連休も後半戦を迎え黄砂が飛び交う中、このコミュでも数少ない"KEF REFERENCE 205"使いであるFCAさん邸のシステムを聴かせて頂きに行ってきました。


我が家から電車で一時間少々、最寄駅までFCAさんに迎えに来ていただきお家にお邪魔すると、ありました。
六畳和室を縦使いになさった専用室によだれの出そうな、もしくは私のような初心者には見たこと・聴いたことのない銘機の数々が！




・・・・私残念ながらここら辺のことは詳しくない（とくにアナログ関係はチンプンカンプンです）ので、またFCAさんご自身もまだ所有製品に登録なさってないものがあるとのことですので、具体的な機器名および接続等に関しては記することを御容赦ください。・・・・

さてお茶もそこそこに早速聴かせて頂きますと、意外や意外！
以前からちょこちょこ交流させて頂き、また先日も直接お話しさせていただいたFCAさんですが、その理系的(?)イメージとはうらはらに出てくる音は豊潤そのもの。
きつすぎる事なく上品な高域、潤い感たっぷりの中域、程よくしかししっかりと鳴る低域。
それらの成分が絶妙のバランスで調和した情感たっぷりでふんわりとした響き。
まるで上質なお酒をいただいたときに感じるような馥郁たる余韻。。。

　　　　　『・・・ほんとうに聴くほどにどんどん心地よくなってくる・・・』


我が家の205や205/2では決して聴くことのなかった音、またショップや試聴会でも聴いた事などなかったKEFのスピーカーの潜在力にはじめて気づかせて頂きました。
正直今回聴かせて頂くまではKEFのREFERENSEシリーズの特徴は、『解像度が高く定位感のしっかりした、しかし時として少し高域がきつく聞こえることもある』で、柔らかい音とは対極にあるスピーカーであると思っていました。

比較して、我が家では定位感ばかりの追及で肝心の音楽性や芸術性を感じるところまではなかなか・・・
おおいに反省しています。
　　　　（さっそくまずスピーカーセッティングを見直そうっと！）←心のつぶやき


今回御訪問し、データや情報にアンテナを張りつつ徹底的に試聴を繰り返し、"ご自分の耳を信じ、ご自分の音の完成"　を追及されているFCAさんの真摯な姿勢におおいに感銘を受けた次第です。

FCAさん大変ありがとうございました。

この記事へのレス(4)

前モデルREFERENCE205との外見上の違いは筺体上部のハイパー・ツイーターがなくなったこと、ピアノ塗装仕上げが加わったこと、前面のサランネットが上下二分割になったことぐらいです。

しかし音はグンと深化しています。
オースチンuniQツイーターが高低に伸びたことでハイパー・ツイーターが無くなったことにより、KEF社のスピーカーの特徴である定位感がさらに完璧に近づいたとのことですが、それにプラスして時として耳障りだったシャーシャー音が和らげられています。
また従来弱点といわれていた低域の伸びや量感も十分満足できるレベルになり、加えてスケール感もぐっと加わったかなと思っています。
これはＷウーファーがパラレル駆動に変更されたためだと聞いて納得です。

第十世代uniQが出ている以上もうまもなく新REFERENCEシリーズが発表されるかもしれないですが、それでも大満足のスピーカーです。

この製品レビュー/コメントへのレス(0)