確か10年ほど前、東京都内への出張があり、用件を済ませて訪れたアキバのオーディオ専門店にDS-10000¥350,000(1台1985年発売)が専用台とともに展示されてました。たしか再生品的なコメントが記してあった記憶があります。
漆黒のピアノブラックの筺体に眩い黄金色ユニットのコントラストは神社仏閣にも通じる神々しいお姿でしたが、そのお値段のほうも神々しいプレミア価格で新品よりも高額だったため購入する気すら起きませんでした。
入手するにあたって製造から35年が経過しそのコンディションが懸念されるところですが、先日、同時期に製造されたDS-2000を適価で入手しそのコンディションの良さに感激しました。(リンク)
さすがにウーファーのエッジは張り替えられているようで、手持ちの複数のアンプで様々なソースを鳴らしてみた結果、音質的にもスコーカー、ツイーターにも特に劣化した部分がなく(外観的には良く良く見ると一部黒ずんだ腐食がある‥)、楽曲をそれなりの音質で奏でられる状態にありました。特にオンマイクで収録したピアノ演奏でも余計なビビリ音や付帯音もなくパスできたのにはホッとしました。ピアノの打撃音の衝撃でボロンの振動板がボロンと‥(汗)
厳密に言えばネットワークのコンデンサー類にも容量抜けなどの劣化は当然あると思いますが、今のところ、そこまで手間をかける気もないと言うのが率直なところで眺めているだけで満足感があります。
そのことからDS-10000も適価であれば入手する価値があると思いました。いくらなら買うのかと問われれば、自分的には7.7万で入手したDS-2000が既にあるため、ペアで10万くらいが限度ですけど、欲しい欲しいと思っているとオーディオの神様?が見守って下さるのか、これが不思議なことに、いつかは出会えますので、これからも中古屋巡りはやめられません。
今はネットで比較的簡単に入手できますが現物を見つけて確認をしその場で捕獲したり一旦スルーして、後日、まだ残っているかドキドキしながら‥
が、中古品捕獲の楽しみだったりします。