チーターラン
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オーディオ出血熱再発しました。 治療には輸血(借金)が必要です。

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LINNの病い再び(アルツハイマー編)

みなさんお久しぶりです。
前回日記を更新してから3年もたってしまいました。
月日が過ぎるのは早いですね。
みなさんがブリバリ更新して行かれる様子を、いつも楽しく拝見させていただいております。(うらやましくなんか、ないんだからね!)
また少々お目汚しをお許し下さいませ。



数週間前


先日の友人訪問後、AKURATE DSMにノックアウトされた私は、資金繰りを考えていました。
友人の言った通りの展開を少々シャクに感じながらも、売却処分する機材を考えながら、KLIMAX DSM/1へ思いをはせていました。

再生に特化したDSよりクオリティが落ちると言われていますが、AV環境との融合と言う魅力に抗えませんでした。
トリノフもちょっと考えましたが、高すぎて手が出ない上に、試聴会でもないと聴く機会がありません。
KLIMAX DS/2の試聴は出来ましたが、DSMは結局未試聴で購入に踏切ました。

KLIMAXシリーズ、まさか自分が手を出す事になるとは。
人生何が起るか分からないものです。
これで私も、ステージ3は超えたかな。

KLIMAXシリーズってちょっと野球みたい、とかつまらない事を考えながら、自分へのクリスマスプレゼントの準備を進めました。



数週間後


思ったより小さい、が第一印象でした。
そっとテープ類をはがし、ヒンヤリとしたアルミの感触を楽しみます。
開梱したKLIMAX DSM/1を一旦廊下の隅に置いて、ケーブル類を取りに.行きました。

今日は家族が家に居るので、リビングに物を置くのは危険です。
少しずつ運んでセッティングするつもりでした。
HDMIケーブル数本と電源ケーブルを持って、うきうきで戻って来ると、そこにはシュールな地獄がありました。

母「この体重計、壊れてんのちゃう?」
妻「電池が入ってないのかな?」

私「ちょおおおおおおっとおおお!」
私「何やってんのおおおおおおおおおおおお!」

母がKLIMAX DSM/1に載っていました。

母「何って、体重量ってるんやないの。」

妻「お子ちゃんの体重量ろう思って。」
「じっとせえへんから、お母さんにだっこしてもらって、体重計に載って貰おう思て。」

私「...いやいや、体重計ちゃうから!」「ネットワークプレイヤーやから!」
妻「なんか体重計にしては重いなーと思った。」

油断も隙もありません。

ううう壊れてないかな。
設置前に母が設置されていました。



体重計と並べてみました。似てますかね。


LINN「リンジャパンでございます。」
私「すいません、つかぬ事をお聞きしますが、KLIMAX DSM/1の耐加重はどのくらいでしょうか?」
LINN「……はい?」

私「あっ、あのえーっと、スタック置きしてみたり、パワーアンプを同シリーズで揃えた場合、何台積めるのかなと思いまして…。」
LINN「ああなるほど、かしこまりました。少々お待ち下さい。」

ふうっ。 スタック(母)。
やはり体重計に載っているようにしか見えない絵面です。
なんかかっこ良く言ってみました。

LINN「お待たせしました。」
「直接の重ね置きは、おすすめ出来ません。」
「アルマイト製フットに付いているゴムが、KLIMAXのアルミボディと化学反応をおこし、痕がついてしまいます。」

「重ね置きで、音が良くなる訳でもないので、おすすめ出来ません。」
「短期間であれば、イベント等でやむなく重ね置く場合もありますが…。」

私「ネットで、4台か5台を重ねて置いてあったのを見た事あったので、何キロぐらい置けるのかと思いまして。」

LINN「堅牢なボディなので、そのぐらいなら大丈夫と思いますが…。」
「単体で置く事を前提とした製品ですので…。」
「お客様がどうしてもとおっしゃるなら、我々はお止めできませんが…。」

私「うう、すいません。ありがとうございました。」
LINN「とんでもないです。お問い合わせ、ありがとうございました。」


50kg載っても大丈夫ですか? とよう聞けんかった。
私の根性無し!


ま、まあ大丈夫でしょう。堅牢なボディだし。

念のため、へこんでないか確認します。
見た感じは大丈夫。

高さを確認します。
LINN JAPANのHPでは、KLIMAX 3種とも高さ60mmですが、LINN UKのHPでは、なぜか同じボディなのに、Exakt DSMは高さ62mm DSは60mm DSMは61mmと異なります。

さて我が家のKLIMAX(スタック)DSMは っと…60mm。
うむむっ 1mm縮んだか?それとも元のままか?分かりません。

ま、まあ大丈夫でしょう。堅牢なボディだし。


AKURATE DSMの時も生っぽさに感心しましたが、KLIMAXは生き生きしてる感じがします。ステージも広がった感じです。
病気のステージじゃないですよ。

DS/2を試聴した時に感じた、生き生き感に似てる気がして、嬉しくなりました。
DSとDSMは、同時に聴き比べないと、分からないくらいの差かなーと思いながら、音だし&故障確認は無事終了しました。
良かった壊れてなくて。




母「あんた、今日は暇なんか?」
私「特に予定ないけど。なんかある?」
母「じゃあお父さんの病院へ行ってくれる?」
私「いいよ。行こか。」

私の父はアルツハイマーで入院しているので、たまに母や妻と一緒に見舞いに行くのです。
母はちょくちょく行ってます。
私がいると車で行けるので、みんなで行く事にしました。

最近は症状が進行し、ここ5年程口をきいていないので、母が心配していました。
何をしてもほとんど反応が無いのです。

私「ちょっとでもしゃべってくれたらなー」
妻「そうやなー」

母「たまにしゃべりたそうにしてんねんけどな。」
私「ええ音聴かせるんが、良いんちゃう?」
母「ええかげんにし!」

そんな事を言いながら病院に着きました。


病室に来ました。

母「あんた、来たで。」
父「…」

妻「赤っちも来たでー。」
赤「じいじ、じいじ。」
父「…」

私「なんか食べたい物ある?」
父「…」


母「うーん、いつも通りやな。」
父「…」

妻「ところで、お母さんが載った機械大丈夫やったん?」
私「そうや、販売代理店に問い合わせたり、大変やったで。」

母「そんな、大げさに言いな。」「大した事ないやん。」

私「大した事あるよ!、アレなんぼすると思ってんの!」
(あっしまった。)


母「なんぼすんの?」
妻「いくらなん?」
私「...」

母「いいなさい!」
母「最近黙ってたら、いっぱい買うてからに!」

私「あうあう」

妻「はやく自分で申告したほうが、怒られへんのちゃう?」
妻「はよ言うたら怒らんから。」
私「機材売って買ってるから、持ち出しは少ないねんけど…。」

母「早よ言い!」

私「にひゃくうんじゅうまん ごにょごにょ」

母、妻「はあっ!!!」「なんやてえええ!!!」
見た事無い鬼の形相が2つありました。


父「…ブス。」


私「えっ」

母「お父さんがしゃべった!」
妻「なんか ブスって聞こえたけど。」

母「おとうさんがしゃべったで、もう一回しゃべって。」
父「…」

母「おとうさんが5年ぶりにしゃべったで。」
私「これをきっかけに、回復して行けばいいね。キリッ。」

母「何言うてんの、それとこれとは別やで。」
妻「そうやで、たっぷりしぼったるからな。(ブスの分も)」
赤「しぼるー」

私「おっ、お父さん助けてええ!」
父「…」



おしまい。

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一入一捨だった部屋
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持ち家(戸建) / リビング兼用 / オーディオ・シアター兼用ルーム / ~14畳 / 防音なし / スクリーン~120型 / 8ch以上

オーディオ製品を一つ購入すると一つ処分される、緊張感ただようサバイバルルームだったのですが...。 人は、変わって行くのですね。あまり怒られなくなりました。 ネットワーク環境も加わりました。 結構機材が入れ替わりました。また入手記を書こうと思います。

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