稀代のオーディオ愛好家だった五味康佑さんが1974年に執筆した
「オーディオ愛好家の五条件」が紹介されていたので
言葉の遊びめいたところはあるが
38年後の現在だったら どのような五つの条件になるだろうかと
自分なりに考えてみた。
まずオリジナルの五味さんが挙げた五条件は
①メーカー・ブランドを信用しないこと
②ヒゲのこわさを知ること
③ヒアリング・テストは、それ以上に測定器が羅列する数字は
いっさい信じるに足らぬことを肝に銘じて知っていること
④真空管を愛すること
⑤金の無い口惜しさを痛感していること
①と⑤は 現在でもそのまま通じると思うので
②~④を自己流にアレンジしてみた。
新・オーディオ愛好家の五条件
①メーカー・ブランドを信用しないこと
②パッケージ・メディアを愛すること
③デジタル・フォーマットでカタログに羅列する数字は
いっさい信じるに足らぬことを肝に銘じて知っていること
④真空管だからトランジスターだからとか、
デジタルだからアナログだから・・・といった形式に
惑わされないこと
⑤金の無い口惜しさを痛感していること