のびー
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ロンドンに移り住んで25年経ちました。240V環境の恩恵に浴すも、やはりオーディオは日本がおもしろい。年に数回の帰国の際の物色を何よりの楽しみとしております。

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Eva Cassidyを聴く

先日、『僕は何をどう聴きたいのか?』という日記を書きました。

その際、重視するポイントの一例として「録音時の空気感や演奏者の気迫が感じられる」こと、具体例としてEva Cassidyの、”Nightbird”より”Live at Blues Alley”がより好みであること述べました。

Evaの1996年1月のライブ・パフォーマンスの何曲かは、”Live at Blues Alley”、”Nightbird”、”Songbird”の各アルバムに収めれています。試聴に良く使われる”Fields of Gold”を聴くと、同一音源であるにもかかわらず、アルバムごとにマスタリングが異なっており、どの収録が好みか?このコミュでも何度か話題に上りました。

私は、”Live at Blues Alley”と”Nightbird”のCDを所有していますが、”Songbird”は未聴であるためコメントしなかったのですが、ベルウッドさんから、「”Songbird”のアナログ盤を聴いたところ、どうもそのミックスが、”Live at Blues Alley”ではなくて”Nightbird”の方と共通だという気がしてならないのです...(中略)...Eva Cassidyもアナログ盤との比較がないと片手落ちのような気が…(笑)」というベルウッドさんらしい挑発的な!?レスを頂戴しました。

「望むところだ!」とばかりに即座にいつものDiscogsで“Songbird”のアナログ盤を購入。更に “Songbird”のCDも購入しました。ちなみに総プレス数が限られているアナログ盤は£50、大量にプレスされたCDは£0.95で価格差は50倍以上もあります。どちらも1998年の制作・プレスでUK盤です。

以上が今回の日記の背景になります。

早速聴いてみました。試聴システムは、800D3のシステムです。曲は”Fields of Gold”と”Autumn Leaves”。まずはデジタル・ファイルでの再生。

”Live at Blues Alley”:1996年リリース。カッティング・レベルが最も低くアナログ機器由来と思われるノイズが多い。ボーカルがオフ気味で空間に溶け込む。あまり編集せずにマスタリングをした印象。

”Songbird”:1998年のリリース。カッティング・レベルは少し高くアナログ機器由来のノイズは少し目立たない。ボーカルに少しだけ重みとエッジが付き空間に浮かび上がる。”Live at Blues Alley”では録りっ放し感があるが、必要な編集を施してマスタリングをした印象。

”Nightbird”:2015年のリリース。前述の2盤より明らかにカッティング・レベルが高く、更にノイズ・リダクションのデジタル処理を施したのかノイズは目立たない。ボーカルに実体感があり、個々の楽器の音像も明確。総じて”Songbird”と同じ方向性ながらそれをさらに強調したようなマスタリング。個人的には加工のやり過ぎ感は否めない。

続いて、”Songbird”のアナログ盤を聴きます。CDと同じ1998年のリリースです。オリジナルがデジタル録音であるにもかかわらず、アナログの響きが良く合います。アナログ化の過程でボーカルが更に重みが増した印象で、その点では”Nightbird”に近付いたとも言えますが...


"Eva Cassidy Web Site"や”Nightbird”のライナーノーツから、録音時の様子がある程度分かります。

+ 録音はADAT3台によるデジタル録音。

+ 各楽器に配されたマイクはミュージシャン所有のマイクで、Blues Alley据付のミキサー卓経由で録音。

+ ”Nightbird”付属のDVDで、当日のセッションの配置が分かる。録音の音像は概ねその配置通りに現れる。

+ 1996年1月2日、3日の2夜のセッションを録音したが、2日の分は機器の不良から全てダメで3日の夜のセッション分のみを使用。3日のセッションはメンバーにとって文字通り背水の陣。

+ ライブ当日、Evaは風邪気味で声が普段のように伸びず、Evaはこの録音を廃棄することも考えた。


デジタル録音にも拘わらず、付帯ノイズが多いのはPA用のミキサー卓由来だと推察されます。”Songbird”でボーカルが少し強調されたのは、”Live at Blues Alley”でのEva自身が不満だった点を修正したのだと思います。

PA機器を介したパフォーマンスの再生評価は本当に難しいです。そもそも当日のライブで聴こえた音は、どの盤からの再生音とも大きく異なっていたはずです。そんなことをアレコレ考えながら、選択した2曲を4種類の音源で繰り返し聴いているうちに、段々とどうでも良くなってきました。

Eva Cassidyは大好きな歌手ですが、彼女のことは2009年頃(リーマンショックの直後だったので覚えています)にオーディオ店で耳にするまで全く知りませんでした。
私自身、ロックやポップスを熱心に聴いたのは80年代半ばまでで、それ以降はジャズやクラシックに興味が移ってしまい、ロックやポップスの新たな音源をアルバムとして楽しむ機会が減ってしまったのです。Eva Cassidyも”Fields of Gold”や”Autumn Leaves”のような代表曲をPlaylistに入れて聴いていますが、アルバムを通しで聴くことは殆どありませんでした。


今回、比較のために各アルバムを通して聴いてみました。特に”Songbird”は、Compilationながらアルバムとして纏まりと聴きごたえがあり、比較試聴を終えてからも何度も繰り返し聴きました。

ああ、やっぱり『僕はこんなアルバムをこんな風に聴きたいんだ』と思いながら。

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2018年3月、1986年から(32年間)一貫してJBLをメイン・スピーカーとしてきたオーディオ・ライフに別れを告げ、B&W党となりました。2015年のピアノ購入時にオーディオ部屋(約30畳)をピアノに明け渡し17畳程度の今の部屋に移動して以来、私のオーディオはある意味、ダウンサイジングを進めています。この部屋は全くの専用室で、内装や壁内配線の手配をしたので、これまでより気ままに聴けるので満足…

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