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クラシック音楽ファン:よい演奏会があると知れば遠征もいといません。オーディオシステムは、音楽そのものを楽しむのが本来というモットーのもとにコストパファーマンス重視で小ぶりな装置を目指します。正統オーデ…

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悲しい粗大ゴミ (サーロジック顛末記)

先日、サーロジックの音響パネルを粗大ゴミ回収に出しました。

長いこと、物置部屋にしまってあったものです。

未練タラタラで取って置いたのです。回収に出したらちゃんと持っていってくれました(有料なんだからあたりまえか)。もう家族からも文句は言われません。せいせいしました。

パネルの撤去そのものは、日記でもレポート済みです。



導入したのは10年前。それから、わずか2年ほどの命。センターパネルに至っては、半年も持ちませんでした。

それは、GRFさんをお迎えしてのオフ会のこと。聴いていただくと即座に却下。

氏の言い分は、大きくいって2点ありました。

1.音像が中央に凝集する ― 立体定位が不安定
2.音が拡がらない ― 低域が抜けていかず部屋にうまく回らない

センターパネルは、音像を中央に凝集する機能があって定位感を安定させますが、一方で、立体感、とくに奥行き感を損ない、左右を分離して自然なステレオ音響合成を阻んでしまうのです。センター音声がしっかりするし、分離もよくなったように感じますが、それはまやかしに過ぎません。

小澤征爾さんが『指揮者は音を混ぜ合わせようと苦心惨憺しているのに、オーディオ・マニアというものは、そのせっかく混ぜ合わせたオーケストラの音を分離しようとする』と言ったとか言わなかったとか。典拠も真偽も不明ですが、いかにもというお話しです。

あるブログでは、『オーディオマニアの自慢には、演奏会場にいるように各楽器が見えるなんてのが良くあるが…』『高価なオーディオを自慢する輩は、ほんとうのところ楽器の場所当てゲームしかしていない』と、ありがちなオーディオマニアのあり方をさんざんにこきおろしています。実際のところ、そういうオーディオも多いのです。

空間合成にはなっていないので3点ステレオ的で、リスポジや背後や左右の反射などによって、立体定位はかえって不安定になります。

不安定という意味は、本来の定位からずれて音が飛んだり、条件次第であちらこちらに定位するということです。逆に言えば、条件をあれこれ替えればかなり恣意的に定位位置をコントロールすることができるということにもなります。左右のパネルや反射拡散グッズを総動員、駆使して、響きを付け加えマインドコントロールをするというわけです。しかし、それは正確性や原音忠実度を損なった独善的な再生音に過ぎません。どんどんと「楽器の場所当てゲーム」だけになっていく。



センターパネルはご託宣に従って即撤去したものの、左右のパネルでいろいろ試行錯誤して粘ってみました。

…が、ダメでした。

完全撤去は、その1年後のこと。喜んだのは、地震がまたあったら危ないと言い続けてきた家族でした。まあ、ローボード上の設置ということに無理があったことも確かです。

サーロジックの音響パネルは、よほどの問題を抱えた音響環境でなければほとんど必要性はないでしょう。オーディオ機器も、CDやLPなどの録音も、もともとふだん暮らしている家庭の環境で聴かれることが前提になっているからです。

欠点がない部屋というのはないでしょうが、それはセッティングやアクセサリーの工夫で十分に対策はできるのだと思います。石膏ボードの壁も、ちょっと重めの額縁の絵を架けるとかレゾナンスチップなどでイヤな鳴きは改善できます。最近は、珪藻土の塗り壁というものもありますし、思い切って天然木の壁パネルでリフォームしてしまうということもあるでしょう。居住空間としての快適さ、視覚的な佇まいということこそ大事だと思うのです。



ルームチューニングは、《音を作る》ということではなく、あくまでも《音を整える》あるいは部屋の《佇まいを快適なものにする》ということだと思います。部屋は環境であって、音を出しているのは、プレヤーなどの音の入口から始まってアンプからスピーカーまでだからです。

サーロジックの音響パネルは、いずれにしてもやり過ぎなのです。

オーディオの楽しみは《音楽づくり》だと思うのです。それが《音をつくる》という図画工作になってしまえば身も蓋もなくなってしまいます。

粗大ゴミは大きくて重たかったけれど、学べたこともたくさんありました。

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