ACOUSTIC REVIVE
RUI-1
¥59,850(税込/予価)
発売:2010年11月初旬
USBケーブル交換以上の効果
この手の商品は以前から多く出回っておりますが、個人的にはうさん臭さを感じ避けておりました。
また、費用対効果や副作用の発生の面でも何かと欠点があるイメージが強いです。
さて、本題のこちらの商品についてですが、USB経路部の電源ノイズをフィルターによって軽減させる狙いの商品です。
メーカーHPを見ますと軽減どころか 「PCノイズを100%カット」 と大々的に詠っております。
個人的には100%という数字が益々商品に対する半信半疑の意識を強めてしまいましたが(笑)、逆にメーカーの自信作だということが伺えます。
この度ひょんなきっかけからたまたまお貸し頂ける機会に恵まれましたが、フィルター系アクセサリーについては先記のような印象だった為、半ば期待もせず家に持ち帰りました。
より違いがわかる為に同社のUSBケーブルUSB-1.0SPも同時にお借り出来ました。
(USBケーブルのみの交換の印象は後日別途に記事に書こうと思います。)
結果的に本商品を通す前後では全く音楽の印象が変わります。
音が出た瞬間にあまりの良さに驚きました。
個人的にはあまりアクセサリー類に関心が薄いですが、幾種か試して来た中でここまで変化したのは初めての体験です。
まず背景がぐっと静かになり、音一つひとつのピントがはっきりするのが解ります。
その為、音に実態感があり奥行きが更に出てきます。
よくノイズ対策機器に言われている、ノイズの払拭と共に音が大人しくなったり、糞詰まりの音になるという副作用は感じられません。
他のUSBケーブルでも効果は存分に発揮されました。
欠点をあえて言うなら定価約6万円という本体価格かもしれません。
USBケーブルと組合わせて考えますと、その間だけで場合によっては10万円前後になってしまいます。
今の時代ではUSB-DACも購入できる価格帯ということになりますが、我が家ではAmmaraを含む数々のプレーヤーを試した時と同等かそれ以上の効果でしたので費用対効果の面から考えれば高価ではないと個人的に感じます。
しかし、USB経路に対する分野的な価格では高いイメージを抱かれる方も多いと思います。
アクセサリー類を好まない私ですが、個人的には大変お勧め出来る商品です。
特に現在の機器の音色を崩さないで更なる向上を目指したいという方にお勧めです。
どちらにしてもまずは試聴体験されてみる事をお勧め致します。
【SPEC】●ラインナップ(税込):A端子セパレート特注 ¥15,750 ●ケーブル部:同社USB1.0PLと同等の最大径導体φ0.8の電源、信号セパレート構造 ●USB-2.0採用機器には非対応 ●最大対応サンプリング周波数:96kHz/24bit ●外形寸法:115W×35H×70Dmm(ケーブル含まず)