STAX
SR-L700(Λ(ラムダ))
¥141,750(税込)
発売:2015年10月下旬
解像度の高いイヤースピーカー
【デザイン】
この虫篭型は好き嫌いがでますね。僕は好きです
【高音の音質】
綺麗に伸びますが、決して耳に引っかかるようなところがないのが特徴。高音部の減衰は綺麗で室内やホールのリバーブを綺麗に再現します。また、音量過多の場合の歪みもそれほど耳にさわる事がなくさらっと再生してくれます
【低音の音質】
これは少し心配していたのですが杞憂でした。きちんと低音が録音されているものはしっかり出ます。これはセッティングがうまく、耳障りな高域を出さないので音量が上げられるのできちんと低音が出る感じに仕上がっていますね。むりやり低音をブースとしていないのが自然な感じの音の秘訣でしょう
【フィット感】
これはひょっとすると一番大事かも。僕にはばっちりでした。ながいイヤーパッドは耳や顎まで包んでくれるのでこの方が自然な聴き方ができます。
【外音遮断性】
まあ、はじめからあきらめていますw が、要注意なのは店頭での試聴でそこそこ外部の音が入ってくるのでリスニング環境とは違うということ。
【音漏れ防止】
結構音は漏れますので大音量で聞く場合は要注意
【携帯性】
そとにもっていかないのでねw
【総評】
L-500と悩んで、勢いでこちらを購入しましたが、いいですね。L-500との決定的違いは音の解像度です。たとえばピアノの連打などもL-700は分離して聞き取れますが、L-500は塊になってしまいます。これは好みの問題でモニター的に聞かなければL-500は一体感があり前に出る音と思います。また、音質はわりと同系統であり、コストパフォーマンスではL-500のほうがいいと思います(値段が倍ですからw)。ただ、自分の聞き方は時々解析的に聞きたくなるので、どちらかというと音離れがいいL-700が結果的には好みでした。L-700はクラシックからJAZZまで十分聞かせてくれます。あ、Jeff Beckの「哀しみの恋人達」なんかもあまーくとろけそうにきかせてくれますよw。
また、スピーカーの定位にちかい(前から音が聞こえてくる感じ)がお好みなら、アンプはSRS-007tAがめっちゃお勧めです。この組み合わせが夜間にスピーカーの代わりに長時間聴くのにもっとも好きな組み合わせです。完全に前からか聞こえるということではないですが、音像が耳元にへばりつく感じはないので、そういう意味でも圧迫感がなく長時間聴きやすいです
余談ですが真空管はかなり熱を持ちますので廃熱にご注意を。
【SPEC】●型式:コンデンサー型 ●再生周波数帯域:7Hz〜41kHz ●静電容量:110pF(ケーブル含む) ●インピーダンス:145kΩ/10kHz(ケーブル含む) ●音圧感度:101dB/100Vr.m.s. ●ケーブル長:2.5m ●質量:496g(ケーブル含む)