GRIMM AUDIO
CC1
¥522,900(税込)
発売:2008年
いろいろな音質が楽しめる
Grimm Audio CC-1
PCオーディオにはクロックが必要不可欠でしょう!という思い込みから導入しました。
クロックの供給は以下のように行っております。
TASCAM DV-RA1000HD→Grimm Audio CC-1→LynxAES16e,LynxAurora8
確かに音像はピシッと定位するようになり、各帯域の解像度は向上します。
ただ、Antelope OCXのように低域がぐっと出てくるようになるわけではなく、非常に現代的な鳴り方といいますか、俯瞰しているといいますか、一歩引いたものになります。
ここの好みは人それぞれだと思いますが、自分の環境及び好みだと、ボリュームをぐぐっと上げた時に高域がヒステリックになりがちと感じたため、第一感はこりゃ失敗したかな、でした。
ただ、音質はCC1をマスターではなくスレーブで動かすことによって、方向性をやや変えられます。同時期に導入したTASCAM DV-RA1000HDをマスターにすることによって、幸いにもちょうどいい感じになったため、それで常用しています。
他にも店頭にCC1を持ち込んでAntelope OCXをマスターにしてみたりしましたが、OCXのバランスのまま、解像度がぐっと上がるような感じで、マスタークロックを生かしつつ、質を上げるような効果を持っていると思います。
(ものは試しで、ルビジウムを突っ込んだOCXをマスターにしたら、どうなるか聞いてみたいところです。)
【SPEC】●ワードクロック入力インピーダンス:75Ω ●ワードクロック入力スレッショルド:>0.5Vpp ●ワードクロック出力インピーダンス:75Ω/30Ω(low:選択可能)●ワードクロック出力電圧:2.7Vpp(終端あり)/5.5Vpp(終端なし) DC coupled ●ワードクロック入出力レイテンシィ:<50ns(入力クロックのジッターによる) ●内蔵クロックジッター:2.1ps RMS(above 10Hz) ●クロック周波数(マスターモード):44.1/48jHz(および、その2倍、4倍)±10PPm(5-50d℃)●PLL性能(スレーブモード):90dB減衰@10Hz60dB/dec改善)●頻度ロック範囲(スレーブモード):±50PPM ●最大動作気温:50℃ ●消費電力:15W ●外形寸法:430W×44H×200Dmm ●質量:4kg