久し振りの書き込みです。
きょう、あす広島交響楽団の特別定期演奏会が、大植英次のタクトでモーツァルトのヴィオリン協奏曲3番とマーラーの交響曲5番という両日同じプログラムで開催されます。初日の演奏を聴きました。
素晴らしかったです。
この演奏会は、被爆70年の記念の年を締めくくるものとして大植さんが選曲しました。8月の平和コンサートは、アルゲリッチを招き大好評でした。それを受けて追加された特別な定演です。
モーツァルトのソリストは、長身の佐久間 聰一。きょうの座席は、下手前から三列目の端っこでした。
ややデッドな旧厚生年金ホールなので音響的には全く過不足はありませんでした。マーラーでは、8本のコントラバスが目前でガンガン鳴って気持ちよかったです。
小柄な大植さんの指揮は、ダイナミックでしかも繊細。時に第一ヴィオリンよりも更に客席側に顔を向けて表情を見ているだけで音楽に引き込まれます。
つい1週間前に広島市内の市役所のロビーや美術館のエントランスなどを巡回するミニコンサートのイベントを開き6000人を動員、その後ハノーバーで演奏会を一本こなしてトンボ帰りして、3日間リハをしてきょうの本番という超人的なスケジュールをこなしています。
広響も色々聴きましたが、きょうが1番です。やっぱり指揮者の情熱が団員に乗り移ったかのように弦はよく歌い、管は、高らかに伸びやかに響いていました。
広島にいらっしゃったら是非あしたの演奏会にお越しください。
4月には、新築の東広島芸術文化ホールの柿落としに小林研一郎が来演。チャイコフスキーの5番を演奏します。これも今から楽しみです。