のびー
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ロンドンに移り住んで25年目となりました。240V環境の恩恵に浴すも、やはりオーディオは日本がおもしろい。年に数回の帰国の際の物色を何よりの楽しみとしております。

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オーディオの鉄人

昔、料理の鉄人という料理バトルの番組があり、和、洋、中という異なる料理分野を代表する3人の名料理人が名人芸を披露していました。

コロナ禍にもかかわらず海外からやって来て、2週間の隔離生活を我慢したことのご褒美に、3人のオーディオ伯楽のお宅を続けて訪問させて頂くという幸運に恵まれました。

「オーディオの鉄人」と記しましたが、何かの課題で対決したというわけではなく、単に私がお宅にお邪魔して磨き上げられた音を鑑賞させて頂いただけです。

訪問先は順に、X1おやじ邸、GRF邸、Harubaru邸で、X1邸はMFさんと同行、GRF邸、Harubaru邸は私一人で伺いました。

拙宅にはB&W800D3とGerman Physiksの2組にメイン・スピーカーがあります。X1邸、Harubaru邸には800D3が、GRF邸にはGerman Physiksがあり、耳馴染んだスピーカーを鉄人たちがどう鳴らされているのか、非常に参考になりました。


X1邸

最近kanataさんが大変読み応えのある訪問記を上げられています。
https://community.phileweb.com/mypage/entry/2654/20210522/67713/

X1邸の魅力は、何といっても広大な専用室と強力な電源にサポートされたスケールの大きい再生で、ホームオーディオの域を超えた無二のものです。ルーム・チューニングも奏功して、前回の訪問時より音場の上方への展開が素晴らしく、まさに大ホールのS席で聴く満足感を味わえます。そして何よりも音、音楽が楽しい。おやじさんの評価軸もその辺りにあると思いました。

簡単には語り尽くせないX1邸のオーディオで、今回私が強く感じたのは以下の2点。

800D3の高域
拙宅同様、X1邸でもモノラルアンプ4台での駆動です。やはりダイアモンド・ツィータの音色が気になりました。拙宅では高域側のレベルを3dB以上絞り、平行法で音軸をオフセットさせることで、私が満足出来るバランスにしています。X1邸では、SP正面をリスナーに向け低域、高域を全て同じアンプで同じレベルでドライブしています。抜群の解像度とトランジェントの良さが光りますが、このスピーカーの素のバランスは私の好みとは少し違うことを再確認しました。ただ、当日の早い時間帯は、なぜか電源事情が良くなかったようで、帰り際には全体的にキツさが取れて来ました。

ALEXX+とGEMのリボンツィータ
800D3と同様、高域のキツさを感じることがあり、GEMのリボンツィータを外した方が良いのでは?と何度か感じ、失礼にもそのように申し上げました。ただ800D3と異なり音色が気になりません。オペラの重唱や交響曲のトゥッティでの弦の厚みは、オーディオ装置で聴けるレベルを超越し、大面積振動板のツィータを追加した効果をまざまざと聴かせます。リボンツィータの駆動用に使用されているFirstWattのSIT-3も素晴らしく、何枚か聴かせて頂いた後は、リボンツィータを外すことは考えられなくなりました。


GRF邸

GRFさんは、近年の私のオーディオの師匠で、来日の度に訪問させて頂きセッティングから音楽の聴き方まで幅広く教えて頂いております。非常に高いレベルを維持しながら、毎回、何某かの変化があることも楽しいです。
今回のハイライトは、光カートリッジの素直な位相特性を十分に活かしたアナログとは思えない3次元音響空間の再現です。最近のGRF邸の様子は、これもまたkanataさんが素晴らしい訪問記を書かれていますので、ご参照下さい。
https://tannoy.exblog.jp/32216280/
(写真はGRFさんのブログから。当日の様子は少し異なります)

この内容に私が追加することは殆どありませんが、今回、私が感じたポイントは、やはり「再生技術」の高さです。GRF邸ではTroubadour 80+TW3の基本構成にTroubadour 40+TW5を加えた再生を過去に何度も聴いています。回を重ねるごとにレベルが上がり、今回はこれまでで最もフォーカスの合った透明感の高い3次元再生に到達したと思います。光カートリッジを調整される過程で、CD再生も良くなったのでしょう。

普段よりも少し低目の音量で始まり、徐々に音量が上がっていく展開でした。音量が低目の越路吹雪のリサイタルでは、音量ゆえかソースに入っている音がそうなのか分かりませんが、音がステージの後方から聞こえてきます。音量と音場の距離感が合致しており小音量でも臨場感は非常に高いことに驚きます。その後、ブラームスのセレナーデ、シュトライアーのコントラバス協奏曲に移るに連れ音量が上がり、ステージの前後空間を表出する立体的な音場が展開します。

更に驚いたのは、定番カンターテ・ドミノのアナログとCDの比較。フォノ・イコライザーもDACもemmなので!?音色と音の出方がそっくりです。DACをMolaMolaに変えるとCDの音が(大袈裟ですが)大きく変わります。そこではクォリティの優劣は問題では無く、純粋に違いを楽しむことが出来ました。


Harubaru邸

私と同様、MFPCでのデジタル・ファイルをメイン・ソースとされています。
「伝道師」と言われるウェルフロートを駆使したセッティングは益々成熟し、以前と同じ機器でも一段と瞬発力のある鮮明な音に進化しています。
Harubaru邸の近況はベルイマンさんが詳しく述べられています。
https://community.phileweb.com/mypage/5440/

今回のハイライトは新しく導入された真空管アンプですが、従来から使用されている機器の使いこなしで全体的にクオリティ・アップされたことが印象的です。

あらためて感じたHarubaru邸の印象はパーソナルな空間。22畳、天井高3mという空間容積に恵まれた環境ながら、再生される音楽の鳴り方がパーソナルです。歌い手が自分のためだけに、こちらを向いて歌ってくれているという感覚に陥ります。そのためのノイズや振動対策は参考になる点が多々あります。800D3の高域もここでは殆ど気になりません。音量も含め鳴らし方を心得ておられるからでしょう。

再生環境のSN比は都心のマンションとは思えないレベルです。
CDプレーヤーに使用されている電研トランス(NCT。シリーズで2台使用)は、言われないと存在に気付かないほど静かですが、MFPC再生時にNCTへの電源を切ったら一段と静かになりました。CD再生ではNCTのメリットを評価して積極的に使用されておられるのにMFPCでは使わない。頭でっかちにならずに柔軟に対応されておられるのは流石です。


X1おやじさん、GRFさん、Harubaruさん、貴重な機会を頂き本当にありがとうございました。MFさん、遠距離の運転とPCのセッティングお疲れ様でした。

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2018年3月、1986年から(32年間)一貫してJBLをメイン・スピーカーとしてきたオーディオ・ライフに別れを告げ、B&W党となりました。2015年のピアノ購入時にオーディオ部屋(約30畳)をピアノに明け渡し17畳程度の今の部屋に移動して以来、私のオーディオはある意味、ダウンサイジングを進めています。この部屋は全くの専用室で、内装や壁内配線の手配をしたので、これまでより気ままに聴けるので満足…

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