この壁コンは高価です。オヤイデでは飽き足らなくなった方のための次なる着陸ポイント。
ネット上で見られるレビューに「色濃い」表現というのがありますが、間違いはありません。
低音にバランスをおきながら、妙な帯域の偏りは少なく使いやすいと思います。WATT系の金のプラグと共通する傾向としては、エージング前は高域がかなり抜け、次第に落ち着いてくるというのがあります。システム全体が少し高域寄りで、純度を保ちながら重心を下げたいときにかなり有効だと思います。かなり良質であることは間違いなし。
解像度は正に中庸。ある意味もっとも自然な表現かもしれません。聴きやすい傾向です。
気になるところは、HMXの存在です。
見た目の通り木製です。取り付けネジの締めすぎや、壁コンの穴の形状との不整合で簡単にヒビが入りやすいので要注意です。
肝心のその効果ですが、正直有り無しでかなり違います。つけると全体の音のエッジが丸くなり、更に濃厚な傾向になります。低音と高域に色づけがプラスされる傾向。高域方向の色づけがやや強めに感じました。かなり暖色系になります。
外すと381本来の素の音。ニュートラルな傾向になります。この辺りは好みで選択できるので、面白いです。所有のスピーカーや好みに合わせて選択なさると良いと思います。
最初から付けて設置されている方は、一度プレートなしの状態で試聴してみると面白いと思います。
最後に勝手な余談です。
自分の中では、プレートなしの381をモニター調にして解像度を増した印象がRAC-1318P、更に究極に研ぎ澄ますとAC Silver-1、といった壁コン音質曲線が完成しました。システムチューニングはこのどれかがあれば済みそうな気がします。他には大穴のアメリカン電気もありますね。Hubbellはアメリカン電気と傾向は似ていますが、中高音にエネルギーバランスが集中しています(Hubbellは超長時間エージング必要)。
どれも壁コンに高度な質感を求める方へのお勧めなチョイスです。