TD124を購入する際、最後まで候補に残ったのが同じアイドラー型(厳密にはベルトのあるなしがありますが)のレンコGL75でした。
レンコというと、日本語のウェブサイト等はそれほどありませんが、欧米ではLenco専用のサイトが複数あるくらいマニアな方が多いブランドで、その中でもL75(もしくはGoldring Lenco名義のGL75)は太いスピンドルと重量級のプラッターを持つ「改造して音が良くなる」レコードプレーヤーと言われているようです。
TD124購入時は。。。ミーハーなうえにカネで解決するという私の悪いクセもあり、専門のビンテージショップにて整備をして頂いたTD124を購入し、その後フル稼働させています。
結果的に当時TD124を購入したのは間違いではなかったと確信していますが、ずっとレンコ製のTTにも未練があり、最近某オクで適当なものがあったので衝動買いをしてしまったところです。L75ではなく、プラッターが軽く、ベアリングも小型なB52というモデルで、東亜が輸入代理店をやっていたようです。

ベアリングはもちろん、各パートに注油したり、分解清掃をしたり、構造が非常にシンプルなこともあり、色々と楽しくやっていたのですが。。。トーンアームの配線内部切れが発覚し、自分では絶対どうにもできないのをわかっているのでいつもお世話になっているビンテージ等販売ブランドのA氏に修理をして頂きました。
その結果回転も安定し、妙なノイズもなく安定して鳴っています。
ところで、こちら購入時からオーディオテクニカのAT6という年代物のMMカートがついていたのですが、針を新品(デッドストック?)交換したところ、むかし素人考えでSPUに求めていた音。。。太く、ナローながらもミッドレンジが充実している音?。。でした。 勿論SPUの方が「綺麗」ですしMC故に同じ音ではないのですが、こういった古いMMというのも面白いですね。 某オクを見ていたら案外交換針などは頻繁に落札されているということは、案外未だユーザが多いのでしょうか。。