参考にさせていただきます。
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byニッキー at2012-01-05 22:08
J.ハイドさん、こんばんは。気が付くの遅くてスイマセン(汗)
この製品の特徴を言うと、いろいろな機能が付いているのでどこがピカイチとは言いづらい機種では有ります。
一つ一つの機能を個別にするとやはりDAC単体とかの方が音質は上です。ただ、どの機能も平均値以上の性能はあります。
多分DACなどの機能をばら売りしたのを全てそろえたら確実に20万円は超えると思います。
今のところ国内メーカーでバイアンプを再安値で構築できる点も地味ですが良いと感じた点です。
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【SPEC】●周波数特性:LINE→5Hz-100kHz/+0dB、-3dB ●総合歪率:0.005%(定格出力時) ●入力感度・インピーダンス:LINE→200mV/47kΩ、PHONO MM→2.7mV/47kΩ ●定格出力電圧/インピーダンス:PRE OUT→1V/330Ω ●S/N比:110dB(Direct、IHF-A) ●入出力端子:入力→デジタル5(光2、同軸2、AES/EBU1)、アナログ4、PHONO1、USB1(TypeB) 出力→デジタル1(光)、アナログ1、12Vトリガー1、ヘッドホン1 ●最大外形寸法:435W×99H×333.1Dmm ●質量:11kg