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リタイア後、クラシック音楽と洋画を中心にオーディオ&ビジュアルを楽しんでいます。楽しみ方はピュアオーディオよりはホームシアター的にと言ったら良いでしょうか(例えば、オーディオはステレオよりもマルチチャ…

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新国立劇場のオペラ「トゥーランドット」

新国立劇場の2018/2019シーズン最後はプッチーニのオペラ「トゥーランドット」です。これは、「オペラ夏の祭典2019-2020」と銘を打ち東京オリンピック等を見据えた都と国の共同プロジェクトで、東京文化会館から始まり新国立劇場、その後はびわ湖と札幌での上演が予定されています。
その中で東京シリーズ最後の公演を観てきました(7/22)。

プロジェクトの推進は新国立劇場オペラ芸術監督の大野和士とバルセロナ・オリンピックを手掛けたスペインの演出家のアレックス・オリエです。その謳い文句に「この公演でしか実現しえないスペクタクルな演出は必見です」とあります。
結果はまさにそのとおり、演出が説得力のある優れたもので大いに満足できるものでした。
かねがね本作には3幕のリューの死以降はパワーがなくなり失速してしまうという弱点があると思っていました。
実はこれはプッチーニ自身がリューという女奴隷が自害して唐突にハッピーエンドを迎えるという結末に適切な答えを与えられないまま死去したことに起因していると思います。これを引き継いで完成させた作曲家アルファーノ版以外にも他の作曲家の補作やプッチーニ・オリジナル版ともいえるリューの死で終わる上演もあり、未だに試行錯誤が続いているのではと思います。
今回の上演は、その混乱への一定の答えを出したのではないかと考えます。

幕が開くと舞台は古代の中国ではなく人民が虐げられ抑圧されたどこかの専制国家のように見えます。
トゥーランドットの登場時には高い所から見下ろす権力者が強調されています。カラフが目指すのは愛ではなく権力にあるという解釈のようです。
そして舞台回し役の3人の大臣ピン、ポン、パンの扱いがおもしろく、1幕でのカラフの自身の首を賭けた挑戦宣言のドラ叩きを邪魔するときは浮浪者風の庶民で、それが2幕の幕間狂言では労働者風になり、3幕でようやく大臣で現れます。各幕のその場に相応しい役柄に変えているように見えます。
オリエ演出の特徴は極力ファンタジー色を廃し、有名なメトのゼッフィレッリ演出のや北京紫禁城でのチャン・イーモウ演出の豪華さとは一線を引いたリアルな世界観にあります。
そして問題の3幕のフィナーレ、ネタバレになるので控えますが、なるほどと思わせる結末になっています。今までは弱点と思われたアルファーノの音楽が一転して効果的となるのも計算されたことなのでしょうか。

演奏される音楽面については万全の出来で文句のつけようがありません。
今回のオーケストラは大野が音楽監督を務めるバルセロナ交響楽団、いつもの東京フィルとは一味違う隈取のはっきりした、それでいて柔らかい明るめの音です。これがラテン的味わいでしょうか、本上演にはとても効果的に思えます
歌手陣については、リューの中村恵理は声がよく伸びて演技も素晴らしく、NHKのニューイヤー・オペラコンサートで見るのとはまるで印象が異なり、改めて国際的な歌手だということを認識させられた思いです。
カラフのテオドール・イリンカイはサイモン・オニールからの代替出演ですが、あの「誰も寝てはならない」など、まさに若々しいテノールの魅力を十分に聴かせてくれて交代が成功しています。
トゥーランドットのイレーネ・テオリンは、過去に聴いたイゾルデやブリュンヒルデよりも持ち前の強烈な高音が役柄により合っていると思いました。
あと特筆すべきはもう一人の主役と云うべき合唱です。今回は新国の他、びわ湖と藤原歌劇団の合同ですが、びしっと揃った声の迫力に圧倒されました。児童合唱もバランスがとれ、合唱全体としてオペラの牽引に大いに貢献していたと思います。

そしてもう一つ付け加えたいのは、演出で損なわれたとみえるエンターテインメントの面についてもドラマ性を高めたことによってかえって魅力が増したと思われることです。
このような優れた上演はブラッシュアップが必要だと思いますので、ぜひ今後の再演を期待します。そしてその後は海外公演も視野に入ってくるのではないでしょうか。
「オペラ夏の祭典2019-2020」としては来年夏にワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」が予定されています。今春の「紫苑物語」から続く大野和士氏の大いなるチャレンジに一層期待したいと思います。

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T-3G

VIENNA ACOUSTICS

T-3G

¥669,900(税込)

発売:2005年3月15日

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艶のある音色と深い低音が魅力のスピーカー

購入したときはT-3Gでしたが、現在は本国と同じBEETHOVEN CONCERT GRAND名で売られています。
CONCERT GRANDはこの下に BEETHOVEN BABY GRAND、MOZART GRANDなどがシリーズ化されており、その名からクラシック音楽を愉しむために作られたと容易に想像できます。

形状は大型のトールボーイですが、付属のアルミ製スタンドに取り付ければ安定性は十分で、昨年の大地震でも問題はありませんでした。
ユニット構成は3ウェイですが、特徴的なのは3つのウーファーで一番上とその下2つとは動作が異なり、下2つがより低域をカバーするスタッガード構成のようです。
レビュー測定データからは90Hz近辺でインピーダンスが公称4Ωから2.8Ω程度まで低下するとありますので電流駆動能力の高いアンプの使用が望まれます。
AVアンプでもよいのですが、単体アンプ(MARANTZ/PA-01)で駆動すると俄然低域の緊張感が高まり音楽のスケール感が広がります。
なお低域にキレを求める場合には真空管アンプでは厳しいかもしれません。

使いこなしはそれほど難しいとは思いませんが、設置にはSPスタンドのスパイクをクリプトンのマグネシウム・インシュレータで受け、ジルコンサンドと鉛版入りの自作ボードに乗せています。
また、SP後方にサーロジックのLVパネルを置いています。

音質は滑らかで艶のある音色と体を包み込む深い低音が魅力です。
交響曲など音楽を分析的に聴こうとしてもそれを許さず、結局、体全体で受け止めるようになります。
そしてさらに重要なことは長時間聴いても自然で聴き疲れしない点にあると思います。
クラシック以外にジャズやポピュラーなどの音楽はもとより映画との相性もバッチリだと思います。
使い始めて5年半経ちますが、まだ当分手放せない存在です。

【SPEC】
●型式:3ウェイ5スピーカー リアバスレフ型 ●ユニット:17.5cm XPPスパイダーコーンウーファー×3、14cm X3Pコーンミッドレンジ、2.5cmシルクドーム型トゥイーター ●インピーダンス:4Ω ●再生周波数帯域:28Hz〜22kHz ●音圧レベル:91dB ●クロスオーバー周波数:110Hz、2.5kHz ●許容入力:50W〜300W ●カラー:ローズウッド ●外形寸法:190W×1085H×400Dmm(アルミ製スタンドを除く) ●質量:32.5kg(1本)

マイルーム

マイルーム
マイルーム
持ち家(戸建) / 専用室 / オーディオ・シアター兼用ルーム / ~14畳 / 防音なし / スクリーン~120型 / ~7.1ch

オーディオ系はセンターレスの前方2.1+後方3CHの6.1CH構成、ビジュアル系は2k/110インチ投映です。 使用機器類  【スピーカシステム】:VIENA-ACOUSTICS/BEETHOVEN-CONCERT-GRAND(L/R), AUDIOPRO/IMAGE40(SL/SR), AUDIOPRO/IMAGE21(SB-C), AUDIO-PRO/SUB BRAVO (LEF), T…

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