

まず一番思ったことは、ソフトの粗を暴いてしまうことが目に止まりました
えっ?と思うほど、ソフトを入れ替えると音の違いが明瞭にわかります
このスピーカーの特徴であるとすぐ感じることができました
そして、高音域の美しさ
この価格帯でこれほどの生々しさを体験できるのはとても素晴らしい
ハイハットの音は、本当に生で聴いているような感触があります
中音域では、サッパリしているが彫りが深く、滑らか
単純にサッパリしててつまらない音ではなく、サッパリしているおかげで音の輪郭がハッキリし、音のデティールとニュアンスが感じ取りやすく、臨場感が味わえます
低音域では、バスレフポートが下部と背面の二つがあり、背面はゴム素材のもので覆うことができ、量が調整できます
下部だけでも十分引き締まった質のいい音が出ます
スピーカーで一番ネックなのは低音域の調節だと思いますが、このスピーカーはトールボーイでありがなら前述したネックな部分があまり感じられませんでした
量は出るが、耳に不快感の少ないスカッとした低域が出ます
アルコールのように蒸発してしまうかのような低域ですね
拙宅は縦に長い6畳間でこのスピーカーを置いているが、全く不満に思ったことはないです
当初は、同社の310IBを検討していましたが、専門店の担当者が置けるならトールボーイを置いたほうがいいと後押しをされて導入したかいがあったと今では思います
何はともあれ、総合的にストレスの感じないバランスの取れたスピーカーだと思います
定位も抜群にいいですし、セッティングが甘くても全くそんなのはおかまい無しです
ELACのほうから逆に飛んできますので